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携帯電話のアクセス方式について教えて下さい。
周波数分割多重化方式や時分割多重化方式はなんとなく理解できるのですがスペクトラム拡散方式はどういった仕組みになってるのかさっぱりわかりません・・・1つの周波数帯で各端末に同時にばら撒くことなんてできるのですか?よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

CDMA = Code Division Multiple Access (符号分割多重接続)。


というわけで「拡散符号」という直交性のある符号を使って多重化するんですね。

たとえば、以下のような場合を考えてみます。

Aさん→Bさん:「2」を送信したい。
Cさん→Dさん:「5」を送信したい。
Eさん→Fさん:「9」を送信したい。

で、拡散符号として、こんなものを考えてみます。

Aさん→Bさん:0ビットシフト
Cさん→Dさん:4ビットシフト
Eさん→Fさん:8ビットシフト

さて、それでは拡散してみましょう。

Aさんが送るデータ:2 << 0 = 0x002
Cさんが送るデータ:5 << 4 = 0x050
Eさんが送るデータ:9 << 8 = 0x900

そして多重化してみます。

0x002 + 0x050 + 0x900 = 0x952

Bさん、Dさん、Fさんは3人とも「0x952」という数字を受け取ります。

それでは今度は逆拡散してみます。

Bさんが受け取るデータ:(0x952 & 0x00F) >> 0 = 2
Dさんが受け取るデータ:(0x952 & 0x0F0) >> 4 = 5
Fさんが受け取るデータ:(0x952 & 0xF00) >> 8 = 9

めでたく、Bさん、Dさん、Fさんは、それぞれ Aさん、Cさん、Eさんから送られたデータを受け取ることができました。

この例では、4ビットのデータが12ビットに拡散しています。
つまり、必要な帯域が3倍になっています。
さらに帯域を広げれば、多重度が増すのがわかると思います。

また、今回は拡散と逆拡散の演算が別々でしたが、実際には拡散と逆拡散は同じ演算でできるように工夫されています。
# ま、今回の例はホント適当な演算を選びましたからね。

イメージとしては、こんな感じなんですがいかがでしょうか。。。

# 実際には、さらに変調、復調の処理が必要になります。
# 通常の変調処理を「一次変調」、拡散処理を「二次変調」なんて呼んだりも
# します。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
私みたいな初心者にもわかりやすく説明していただきありがとうございました。
># ま、今回の例はホント適当な演算を選びましたからね。
色々あるんですか?一種の暗号みたいなものなんだろうか・・・

お礼日時:2006/02/21 06:35

No2 encyです。



> ># ま、今回の例はホント適当な演算を選びましたからね。
> 色々あるんですか?一種の暗号みたいなものなんだろうか・・・

直交性のわかりやすい例を No2 であげさせてもらったのですが、実際にはこんなに単純なものではありません。
あくまで、複数のデータを FDMA や TDMA で使用する帯域に比べて、広い帯域に拡散するイメージ程度にとらえてください。
# このやり方では、拡散効率もよくありませんし、誤り検出・訂正に関する
# 考慮もまったくしてませんね。。。

なお、cdmaOne (cdma2000 1x を含む) の場合、Walsh符号を使用する同期型CDMAに分類されます。
また、W-CDMA (FOMA 等) の場合、Gold符号を使用する非同期型CDMAに分類されます。

さらに詳しい話は、これらをキーワードにぐぐってみるなり、参考書をあたってみてください。
# というよりも、ここで説明しきる自信なし。。。
# (あ。。。逃げた。。。)

…中途半端ですみません。。。
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割とわかりやすくまとめてあるサイトがあったので、


ご紹介しておきます。

参考URL:http://www.interq.or.jp/blue/rhf333/MOBILE_PHONE …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
参考になるURLわかりやすかったです。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/02/21 06:30

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