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今モーツアルトのピアノソナタ8番を練習しています。私はトリルはいつも下の音からはじめているのですが、CDを4枚ほど聞いたらすべて上の音から引き始めていました。
これはなにか理由があるのでしょうか。
特にモーツアルトのピアノ曲の場合について教えてください。

A 回答 (4件)

モーツァルトに限らず18世紀のトリルの基本は2度上から弾き始めます。

もし、その前に同じ音がある場合は、下の音から弾いても宜しいです。例外もあります。ご指摘のソナタは恐らくK.310, イ短調だと思いますが、この34小節目は、ミ(2度上)から弾き始めるのが正しいのです。それはニューヨーク、シャーマー版にも記されています。残念ながら日本の某出版社にはレから弾き始めるような指示がありますが、間違った解釈だと思います。一方、39小節目は、前にミの音がありますので、この場合は、ミでもレでも良いということになります。色々な校訂版を比較したり、装飾音符に関する文献を勉強されることをお薦めします。
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この回答へのお礼

楽譜には下の音から書いてあるのに、CDを4枚聞いたら全部上からひかれていて、「あれ?」と思いました。
やはり上からが正しいのですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/03/08 20:25

通常のトリルの定義ではD音に付くトリルの場合ではDから始まりますが,


最後がDで終わってなければならないので,Dから始めると,
DE・DE・DEDのように最後は3連符,または,
DE・DE・DEDEDのように最後は5連符で収めることになります。
しかし,Eから始めると,ED・ED・ED・EDと連符を使わなくても収まります。

この曲のトリルが出てくるあたりは前打音も16分音符で演奏し,
16分音符の流れがありますから,トリルのところで連符(音の数が奇数)が
入ってくると流れが不自然になります。

トリルの後に後打音や32分音符が入っているところでも同じように
ED・ED・ED・CDというように音符の数が偶数で収まるように
2度上の音から入るのが自然です。
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この回答へのお礼

なるほど、確かに16部音符の流れがあります。よく分かりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/03/09 20:20

バロック時代のトリルは常に上の音から始まっていました。


モーツァルトは古典派時代の人ですが、やはり上の音から始まるのが一般的です。
しかし上からでも下からでもいいので、音楽の流れから判断して演奏者のセンスで使い分けるといいですよ。

この曲の最初に出てくるレの2分音符のトリルの場合、前の音の流れが「ミソラソファミレド」と上下行してスラーが掛かっていてトリルの音の前で切れているので「レミ…」より「ミレ…」の方がいいと私は思います。

ご自分で上の音から始まる場合と下の音から始まる場合を弾いたり、CDで聴き比べると良いですよ。
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この回答へのお礼

音の流れから判断ですか。装飾音ひとつとっても、深いですね。
その曲によって判断するべきなんでしょうか。
参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/03/08 20:32

こんにちは。

大学で吹奏楽をやっている者です。
トリルはいつも下の音(譜面に書いてある音)からやっていますが・・・
例えば、
ミのトリルなら、「ミファミファミファ・・・・ミファミ」
という風に、書いてある音から始めて、ひとつ高い音と交互に吹き、
最後は書いてある音(ミ)で終わる、
と習いました。
でもあまり自信ないので、誰か専門の方の回答を参考にしてください☆
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この回答へのお礼

終わりの音は譜面に書いてある音にするという決まりは知りませんでした。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/03/08 20:19

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