『ボヘミアン・ラプソディ』はなぜこれほど人々を魅了するのか

おたく様とは全く無縁の者です。

無縁ではありながら、「おたく」の語源が気になってしかたありません。

私の記憶が確かならば、18~19年ほど前に『ユーミンのオールナイトニッポン』
のコーナーで「お宅にいる時1人で夢中になっていること~」などを紹介し、あまりの1人上手な方々をユーミンが「おたくさん」と言っていたのがそもそもの始まりのような気がするのですが。

どなたか同じ記憶をお持ちの方、私のモヤモヤを解消してくれませんか?

このQ&Aに関連する最新のQ&A

A 回答 (7件)

丁寧語→スノッブ用語→スノッブをバカにする言葉という変遷を遂げた言葉のようですね。


「スノッブ」とは趣味のもの(高級車や高級ワイン等)のみが価値のあるものと考えて、その「良さ」を分からない人を小ばかにする俗物をさす言葉です。
(要するに現在の「○○オタク」の事!)

■明治:ざあます言葉
「・・・ざます」という女性語は名士に身請けされた吉原芸者が夫の名誉のため、元の身分を隠すための言葉らしいです。(芸者言葉の「・・・でありんす」を言い換えたみたいですね)もとはきれいな言葉です。

■昭和:山の手の都市化
戦後東京が拡大し、山の手が宅地化されると夫にくっついて地方から金はあるが教養の無いおばはん達が大挙してここに住み着きました。
おばはんは、ざあます言葉を「東京伝統の上流階級の婦人の言葉」と勘違いして、下品な「山の手流ざあます言葉」を使い始めます。
このときに「宅=自分(専業主婦)」「お宅=貴方」という言葉も使われました。

■55年~65年:ジャーナリズム
当然これは江戸っ子や知識人の反発を買いました。
ジャーナリストは「おばはん」の夫である官僚や政治家を相手に「お前のような田舎者の俗物」という侮蔑をこめて「お宅らは・・・」という言葉を使い始めます。
55~65年、労使抗争の盛んな時代で労働者階級にシンパシーを感じていた人たちです。
ここで「お宅」が「貴方様の家」から「お前のような匹夫野人」というマイナスの意味に転化します。
TVの普及に伴い「おばはん」はヒステリックなババアと表現され、その象徴であるざあます言葉は下火になっていきます。

■69年~:狼男だよ
SF作家の平井和正のハードボイルドアクション小説「アダルト・ウルフガイシリーズ(1969)」で主人公のルポライター、犬神明が俗物の権力者に歯向かって「お宅らは・・」と言っています。
SFファンダムでは非常に人気のある作品でした。
というか、現在のライトノベル作者の大半は平井の影響を受けていると言えます。

■70年代:SFファンダム
70年代、マスコミの影響を受けたマニア層、特にSFファンの集いで古参のマニアたちが初心者を小ばかにして「おたく、○○初心者?ふーん」という言葉を使い始めます。(どうも「狼男・・」の影響っぽい)
有名どころではマクロスの作者である「スタジオぬえ」のスタッフもこのころのSFファンダムの主要メンバーですね。
また70年代末になると「ガイナックス」の主要メンバー(当時学生)も参加し始めます。
78年「スター・ウォーズ」の超ヒットでSFはメジャーになります。

■78~83年:アニメブーム
「ヤマト(1977)」「ガンダム(1979)」で一気に100万人単位に増えたアニメファンがSFファンダムに交流し始めると同様の習慣が侮蔑的な意味を理解しないまま使われ始めます。
・・・といういかSFマニアがアニメマニアをバカにしてましたね。
「おたく、SF初心者?ふーん、だからガンダムをSFだと思うんだ・・」

■80年代:ロリコンブーム
80年代に入ると創作漫画の作者の集いであったコミックマーケットにアニメファンが侵入し、アニメ的な題材を扱った「ロリコン漫画」が流行し、商業出版も便乗して「ロリコン」がブームになります。
なお、この頃まで日本には若い人が「オナニーのねたを堂々と一般書店で買う」という習慣はありませんでした!
このころ学生だった中森や宅八郎もアマチュアとしてファン活動していますね。

■おたく研究
アニメブームが加熱するとグッズや情報をたくさん持っている人はファンの会合でも増長し始めます。
さらに悪い事に撮影前のセル画をスタジオに盗みに入る等、一部目に余るコレクターが出始めます。
一般ファンの間に「あのサークルに居ついて『おたく、○○初心者?』とか言ってる臭い奴ら、目の前に居たら殴ってやりたい」という空気が流れ始めます。
それを受けて84年に中森がロリコン漫画誌でそんな「臭い」オタク族を揶揄するコラムを連載し、「宝島」や「月間アウト」といったサブカルチャー系の雑誌も面白おかしく取り上げはじめます。
「おたく」はアニメスノッブへの蔑称になります。まだこのころはマニアの間の言葉でした。

■マクロス
この辺の経緯を分かった上で、マクロスのスタッフは主人公に「おたく・・・」という言葉を使わせています。
当時のアニメファンへのあてこすりというか、まあサービスなんですが、今はリアルタイムで、「分かった上で」見ていた人が少なくなりましたからね。
webサイトなんかではこの辺、きちんとした情報がなかなか出てこない。

■89年:社会の敵へ
89年に連続幼女誘拐殺人事件が起こり、犯人がロリコン漫画やアニメビデオの収集家である事が報道されると、オタクは不気味、異常性欲、反社会的な人物としてマスコミをにぎわし始めます。
陰惨な事件で「良識派」にとって、犯人の異常性を強調して「敵」を作らないとやりきれない事件でした。
そんなマスコミの「ニーズ」に応じる形で宅八郎もTVに出始めます。

■~現在:オタクの産業化
ただ、スノッブは高級車やパソコン、デジタル家電、ビデオ、レコーダー等、高級品を真っ先に買って新産業の市場立ち上げを担ってきた人なんですよね。
山の手のおばはんが家電の「三種の神器」を買ったくれたから今のソニーや松下があるわけですし・・・
そんな視点でオタク理論を再構築したのがガイナックスの岡田斗司夫ですね。
その後、息を吹き返したオタク達が今にいたる・・・と

長くなりましたが、自分の持ってる知識を時系列でまとめてみました。
お目汚し失礼。まあ、おっさんのたわごとと思って聞き流してください。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

!!!驚きました!!!
「おたく」は実に奥深いんですね。

実に解りやすいご解説、ことば一つにもこれ程の歴史があるなんて。

言葉、流行、文化などが時代とともに進化したり、形を変えて今に残る様を、時系列にたどる行為が私は大好物なので、oro-kamen様のご回答は私の欲しかった情報を全て網羅しています。世間のおたく様は饒舌に「おたく様仕様の専門用語」を「略」されて会話されるので、素人の私には外国語と化していましたが、そういった解説も加味されていたので助かりました。
ありがとうございます!

私の質問内容以上の事を知れたので、全回答者様に感謝いたします。
皆様、ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/25 11:13

[超時空要塞マクロス]において、主人公がヒロインのリンに対して使ったのが語源です。



パイロットである彼は歌手の彼女に対して「君」と素直に呼びかけることが出来ません。
「住む世界が違いすぎる、きっと価値観も違うに決まっている、
僕は他のパイロット達のように彼女に憧れているけど、簡単にそういうふうに思われたくない・・・」
という照れからか、冷たくあしらわれた時に自分が傷付かない為の安全策か、彼は彼女に対して「おたく・・・」としか呼びかけられないのです。
互いに傷つかないように少しだけ距離をもって相手を尊重しての彼なりの稚拙な表現ではありましたが。

この頃はオタクのイメージといえばディープなアニメファンに限られ、
自分の好きな分野や作品についての知識・解釈を相手に批判されたくない気持ちからか、彼の言動を真似て互いに「おたく」と呼ぶのが流行っていました。
アニメ雑誌もこれをちゃかしたり、評論家が批判したりしていましたよ。

「アニメを文化として昇華させていくにはファンの熱心な議論も必要。論争を恐れて自分の殻にこもっているべきではない。」

当時は[オタク=暗い奴]のイメージでしたから。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

語源は「超時空要塞マクロス」を基点に、諸説分かれているようですね。
何とも興味深いです。

「おたく」のイメージは素人の私からすれば、「宅八郎=キモイ」の図式しか浮かんできませんでしたが、昨今の電車男ブームにより格段にイメージアップした感がありますね。

でも「バンダナ+リュック+紙袋」のファッションは「おたくは異質なもの」だと、自ら肯定しているように思います。

オタク様側からも世間に譲歩して、正しいおたく(アニメ)文化が出来ればいいですね。 ご回答ありがとうございました。 

お礼日時:2006/03/23 17:36

1970年ころ、私の高校時代の写真部なかでもアウトローのアイドルおっかけカメラ小僧のみなさんは、


すでに仲間内の交流で、「おたく」「おたく」と呼び合ってました。
まだコミケなど存在しない、ガンダムも放送していない、昔の話です。
名前を知る必要はない、欲しいのはお互いと知識の写真だけ。
よく知った顔だけど、呼ぶときは「おたく」で通していたので、名前を知らないということもめずらしくありません。
私の近隣では、この流れの延長で、アニメ・写真マニアが「おたく」と称されました。
中森氏の記事はリアルタイムで体験しましたが、「なんだ、こんな呼び方は昔からあるじゃないか」と感じました。
もっと前から「おたく」と呼ばれることはあったことは事実です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

お返事おそくなりました、申し訳ありません。

年代から推測しますとkogechibi様は私よりだいぶ先輩ですが、
「おたく」はすでに認知されている言葉だったのですね。

質問文に書いたわたくしの浅知識が、なんともお恥ずかしいです。

実は中森氏もコミケの意味もわかりません。
おたくの方々は裏を返せば、実は博識なんですね!
ありがとうございました!

お礼日時:2006/03/23 17:10

#1の方は単に「中森氏が広めた」と言っているだけですから、それでもよいとは思います。

ただそれ以前からいまで言うオタクさん達は「お宅の~は」とか、「お宅等は」とか言い合ってはいました。

マクロスでの登場は「それ以前のSF・アニメマニア同士の呼び方」をまねただけですから、語源ではありませんね。マクロス以前、ガンダム当時(1970~80年代前半)には既に「互いに『お宅』と呼び合う人達」は存在していたと記憶します。当時は「~マニア」と呼ばれていた人達です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

お返事が遅くなりました、申し訳ありません。

お詳しい方がたくさんいらっしゃるので、地味に感動しています。
おたくの方々は、事柄の語源や起源などに対する知識なども、
深く掘り下げて習得されているのですね。勉強になります。

ありがとうございました!

お礼日時:2006/03/23 17:01

「お宅」は元々二人称(you)です。


で、今で言う「オタク」がこの言葉を多用していたことから「お宅族」→「オタク」と呼ばれるようになった…と認識しています。

#蛇足
作家の新井素子さんは作中で「親しみを込めた呼びかけ」として「おたく」と言う言葉を使っていましたが、最近出た新装版では変えざるをえなくなった……というような話を聞いたことがあります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

そうそう、そうですよね。
近所のおばちゃんや、私もたまに相手に向かって「お宅はどうですか?」
なんて会話するのですが、「オタク」と、この「お宅」は今でも共存していると、私は思っていましたが。。

質問は「オタク」の語源だったので、それは解消できました。

ありがとうございました!

お礼日時:2006/03/22 11:54

諸説いろいろあるんですが、少なくともそれは違うと思われます。


おたくという呼称が一般化したのは「評論家の中森明夫氏が命名した」のが最大の要因と言われていて、それが「20年以上前のこと」ですから。
少なくともこれより前に語源があるはずです。

なお現在主流の説は
1.元々とある地方では他人のことを「おたく」と呼ぶ。
2.「超時空要塞マクロス」 の主人公がその表現の仕方をした。
3.それを見たファンが使い出した。
4.その手の人のことを「おたく」と呼ぶようになった。
です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>「20年以上前のこと」
私の記憶よりもっと前から語源があったのですね。

自分にとってアニメやいわゆる「おたく物」は地球の外くらい
遠い事柄で、この質問内容だけが唯一おたくと私を結ぶものでしたので
記憶と違うことがわかり、大変スッキリしています。

ご丁寧にありがとうございました。

お礼日時:2006/03/22 11:38

中森明夫氏が広めた言葉です。



参考URL:http://www.netcity.or.jp/OTAKU/okada/library/sin …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

自分の記憶間違い とわかった事でとってもすっきりしました。

素人が、うかつにおたくの扉を開けてはいけない とも感じました。

即答をありがとうございました!

お礼日時:2006/03/22 11:29

このQ&Aに関連する人気のQ&A

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人が検索しているワード


人気Q&Aランキング