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タイトル通り、色即是空と空即是空は同じなのでしょか?

A 回答 (11件中1~10件)

色即是空の意味は、


物象に執着するな、という意味です。
(ここで、色は物象を表します。空は、縁起の法(因果応報)を表し、物象は因縁によって変化する性質のものであり、すなわち無常であるという意味です。)

空即是色の意味は、
物事に執着することによって、空=縁起の法(因果応報)の原理によって希望の物象が得られる。換言すれば、一生懸命がんばることによって、物事に成功する、という意味です。

色即是空 空即是色は、
執着することと、執着を捨てることの2つそろって、はじめて人間として完成し、成功するということを意味します。何に執着し何の執着を捨てるかが重要なのです。これが般若の智慧です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。とりあえず分かり易かったですが・・・やっぱり、皆のいう事が微妙に違うような感じがして、よく分からないのが、本音です^^;;

お礼日時:2006/04/09 01:10

空と無とを混同した回答がありますが両者は似て非なる思想です。

空とは時間論それに対し無は存在論です

では本題
色即是空・・すべての存在(色)はこの世という仮の世からあの世(実の世界)に還っていく
空即是色・・あの世からまたこの世に生まれてくる

言葉を換えれば
色即是空・・物質は実在世界のエネルギーへと変わっていく
空即是色・・実在世界のエネルギーがこの世に物質として姿を現す

さらに言葉を換えれば
色即是空・・この世の存在は空であり仮の姿である、執着するなかれ
空即是色・・しかしこの世も仏の慈悲によってでているのだ、山川草木悉有仏性

また人によっては
色即是空・・180度回転の思想
空即是色・・360度回転の思想
と説明する人もいます
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色即是空とは、現象の本質が「空」ということを主張しています。


空即是色とは、本質から生じる現象が「空」と言うことを主張しています。

つまり、現象→本質と本質→現象を否定することによって、すべてが無であるという。帰納法と演繹法の双方によって、あるものは全て「無」であることを述べているものだと思われます。

つまり、「空」は「空」であって、現実からの思考方法から超越したものであるという論証でしょう。
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そらを見てください。


それは透明なのに、色が着いています。
色が着く所がないのに、鮮やかです。
キャンバスが無いのに、絵があります。
筆が無いのに、描かれます。
映す所が無いのに、それは輝いています。

私も、私がないところでは、私でないものまで私です。
キャンバスが無いから、絵は無限です。
私に拠る所がないから、私は私に縛られない。
私であるところでは、むしろ私は、私ではありません。
私が何か(たとえ私でも)に拠ってしまえばそれは移り行くもの。一瞬たりとも、私ではありません。
故に、
色即是空 移り行く私は、是、ありません。
空即是色 何処にも居ない者は、常であり、満ち足りています。
 
移り行くのは、それが何ものでもないため。
彩色無限(絶えず変わる色)は、透明なため。
透明であると言うことは空であると言うこと。
色であると言うことは常であると言うこと。
だから般若を訊く者よ。
どこにも、拾うものなど無く、捨てるものもまた無い。
拾うあなたも無ければ、捨てるあなたも無い。
何故なら、
拾うと言うことは、無いものを捨てるという無知であり、
捨てると言うことは、無いものを拾うと言う執着だからです。
故に般若を訊く者は。極自然に
何にも囚われることなく、ただ唖となって、解脱する。
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再び、No.3です。


理由を説明するのは大変なので、
質問者様の質問への答えを、
様々な人々の解釈を吟味しつつ、お釈迦様の阿含経の教えや歴史的背景を検証しつつ、「色即是空 空即是色」の妥当な解釈を導き出していると思われる本を紹介します。

「般若心経瞑想法」桐山靖雄著、平河出版

参考URL:http://fuji-san.txt-nifty.com/osusume/2005/02/po …
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こんばんは。



 すでに多くの方からご回答があがっていますが・・・

 まったくの個人的見解ながら、ご質問に端的にお答えするなら、「同じ」だと考えています。
 自分は「縁起=無自性=空」「空=真如=清浄」が仏教の真理(=法)と捉えています。
 さまざまな解釈があるとは思うのですが、自分は「色即是空 空即是色」は素直に「同義反復」と考えても構わないのではないか、と思っています。真理は種々の様相を示しながらも、普遍性を持った一つの全一相だと思うので、色も空も同じで、そうすると「色即是空、空即是色」も、時間的経過を考慮するかしないかという問題はあるとしても(自分はそういうのもとっぱらっていいと思う方なので・・・)畢竟「同じ」である。と考えています。

 般若心経の原典からの和訳は既読ですか?未読であれば、サンスクリット原典からの和訳を数本ご覧になると、お考えになる上で、ご参考になるのではないかな、と思います。
 「数本」というのは、サンスクリット本の校訂には諸説あり、また和訳にも翻訳者の解釈が出るので・・・可能であれば、いくつかご覧になった方がよいかな、と思いまして。

 駄文にて失礼いたしました。では。
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簡単に答えます>ある意味大雑把なのでご了承願います。



色とは「目に見えるもの」、転じて「この世にあるすべてのもの」の意。
空とは「空っぽ、無」、転じて「固有の本質をもっていない」の意。
色即是空とは「この世にあるすべてのものは(因と縁によって存在しているだけで)
固有の本質をもっていない」という仏教の基本的な教義です。
因と縁って仏教の教えで一番大事なところなんだけど
説明すると長くなるので、とりあえずコチらを見て下さい。
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=2034057

仏陀は早い話が「物事は因縁(関係性)によって存在するのであって
永遠なる存在や絶対的な存在などない、だから物質には執着するな」
というようなことを主張したわけです。
ところが後に「永遠なる存在や絶対的な存在などない」という部分を
虚無的に解釈する人たちが出てきたので
後に龍樹という人が「空即是色」すなわち「この世の全てのものは
固有の本質をもっていないということを悟れば
先入観や物質的なことに「執着」しなくなり
物事をありのままに見ることが出来るようになる」といった概念を
追加しました(いわゆる「空思想」の完成)。

グルメを気取ると食事にあれこれ文句をつけがちだが
究極のメニューなんてものは単なる思い込みだ!(=色即是空)
空腹のときは何を食べても美味しい!(=空即是色)。
なんて例えると専門家の方から拡大解釈をするなと叱られそうですが
でも、私はそんな境地を言っているのだと思います。

仏教って、座禅によって日々、魂(心)を「空」状態に戻すんですね。
そうすると、なんでもない日々が素晴らしい/ありがたいこととして
捉えられるようになり、苦を滅することが出来る、と考えます。
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どうなんでしょうか?



釈尊は「一切の執着を捨てよ」とおっしゃっています。
すなわち、執着を取捨選択するのではない。
この世は無常なのであるから、それらに執着することこそが迷いや不幸の始まりなのであると説かれています。

「空即是色」は、このような無常観にとどまってはならず、それらを超越してこの世の物質的現象に自分をおいてこそ、悟りが開けてくるというものだと思います。
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 まず、「色即是空 空即是色」という単語が有名になったばかりにはそれだけで考えがちですが、あくまでも「五蘊皆空」、つまり五蘊(ごうん:色・受・想・行・識の5つの要素)が皆、空であるという境地を説くものであり、般若心経本文では省略されていますが「受即是空 空即是受」「想即是空 空即是想」…とも説かれていることをお知りおきください。


 それと「一切皆空」はあくまでも、般若波羅蜜多心による瞑想によって達した境地であって、世間的な机上の理論で理解する、しないのものではありません。般若波羅蜜多心とは「ギャテイ ギャテイ ハラギャテイ ハラソウギャテイ ボウジソワカ」の真言(咒)のことです。般若心経の「心」と漢訳された言葉はインド語で心臓を意味する「フリダヤ」、これは同時に真言を意味する言葉です。ですから、般若心経は、般若波羅蜜多の真言を唱える瞑想の実践を説いたものです。

以下のHPに、ご質問のことなどがより詳しく解説されています。
「『般若心経』のほんとの意味」
http://www.mikkyo21f.gr.jp/hannya_honto/concept_ …
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私も書物でかじった知識ですが・・



「色」というのは物質的現象をいい、「空」とは実体がないということです。

「色即是空」とは、この世の物質的現象は相互に絡み合って(因縁)いろんな現象となって現れているが、それらがなければないのであって、実体がないものである。

ところが、その無常感や虚無感にいつまでもとらわれるのではなく、実体がないということをふまえて、この物質的現象に臨んでいかなければならないというのが「空即是色」であるということらしいです。

参考URL:http://www.fir.gr.jp/seisyoin/20031101.html
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