No.9
- 回答日時:
案外、幕末の剣士たちが強かったのかもしれませんね。
新撰組の斉藤一なんかは明治時代にも生き残って剣術をやっていましたが無類の強さを誇っていたらしいです。
戦国時代の剣豪よりも、ある意味より剣術として純化された戦いの場数を踏んだのが幕末の剣士たちです。
戦国時代において戦場では剣よりも槍が重視されましたし、現代人はそもそも命の駆け引きをしません。
そういう意味で幕末の人斬りや新撰組が強かったと思います。
(でも心情的には宮本武蔵や柳生十兵衛はそれでも『強かったと言いたいですね)
回答ありがとうございます。
斉藤一の明治時代の逸話は、何度か耳にしたことがあります。
真剣を相手にするのと、竹刀相手では、心の余裕が違うのでしょうね。
>戦国時代の剣豪よりも、ある意味より剣術として純化された戦いの場数を踏んだのが幕末の剣士
なるほど。「剣の技」は時代が新しくなるほうがより多様化、洗練されていくのでしょうね。
ただ、新撰組はどちらかというと、一対一の戦いよりも、乱戦・不意打ち・闇討ちを主としていた記憶があるのですが……。
文献を読むと、沖田・斉藤・近藤などは本当に強かったようですね。
「現代剣法の多彩な技」
VS
「剣豪の、幾度もの命のやり取りで身につけた強靭的な精神力、戦法」
簡単に言っちゃえば、こうなるのかな、と。
私も心情的に、宮本武蔵が「日本史上、とんでもなく強い人」で合って欲しいと思います。
No.8
- 回答日時:
>明治に何があったのか気になりますね。
身体を動かすメカニズムを大きく変えたのです。
食生活も変えました。
それまでの軍事教練と、明治の西洋式軍事教練はまるで違います。
飛脚の走り方は、今のマラソンの走り方とはまるで違いましたし、忍者といわれる人たちも、独特の体の動かし方なので人の隙をつくことができました。
今は、ラジオ体操のように、関節を軸に回転させる運動が主ですが、当時は全然違ったようですね。
今でも古武道の研究をしている人が大勢います。
再度回答していただき恐縮です。
>身体を動かすメカニズムを大きく変えたのです。
驚きです。メカニズムを変えるって、想像もつきません。
今までの、日本人の生活様式や体型に合った、古武道の優れている部分も、西洋式に染めてしまったのでしょうか。
だとしたら、現代の剣道と剣豪たちの剣法はまったく異質ものとみていいかもしれませんね。
体を動かすメカニズムを変えたことで、いい変化も、悪い変化もあったでしょうが、現代剣道家たちにも勝機が見えてきたように思います。
妄想ですが……(笑)
No.7
- 回答日時:
道は違いますが、そんなに昔じゃなくても
「彼らは命のやり取りしているものなぁ」というのが稽古仲間内の正直な感想。
マル暴専門や凶悪犯罪専門の刑事さんと巡査さんでは目力からして違いすぎます。それ以上の差かもしれません。
でも、現代ルールでは反則負けがほとんどじゃないでしょうか。
回答ありがとうございます。
>でも、現代ルールでは反則負けがほとんどじゃないでしょうか。
なるほど。
ルールをたてにしたら、剣道家にも勝機ありでしょうか。
現代人からして見れば、あまり褒められた勝ち方をしていなかったかもしれませんね。
剣豪たちは、いわゆる喧嘩が上手かった、と言えるのかも?
No.6
- 回答日時:
私も基本としては今の剣道ルールでは今の剣道家の
方が上だと思います。
しかし武蔵や伊東一刀斎、柳生新陰流は剣禅一致と
言う精神で無心を非常に大事にしてました。
これによって「先の先」や「後の先」を覚え実際の
斬りあいでも平常心で戦う事が出来たのです。
現代の剣道家も平常心は大事にされていますが
精神の差がありますし、昔の日本は足袋を履いた
生活、着物を着ていた様に今とは生活スタイルが
違っていました。これによって丹田や足の重心の
鍛え方は普段の生活でも出来ていました。
つまり身体操作の面では昔の剣道家の方が上
だったのかなと私は思いました。
昔の剣道家が剣道ルールを体で覚えたのなら
やはり昔の方が強いと思いますね。
しかし剣道を競技化した当初の高野佐三郎、内藤
高次先生などは昔の達人と差はないと思いますね。
ちなみに「先の先」や「後の先」はバガボンドの
9巻を参照すると良いと思います
回答ありがとうございます。
>「先の先」や「後の先」を覚え実際の斬りあいでも平常心で戦う事が出来た
実戦での平常心って、途方もない境地だと感じました。
しかも、実戦って殺し合いですからね。
60数回、勝ち続けた宮本武蔵の強さって、なんなんでしょう。
心の強さという点では、現代人とは次元の違う強さを持っていたのでしょうね。同じ日本人として、誇らしくもあると同時に、恐ろしくも感じてしまいました。
No.5
- 回答日時:
かつての名選手が現代ならどのくらい強いのか。
よく話題とされることです。
往々にして過去の名人が神格化されたり、歴史上の天才や野生の環境にいる人間の実力を神秘的に考えると言うのはありがちなことです。
これで思い出されるのは、昔アントニオ猪木が若かりし頃、アフリカのある部族の英雄と取っ組み合いのスパーをやった映像を見たときのことです。
結果はもう猪木の敵ではありませんでした。子供扱いと言ってよかったです。
残念ながら漫画にあるような「未開の部族」の中に潜む、現代人には想像もつかないような野生の超人と言うのは居ないと思われます。
もし居たとしたなら、これほど交通の発達した現代において、政府やスポーツ団体がその人材の発掘をしないはずがないでしょう。
対戦型のスポーツではなかなか客観的な実証は出来ないのですが、数字で表れるスポーツにおいては数十年前の世界記録は現代では中学生記録だったりするのが一般です。
この客観的数字や各種トレーニングの発達等から類推すると、恐らくこの事実は対戦型のスポーツ、例えば格闘技にも当てはまると考えるのが妥当でしょう。
ちなみに嘉納治五郎師が投げる技に欧米人が全然対処出来なかったと言うのは有る意味当然のことです。
それは柔道の投げ技的技術が、ほとんどの欧米人には未知だったからです。
格闘において未知の技というものは、知らない相手にはあっさり掛かってしまうものです。
これはちょうどグレーシーの戦い方が世に知られて居なかったころにはホイスが無敵だったとか、空手の蹴りを全然知らなかったボクサーが大山倍達師の蹴りにあっさりKOされたのと同じことです。
さて本題の昔の剣豪の実力ですが、宮本武蔵が現代の剣道の大会に出ても当然全然通用しないのと考えるべきだと思います。
ただこれが真剣での殺し合いとなると、また次元の違う話になるであろうと思われるのはNo2の回答者の方のおっしゃるとおりだと思います。
かつての剣豪は人を殺傷するという事に躊躇しないでしょうから、現代の剣豪はあっさり切られてしまうと言うのはあり得ることだと思います。
ではさらにこの考えを押しすすめて、実際の殺し合いで、現代の剣道家が切羽つまった命の危機の状態に、陥ったらどうなるのでしょう?
こればっかりは実証しようのない永遠の謎と言うべきなのかもしれません。
回答ありがとうございます。
>格闘において未知の技というものは、知らない相手にはあっさり掛かってしまうものです。
そうでしょうね。剣道家の無駄のない打突に剣豪たちが翻弄されるかもしれませんね。
そう考えていくと、意外といい勝負になる気がしてきました。
剣豪たちの圧勝かな、と思っていたのですが、現代剣法だって進化してますもんね。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
ルールによりますよね。
真剣はかなり重い。
同じくらいの重さの木刀を振っていましたが、それを自在に扱うというよりトレーニングといった感じになります。
剣豪がそれを自在に操り戦っていたとなると、それこそ脅威ですね。
私が一撃を加える間に、相手は二撃加えることが出来るということです。
今の剣道家では、真剣で戦えば足元にも及ばないでしょう。
もし、木刀を扱い、ルールを小手・面・胴に対する有効打突のポイントを競うものであれば、
あえて互角であろうといっておきましょう。
木刀を扱うことが剣豪も出来るでしょうが、小手・面・胴に対する打突の習熟度は剣道家(もちろん日本トップのですが)のほうが上です。
剣道家の打つと、剣豪の斬るとは、やはり違うものと考えざるを得ません。
剣豪の斬るというは理解できると思いますが、
剣道の打つとは、最小限の動きで、もし真剣ならば、相手に致命傷を与えられるということです。
面ならば、頭蓋骨を三寸だけ斬る。小手ならば手首を半分だけ落とす。
それだけで相手に致命傷を与えるか、戦闘力を削ぐことが出来る、という考えのものとに立っています。
本当の最小限の動きを鍛錬しているので、剣道家に分があると思います。
(まあ、相手の親指や小指を切ることで相手を制した剣豪もいるそうで、一概には言えませんけど)
が、剣道とは本当に心の戦いでもあります。
相手の間や呼吸を読み、虚虚実実の駆け引きの中で、勝機を見出し、時には捨て身で向かっていかねばなりません。
その心の戦いは、やはり昔の剣豪に一日の長があるように思います。
これは絶対に他人には分からないことですし、比較のしようがありませんが、
命をかけての戦いをくぐってきた剣豪が強いと思います。
ということで、あえて互角としておきます。
居合いはすこし形式色が強いので、比較の対象とならないでしょう。
詳しく回答していただきありがとうございます。
現代の剣道家にも有利な点があるということに驚きました。
剣道の小手、面にもそれなりに意味があるんですね。
心の駆け引き等、やはり若干剣豪たちが有利なのかな。
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