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 現在では、妖怪とは、人間の『得体が知れないものを恐ろしいと思う心理』が生み出すものであるという考え方が圧倒的だと思います。
 と、いうことは、言い換えれば、『得体の知れない恐ろしいもの』はおしなべて全て『妖怪』であると言えてしまうことになります。

 明治の文明開化、あるいは昭和の高度経済成長によって、現在では妖怪の大部分がいなくなってしまったとよく言われます。
 そして『でも実際には形を変えて生き残っているのだ』とも。

 ところで不思議なことに、同じ妖怪の中にも『生き残るもの』と『簡単にいなくなってしまうもの』がいます。
 前者の代表例は、現在では表題にもある『電磁波』でしょう。これは、世界中の科学者の力をもってしても、一般人にその無害性を証明できないために生き残っているといえます。

 しかしながら、科学者がその存在を否定しきれていないにも関わらず、消え去ってしまった妖怪もいます。
 たとえば、『ベトベトさん』(別名『影の足//おいてけ』など)と呼ばれる妖怪は現在ではほとんど耳にしません。
 科学者がどんなに証明しようと、この妖怪が怖いことには変わりないはずなのにアッサリと消えてしまったのです。(あまつさえ萌えキャラとしてアニメ化されてしまう始末です(笑))
 また、別に誰が否定したわけでもなく何となくいなくなってしまったものもいます。

 この違いはなんなのだと思いますか?
 上記の文を読んでの思いつきで結構ですので、お答えいただければと思います。

A 回答 (4件)

(1) 無色・無味・無臭で、その割に名が知れている。


(2) 健康に有害、無害(あるいは有益、無益)について、専門家の論争があるが、一般人にはよくわからん。
(3) 専門家の論争が長引いてる原因として、実際の影響が微小で、膨大な時間がかかる

...って
「得体の知れない恐ろしいもの」(妖怪)
「得体の知れないすばらしいもの」(妖精)
を言い換えてるだけですが、電磁波、マイナスイオン、活性酸素、活性水素、ゲーム脳、ゲルマニウム、一部の偽サプリ等などが当てはまるでしょうか。

いずれも「健康に対する関心」とリンクするものですが。

もうひとつ、都市伝説化する要因としては、昔懐かしい舶来信仰も挙げられると思います。

(4) 海外の権威によって、○○○の有害性(または有益性)が認められているが、日本は遅れている(または隠蔽されている)

ってやつですな。
これを持ち出す人が、実際に「海外の権威」の資料を提示したのって見たこと無いですが。

ここに、

(5) 科学の振りをして、平易な説明を提示するニセ科学者が登場する

と、都市伝説が商売になります。ここでは(3)との組み合わせで、

(6) ○○の対策商品(または○○を利用した商品)の有効性は、「気のせい」程度、無効だとしてもン10年経たないと分からない

ってのが商売には重要だと思います。

電磁波サボテンを売り出したスイスのチャネラー・ブランシュ・メルツしかり。
それを「NASAが発見」に仕立て上げた日本の業者しかり。
電解水の効能を説くS教授しかり。

業者の脇が甘いと、(6)を遣って売り出した商品が被害を引き起こすこともあるので、
「健康について効能を謳う商品」
については、公的な規制が必要なのかもしれません。

有名どころでは、銀イオンによる免疫増強を謳ったコロイダル・シルバーなるサプリが、銀着症という健康被害を引き起こして、対面販売禁止になった、と言う事件もあります。

で、(1)-(6)が進むと、信仰になっちゃって、パナウェーブみたいなのが出てくるのでしょう。

参考URL:http://www.together.net/~rjstan/
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。
 おっしゃることを考えていくと、現代妖怪ってけっこう数いますね(笑)
 ただ、「妖怪」という単語が時代錯誤になっただけなのかもしれません。

 それにしても「妖精」というのは至言だと思います。
 (6) については実際、うちのお袋も義理の母も、『はっきりと効果の明示された薬』よりも『効くかどうか分からない薬』を信仰する傾向にありますね。
 なぜなら、そういう薬の方が『万能薬と思い込むことができる』からみたいです。

 そういうところが妖怪《エセ科学者》の目の付け所なんでしょうね。

お礼日時:2006/03/27 10:44

現在最大の妖怪はインターネットかもしれませんね。


匿名性が人間の暗黒面を表に浮き上がらせるし、一見社会と繋がっているような錯覚を与え、実はリアルな人間関係が希薄になっている事に気がつき愕然とする、なんてこれはきっと妖怪の仕業です。
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。
 これは非常に面白い考え方ですね。
 インターネットをまだ知らない親御さんの中に、一部「インターネットとは大人がちゃんと管理している健全な場所だ」と思い込む傾向があるんだそうです。
 そうでなくてもインターネットは電磁波と比べると、妖怪として扱われることが少ない気がしますし。
 それが妖怪の力なんだと言われると、それがたしかに一番恐ろしいです。

お礼日時:2006/03/27 09:58

水木先生か京極先生のどちらが仰られていたか判然としないのですが、


「妖怪は暗闇に生きていてその暗闇がどんどん無くなっていったからその数を減らしたと言われているが、
妖怪が住まうのは人間の心にある闇だから人が居なくならない限り妖怪もまた生き続けるんだ」
と、言われたのを思い出しました。

あと、NO1さんが言われている
>街灯が増えコンビニが24時間開いている今
>「暗い道」自体がファンタジーになりつつあり、

コレは基本的には都市部だけの話です。
少し郊外に行けばまだまだ本物の暗闇は存在します。


それに、
>たとえば、『ベトベトさん』(別名『影の足//おいてけ』など)
>と呼ばれる妖怪は現在ではほとんど耳にしません。

これは靴のソール等の材質が変わったために足音が余りしなくなった所為なのでは?


まぁともかく『ぺと子』は可愛いからソレで良いんじゃないでしょうか
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。
 靴の素材の話は興味深いですね。
 言われてみればたしかに、暗い夜道で下駄がカラコロ鳴っているのは靴と違って怖いですね。
 俺がこの質問の例としてベトベトさんを出したのも、「日本全国おしなべて明るくなったのかなぁ」と思ったからなのですが、靴の素材の問題も合わせて考えれば納得できますね。

>『ぺと子』は可愛いからソレで良いんじゃないでしょうか
 まぁ、あれはそれでいいんですけどね。
 でも本職の(?)妖怪の方からすれば、あのアニメは屈辱なんじゃないかなぁ(笑)

お礼日時:2006/03/27 09:49

消えた妖怪は彼の縄張りが消えたために居なくなってしまったのでしょう。


夜の闇を縄張りとする妖怪は、街の灯りに追われるように姿を消します。
「ベトベトさん」は夜ひとりで暗い道を歩いていると後ろから足音が…という妖怪だと記憶していますが、
車に乗っていれば足音なぞ聞こえないし、
乗っていなくても横を車が走っていれば同じだし、
街灯が増えコンビニが24時間開いている今「暗い道」自体がファンタジーになりつつあり、
例え暗い道を一人で歩いてても、カレシと携帯で話してれば多少の物音なんて関係ありません。
こうして、ベトベトさんは消えてしまったのではないでしょうか。

では、消えない妖怪、新しい妖怪は?
当然、彼らの棲家が今もあるからです。
携帯電話が普及した今、妖怪『電磁波』はそこらじゅうを闊歩しています。


乱文ですが、こんなところでしょうか。
「萌えキャラとしてアニメ化」は絶滅危惧の妖怪が選んだ生き残り策かもしれませんよ……w
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。
 たしかに、棲家の問題は重要ですね。
 個人が1人で怖がっていても妖怪の棲家は生まれないけど、みんなが怖いと思えばそこに棲家ができるというわけですね。
 なるほど。参考になります。

お礼日時:2006/03/27 09:11

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