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神道に興味を持つ友人を見ているうちに、神仏習合に関して興味を持ちました。
日本人の現在に至る宗教観や、宗教史を神仏習合の観点から見てみようかな・・・と思うのですが、視点がずれているでしょうか・・・。

古書店等を巡るといろいろな興味深そうな本が目に付くのですが、高価な物も多く、いきあたりばったりで購入するのも躊躇われますので、何かおすすめの本がありましたら教えて頂けないでしょうか?

「心の支え」としての宗教というよりは、学術的な視点から説いた本を希望します。全くの門外漢ですので、読み易い本だと嬉しいです。(段階的なお勧め本を何冊か挙げてもらうと助かります。)

よろしくお願い致します。

A 回答 (5件)

 私がが読んだ本では、「村山修一『本地垂迹』1974,吉川弘文館」が一番良かったと思っています。

史料の扱い方や論考の内容に説得力があったと思います。神仏習合研究の一つの到達点と言える書ではないかと私は思っております。但し、引用している史料は慣れない方にはちょっと読みにくいかもしれません。絶版にはなっていないようです。
http://www.bk1.co.jp/product/1088734

 少し視点を変えて、明治の神仏分離を扱った安丸良夫著「神々の明治維新」岩波新書もお勧めです。名著だと思います。神仏分離という当寺の強引な政策を検証することを通して、日本人にとっての神とは何か神仏習合とは何かといいうことを論じている書です。史料をそのまま載せた部分はあまり多くなかったと思いますので、初心者でも比較的読みやすいと思います。

 日本人の神観念を理解する上では、堀一郎博士の「日本のシャーマニズム」講談社現代新書が良いと思います。また、堀一郎博士が編者となった「日本の宗教」太明堂も日本の宗教の流れと枠組みがうまく整理されて解説されていると思います。

 簡単にわかりやすく解説されている本はあまり無いと思います。最初のうちは内容の理解するのに苦労されるかもしれませんが、面白いテーマですので頑張って下さい。

 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。本日、偶然書店で「神々の明治維新」が目に留まりましたので購入しました。まずこの本をスタートに、いろいろ知る事が出来たらと思っています。 神仏分離令や廃仏毀釈の中で失われた貴重な書物や堂宇を想像すると惜しまれると同時に、そこに至る経緯、神道と仏教の関係、神仏習合や陰陽道等様々なものが取り巻く状況等々いろいろ興味が湧いて来ました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/01 15:15

神仏混淆の歴史探訪 東京美術選書 (36)


川口 謙二 (著)
出版社: 東京美術 ; ISBN: 4808701413 ; (1983/01)
\1427

神仏習合 臨川選書 8
逵 日出典 (著)
出版社: 臨川書店 ; ISBN: 4653025282 ; (1986/08)
\1575

神々と仏の世界
八田 幸雄 (著)
出版社: 平河出版社 ; ISBN: 489203200X ; (1991/07)
\3568


アマゾンで検索したら、それぞれ在庫があります。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4808701 …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!入手可能な本を何冊も挙げて頂いてとても参考になりました。 大型書店や図書館で一度手にとってみたいと思います。 ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/01 15:02

 岩波新書に義江彰夫著「神仏習合」という本があります。


 これは当時の東京大学教養学部教授が書かれた本で、まさに学術的な視点から神仏習合について知るには良いのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答有難うございます!参考にさせて頂きます!

お礼日時:2006/03/01 15:00

ojiipon2006よ


あれは疾風だぞ
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日本の宗教では神道と仏教がまさしく「習合」した形になってますから、そういう方向で興味を持たれるのも自然なことだと思います。



宗教学者による新書あたりが読みやすいのではないでしょうか。

神と仏―日本人の宗教観 講談社現代新書 (698)
山折 哲雄 (著)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます! 早速書店で探してみます!

お礼日時:2006/03/01 14:16

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