今の正しい日本語として、「を」はどのように発音すべきなのでしょうか。
私は今でも「ウォ」に近いというか、英語の「wo」のように発音しています。
ところがある教育関係の書籍には、「『お』と『を』は同じ発音であるから、その使い方を教えるのが難しい…」という記述がありました。
私はこれを読んだ時、愕然としました。
50年ほど前までは、「学校」を「グヮッコウ」とよんでいたはずですね。
それと同じように今でも「を」を「ウォ」と呼んでいるのは私だけ?と思ったのです。
このことに関して、どうか情報をお寄せください。
よろしくお願いします。
No.18ベストアンサー
- 回答日時:
No.14です。
No.15さんへのお礼でのご疑問、3が正解です。
国では何も決めていません。
書き言葉に関しては指針を出していますが、話し言葉に関しては何もないはずです。
ただ、日本語教育業界では、「を」と「お」は同じ発音であるとされていることが多いです。
日本語教師用参考書には
「『を』と『お』はまったく同じ音である。ただし、人や場面により違う。地方差もある。地方によっては学校で違う発音として教えているところもある。また、『本を読む』『リボンをつける』など撥音のあとの『を』は『ウォ』となりやすい。」
などと解説してあることが多いです。
「を」と「お」は同じ発音であると考えられているケースをもう一つ。
昭和61年内閣告示「現代仮名遣い」では、書き言葉は基本的に「現代語の音韻に従う」となっています。つまり、発音の通りに書きましょうというわけです。
ただ「表記の慣習を尊重して一定の特例を設ける」としていて、「を」も特例になっています。(URLをご参照ください。)
これが何を意味するかと言うと、内閣告示「現代仮名遣い」では「を」と「お」は同じ発音であるという前提に立っているということです。
少なくとも、昭和61年の学者や役人は、同じ発音が一般的であると思っていたわけですね。
ここでちょっと確認ですが、質問者さんがお書きの「標準語」とは全国どこでも通じる「全国共通語」とはまた違うものですよね?
規範となるべき話し言葉のことをおっしゃっているんですよね?
そういう意味なら、現代日本の「標準語」があるとしたら、それはNHKの言葉だと思います。
書き言葉の標準語は、明治時代に全国的な学校教育が行なわれるようになったのをきっかけに、誕生しました。
話し言葉に関しては、「全国共通語」としては、これも明治時代に全国的な軍隊を組織した際、各地方出身者が意思の疎通をはかるために「軍隊共通語」が作られたのが始まりだと言われています。(それ以前の「郭言葉」なんかも、一種の「共通語」かもしれませんが。)
ただ、軍隊にせよ郭にせよ、便宜上の「共通語」であり、規範と言えるものではありません。
規範となる最初のものを作ったのは、初めてラジオの全国放送を行なった日本放送協会でしょう。
その後の民放も話し方はNHKに右へならえをしているわけですから、やはり規範としての標準語というものがあるとするなら、NHKの言葉でしょう。
NHKのアクセント辞典は話すお仕事の人の必携の書ですし。
以上、回答になっているのかなっていないのかわかりませんが…。
参考URL:http://www.cc.mie-u.ac.jp/~la20100/genkana1986.htm
この回答への補足
詳しく読ませていただきました。
>ただ「表記の慣習を尊重して~「を」と「お」は同じ発音であるという前提に立っているということです。
という部分、納得いたしました。
>規範となるべき話し言葉のことをおっしゃっているんですよね?
仰るとおり、そのつもりで書いたもので、これ以降のくだりも十分納得できました。
このご回答で私の疑問はほぼ全て解決いたしました。
長文に亘る再度の考察に深く感謝いたします。
これ以降は回答者全員の皆様へのお礼です。
さすがに国語カテゴリーだけあって、詳しくわかりやすい説明をいただき、どうもありがとうございました。
「を」=「O」が明らかになった今、これまで私は多くの人に嘘をついていたことになります。
しかしこれから「を」=「O」の発音ができるかどうか…
もし人に聞かれたら、今回ここで学んだ事を説明して、許してもらおうかと思っています。
優劣の付けがたいすばらしい回答が多く、ポイント付与の作業は全く悩ましい限りですね。
再度ご回答を読み返して、本日中には閉じようと考えています。
皆さん、長文に亘る丁寧なご回答をどうもありがとうございました。
深く感謝いたします。
再度のご回答、深く感謝いたします。
今は参考URLを熟読する時間がありませんので、取りあえず簡単なお礼だけ書き込ませて頂きます。
また明日にでも、詳細な返答は補足質問欄に書かせて頂きます。
これ以降の回答者様にも、即座に返答は難しいことをご了承ください。
No.17
- 回答日時:
これが本来の発音でしょうね。
だからこそ、文字が異なっているのです。私(神戸市生まれ)は「o」ですが、長野県出身の友人が確か「wo」と発音していたように思います。徳島県出身の故福井敏雄さんが寒冷前線を「くゎんれいじぇんしぇん」と発音されていたように、古い日本語を残していらっしゃる人がいるのです。回答ありがとうございます。
>本来の発音
というのが微妙ですね。
「現代の正しい発音」である証拠が欲しいのです。
#15様へのお礼文中の1.2.3.のどれが正解なのでしょうね。
前述の私の叔母は、昔は「クヮンレイ」と言っていたはずですが、今は「カンレー」と言っているはずです。
どちらの立場が「正しい」のでしょうか。
また、正しい、正しくないという判断ができる命題なのでしょうか。
私は3.の考えが今のところの候補です。
No.16
- 回答日時:
#7shigure136 です。
「<を>という字はどのように発音するの?」と訊かれれば、「<WO>だよ」と答える人が圧倒的でしょう。
でも、「これを何て言うの?」とか、「あなたを愛してます」の<を>はどのように発音するの?」と訊かれれば、それは「これ<O>何て言うの?」「あなた<O>愛してます」だよ」と答える人が圧倒的でしょう。
あなたは国がどのようにこの事を認識しているのかを指摘されています。しかし言語は生き物なのです。時代とともにどんどん変化を続けています。平安時代、江戸時代、明治、大正などの時代の変遷とともに言語は変わりつづけています。
この現象は国会議員が止めようとしても、またお役人が指導しようとしても、彼等の力の及ぶものではないのです。
いまの若い人たちの、「我々から見ればとんでもない言葉遣い」ですら、二十年後、五十年後には市民権を得ているかもしれない、いや得ているでしょう。
このことは国語学者の金田一秀穂先生も、お父上同様に言葉は変化しつづけるもので、今の大人が眉をしかめる言葉遣いでさえ否定すべきではないとの見解を示されています。
国家、官庁、政治家などは、漢字そのものこそ規制できても、発音、使用法、応用のされ方などに対しては無力なのです。
「を」を「ぱ」とか「ざ」とか読むので無い限り、「O」でも「WO」でも間違いではないのです。我々は「を」の発音に関する変化の大きな流れの中に立っているのです。
まだまだ「WO」の世界にいる方々、既に「O」の世界にどっぷり浸かっている方々、どちらも間違いではないのです。
再度のご回答に感謝いたします。
#15様へのお礼文中の3.であると理解しておきます。
私がここまでこの質問を引っ張っている理由は、私の「WO」という発音が完全な間違いである、とお考えの方が少なからず存在することが明らかになったからなんですよ。
もしどちらでも構わないのなら、私は今まで通り「WO」でいきますし、「WO」と発音した方がいい、と言い続けるでしょうね。
また、この質問を立てることもなかったんですけどね。
今となっては、このことをどうしても確認しておきたくなった、ということでご理解ください。
No.15
- 回答日時:
とても興味深いやりとりで私も参加したくなりました。
私の考えは、結論から言うと、「を=お」です。
「を」という文字が存在するのは、かつて「お」と違う発音をする音が存在していたことを表します。たぶん皆さんがおっしゃるようにそれは「wo」という音に近いものだったでしょう。それと同じように、例えば「ゐ」や「ゑ」という文字がありますね。それらが存在していたのは、私たちの祖先がそれらを発音するとき、「い」や「え」と違う発音をしていたことを意味します。
しかし、発音というものは変わりやすく、文字は変わりにくいものです。「ゐ」は(発音上)「い」に、「ゑ」は「え」に変化し、表記の上でだけ残っていったのです。そしてその存在意義を失い、旧仮名遣いが新仮名遣いに変わる流れの中で消えていきました。しかし、「を」だけは他の二つと違う道をたどりました。発音は「お」になったものの助詞としての「を」は生き残りました。表記の上での「を」がとても便利だったからです。
それなら、と反論が聞こえそうです。「を」という文字が残っていることが「wo」という発音が存在する証拠になるじゃないか、と。
そこで反証。例えば「男」という単語をどう発音するか、という問題です。だいたいの方が「おとこ」と発音すると思われます。でもこの語は、旧仮名遣い上は「をとこ」だったのです。つまり、「男」は「おとこ」で「を」は「wo」である、というのは理屈に合わないということになります。
以前、「を」と「お」が違う音だと認識している地域があるのは何らかの教育的伝統があるのではないか、という文を読んだことがあります。私もそうではないか、と考えます。
教育的伝統とは、小学校でそう教えている地域がある、ということです。というのは、小学校の国語の授業の実践例を以前調べたときに、「を」と「お」は違う、という認識の元に小学校1年生を指導している実践をいくつか見たことがあるからです。私の記憶では長野県あたりだったと思いますが、はっきりしません。
どちらにしろ、日本語では表記と発音がすべて一致するわけではない、というのがルールでしょう。あとは前の方が書いているとおりだと考えます。
回答ありがとうございます。
仰る内容もよくわかります。
男を昔「をとこ」と書いていたが発音は「OTOKO」であったという知識も、多くの回答者の皆様のお陰で得られることができました。
とても感謝しております。
ただ、ここで整理させてください。
過去に様々な表記法があり、現在までにいろいろ変遷してきたことはよくわかりました。
地域によって異なることもあることも、理解できました。
また、最近の歌手(よくアーティストと言われているボーカル)が「を」をいろんな発音で歌っていることも知りました。
歌手に関して言えば、彼らは正しい日本語を使う必要はありませんよね。
方言も存在して当然だし、無理に消滅させる必然性もないし、逆に保護すべきだと思います。
昔の話は…、そういうこともあった…、ということで、今の仮名遣いと発音の話です。
私のお聞きしたいことは、「を」の正しい(標準の)発音というものがどこかに明記されている(存在している)のか否か、という点に絞られてきました。つまり、
1.「を」と「お」は全く同一の発音であると、国が明記している
2.「を」が、「WO」と「O」またはそれ以外のどの発音になるかは前後関係によると、国が明記している(その判断例も明記している)
3.国はそのようなことは明記しておらず、国民に任せているというか、国民が導けばよいと考えている
のいずれが正解なのか、という疑問です。
こんなことは、ある人から見ればくだらないことかもしれませんね。
また、正解が得られないかもしれませんが、もう少しこの質問を開けておくことをお許しください。
No.14
- 回答日時:
回答になっているかどうかわかりませんが…
私の知る東京から名古屋にかけての地域限定の話になりますが、若い人を中心に「字の通りに発音する」流れがあるようですね。
例えば話題の「を」。
昔は「o」と発音していた東京地方などでも、今では若い人の間で「wo」あるいは「wo」に近い「o」が目立ちます。(話す時は「o」でも、歌は「wo」という人も多いと思います。)
他にも「せんせい」「えいが」など。これも「せんせー」「えーが」派は減りつつあります。
他の回答者の方もお書きのように方言では昔から使われていたようですが、「を」や「せんせい」の発音に変化が起きていることを日本語関係以外のメディアがたびたび話題にするようになったのは、70年代後半~80年代前半だったと記憶しています。
メディアは東京中心ですから、きっと東京の若い人の発音の変化が目に付き始めたのがその頃なんでしょうね。
そうそう、アイドルも80年ぐらいを境に、ほとんどが「wo」「ei」で歌うようになりました。
その方がかっこよく聞こえたんですね、その頃は。
「wo」「ei」の全国化に大きな役割を果たしたのが、80年代のアイドル歌手です。
原因としては英語教育の影響で「wo」や「ei」の発音が困難ではなくなったことが考えられます。
(ご存知だと思いますが、お年寄りには「ボディー」や「ティッシュ」の発音がかなり難しいです。「ボデー」「テッシュ」となります。)
また、学校教育や家庭教育で「音読」を重視するようになったことを原因としてあげている文も読んだことがあります。正確に読もうとして、字の通りに発音してしまうというわけです。
この「字の通りに発音する」方向に向かっての変化は、ちょっと昔からあるようです。
「梅」「馬」は今なら誰でも「うめ」「うま」と読みますが、30年以上前の日本語教育の本などには時々、「んめ」「んま」と発音する、なんて書いてあります。
昔は少なくとも東京あたりでは「んめ」「んま」が普通だったようです。
ちなみに、「が」を鼻濁音で発音しない若い人が東京で一気に増えたのも80年代前半だったと思います。
これも、当時「wo」「ei」とセットで話題にされていました。80年代アイドル歌手も鼻濁音ではありませんでした。
言葉なんてもんは日々変化してゆくものですし、そもそも地方や年齢によっても違うのですから、どちらが正しいかなんてことは言えませんよね。
現在NHKでは「o」や「えーが」や鼻濁音を採用していますが、「wo」「えいが」非鼻濁音が全国的に多数派になれば(既になってるかも)、そのうち変えるでしょう。
というわけです。
長々と失礼しました。
回答ありがとうございます。
ここまで(ANo.14)のご回答を読ませて頂いて、多くの回答の中で、「wo」と発音するのは最近の若者の傾向であるという点が、新たな発見でした。
また、
>現在NHKでは「o」や「えーが」や鼻濁音を採用していますが
というのも、新たな情報でびっくりしております。
ただ、
>どちらが正しいかなんてことは言えませんよね
という点には意見を言わせてください。
どちらが正しいか決めなくていいのでしょうか。
言語が流動的である点は同感ですが、「現代標準語の詳細」とでも言うべきものを制定しておく必要はないのでしょうか。
日本は世界的に見ても文盲率の低い国ですよね。
そうであれば、「正しい日本語」なるものが存在してもいいのではないかと思うわけです。
「ボデー」の件ですが、これは昔の書物(学校教科書を含む)にそう書かれていたことを、正確に記憶されているが故の発音なのではないかと思います。
「ボディー」を発音できない人もいらっしゃるとは思いますが、多くはその当時の教育(知識)が完璧だったからこそ、「ボデー」に慣れてしまっただけではないのでしょうか。
そのお年寄りに「今はボディーなんでしょうけど、私はすぐ『ボデー』と言ってしまいます。」という認識があれば、それで十分だと思います。
私が言いたいのは、「WO」が正しい発音だと思っている人が、今の日本に非常に多く存在することが問題だ、ということなんです。
誤解されるかもしれませんが、敢えて書いてみます。
ある地方では「ざ、ぜ、ぞ」と「だ、で、ど」の発音に区別がありません。
その為、その地方の人の中には「象さん」を「ドーサン」と発音する人がかなりの数いらっしゃいます。
しかし大抵の人は、「象さん」とひらがなで書いてくださいという質問には、ちゃんと「ぞうさん」と当然ですが書けるわけです。
これは教育が行き届いている証拠ですね。
問題なのは、ご年配の方の中にいろんな事情からまともな教育を受けられなかった方がおり、「鼻の長い動物は?」という質問にひらがなで「どー」と書かれる方がいらっしゃることです。
「WO」という発音が方言や流行言葉であっても別に構わないのですが、標準語なのかそうではないのか、という認識は必要だと思うのです。
No.13
- 回答日時:
童謡などは、「を」を区別して歌っていますね。
それを考えると、「お」と「を」は違う発音とするのが、正解ではないかと思います。また、昔の俳優さんは区別していました。
話は少しずれるかも知れませんが、今、小学校では、助詞の「が」を鼻濁音で発音するように教えているんでしょうか。
回答ありがとうございます。
歌(歌手)は特別であり、日本語の標準モデルではないという考え方もありますが、どうなんでしょうかね。
昔、多くの西洋人からもきれいで正確な発音だと褒められていた歌手にカーペンターズがいます。
例えばアメリカ人の中で、正確できれいな米語を発音できる人は何%ぐらいいるのでしょうかね。
その割合は、日本語を正確に発音できる日本人の割合よりも、ずっと少ないと思います。
しかし、カーペンターズを評価したことから推測すると、「正しい発音」というものが厳然と存在し、それを自分が発音できないにも拘わらず、正しくきれいな発音であることは理解できているわけですね。
ところが今までの皆さんのご回答内容から、私を含めた約3分の1の日本人が、誤っている方の「WO」を使っている可能性があるのです。
日本語とはこれほどいい加減なものなのでしょうか。
アメリカより遙かに民族の数は少ない国家のはずなんですけどね。
(私は右でも左でもなく真ん中ですので、念のため。)
No.12
- 回答日時:
#6です。
ちょっと誤解が生じてはいけないので、補足させてください。「お」も「を」も o と発音しますが、それは、いつでも o と発音しなければならない、ということを意味するものではありません。
「を」がwoと発音されることもありますし、「お」がwoと発音されることもあるのです。前の音に引きずられる場合などです。話し言葉は、自然と合理化する方向に向かいますので、より短く、より発音しやすくなるようどんどん変化していきます。これは発声である以上当然のことです。
「を」はoと発声される、ということの意味は、単音もしくは前の語を発声したときの唇の形に影響されない純粋な場合のことです。
このことは何も「を」に限ったことではありません。※
「経済」という語に振りがなをつけたらほとんど人は「けいざい」と書きます。
しかし、ほとんどの人は「ケーザイ」と発音しています。「けいざい」と書いて「ケーザイ」と発音する、これで正解なのです。少なくとも間違いではありません。別に日本語が乱れているわけではわけではありません。他にも「象さん(ゾーさん)」、「太平洋(タイヘーヨー)」などの長音化といわれるものがあります。
※参考:文春文庫 高島俊男 著『お言葉ですが…6』の『はかってくれた背のたけ』より
また、他のワ行「田舎(ゐなか)」「越後(ゑちご)」もiやeと発音されているので「い」や「え」に統一されたものです。ただし「を」は格助詞の「を」を格助詞の「へ」や「は」と同様に残したものなのです。
田舎winaka、越後wechigo(またはiechigo)と発音するかたいらっしゃいますか? おそらくほとんど議論もされないことでしょう。
それとも「犯す」「男」「踊り」などを「wo」とか「ウォ」とかと発声している地方があったりするのでしょうか?
ちなみに江戸時代の五十音表↓ ヲとオの行に注目。余計混乱するかもしれませんがご参考まで。
参考URL:http://nhg.pro.tok2.com/kotosuga/kotosuga2.htm
再度のご回答に感謝いたします。
前後しますが参考URLはおもしろいですね。
本題ですが、私も誤解があってはいけませんので、少し補足しておきます。
私は一文字だけの単音の「を」の発音が「wo」と思っていたのです。
一般人はきれいに発音しようなどと心がけるはずはなく、前後の音の影響を受けて、その「wo」が聞き取りにくく(発音しにくく)なって「o」のように聞こえていた、このように数十年間考えていたのです。
前にも書いておきましたが、私の発音はかなりきれいだと自信がありました。
(例えば、「七時中に手術を終了しよう」と正しく発音できます。)
その為、今日の今まで、他の誰よりも敢えてはっきりと自信満々で「WO」と発音していたんですよ(全く愚かな限りですが)。
長音のくだりと、語頭の「O」に関しては何の異論もありませんよ。
(誤解を与えましたか?)
また余談ですが、私の友人に「幸平」という名の者がいます。
彼は普段からいろんな書類の「フリガナ」欄に「コウヘイ」と書いていました。
パスポートのアルファベット表記は自由に付けられるのですが、いつもの癖で、そのカタカナをローマ字に置き換えて「KOUHEI」と書いたそうです。
それからは外国へ行くたびに「請う、肺」や「コ、ウ、ヘ、イ」のように呼ばれて、違和感があるといっていました。
彼は何と書くべきだったのでしょうか、発音と文字の関係は非常に難しいと思います。
No.11
- 回答日時:
茨城出身ですが、私は、今まで30年以上、「を」を、「wo」と発音しています。
「O」と発音する人の方が少ないと思っていました。少なくても、家族や今まで出会った友人は「wo」で発音しています。
「を」を「うぉ」というのは方言
私も、新聞記事を読みましたが、ちょっとびっくりですね。私達の国語の授業は方言で教えられていたということなのかしら?
回答ありがとうございます。
私の両親も親戚も、当然兄弟も「wo」ですね。
ただ「周囲の人」といった場合は、実ははっきりしないのです。
彼らは「を」と「お」の区別だけではなく、殆どの発音が不明瞭なため、実際にどっちを意識しているのか聞いたことがないのです。
(国民全てがNHKのアナウンサーの発音のように明瞭ではないですからね。)
>私達の国語の授業は方言で教えられていたということなのかしら?
これも問題ですが、私もその中の一人ということでしょうね。
人生の半分以上過ぎた私には、今更「o」と発音はできませんので、かなりのショックを受けているんですよ。
No.10
- 回答日時:
「お」と「を」は、明らかに違う発音であり、同じとするものは間違っています。
「お」はoですし、「を」はwoです。
小学生の解きに、小学生向け教育放送で「を」を「お」と書かないようにしましょうというのを見て、なんで読みの違う字を書かなきゃならんのだと思った記憶があります。
これは我が愛媛県においては多い傾向と思われます。
ただ、NHKや戦前の体制により、東京方言をもとにした「標準語」にあわさされた地域が多く、これらの言語破壊活動のため「を」と「お」が同じであるという誤解がうまれました。
回答ありがとうございます。
他の回答者へのお礼文中に詳しく書いておきましたが、同一の発音が今の日本の標準だと言えそうです。
ただこれは、国としての見解なのか、国民のメジャーな意見なのかをはっきりさせたいと思っています。
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