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ローマ字で書いたとき、
sa, shi, su, se, so
となりますが、音韻的に正しく50音を書くと、
sa, ×, su se, so
で、si の部分は空白で、そして、
sha, shi, shu, she, sho
とするべきではないでしょうか? この辺のことに関して、なにか参考になる本やサイトがあればお教えください。

A 回答 (6件)

音韻的という語を音素と同義か、phonemicあるいはphonologicalという意味で使われているとしたら、


標準的な日本語では、
sa, si, su, se, soというのが一般的な音韻的な表記です。記号がある程度恣意的に用いられているということを理解しても、サ行のシはsa,si,su,se,soのsiであって、それが音声的にはshiで表したくなるような音になるということです。 

整理しておくと、ローマ字で書いた時といっても、訓令式と(修正)ヘボン式とでは異なります。質問者が書かれたのは(修正)ヘボン式のものです。

口蓋化(palatalization)という点であっても、一般音声学的には、[i]の前では/k/も口蓋化しながら、カ行の「キ」を"ki"と書いているわけです。「シ」の場合も同様です。タ行にも音韻論的に面白い点があります。

ついでながら、音韻的には、ハ行も本来はha, hi, hu, he, hoとすべきです。フでもhuです。

むしろ私は、質問者が、なぜ、シはsaの行とshaの行の両方に存在しないのかと質問しないのかと好奇心もあります。

また、歴史的には、shiで表される音はもともとsiであったものが[i]に影響を受けてshiになったのではないことなどを考えると、音声レベルの話と音韻レベルの話をどれだけ明確に区別されているか質問からはわかりにくいとクギを刺した上で、音韻理論やその考え方に関して、深く考えさせるチャンスを与える質問だとコメントを加えておきます。
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No. 1, 2 のものです。


>> (さ行い段が「×」というのはいただけません。)
> しかし、実際に音声的には、×なのですから。日本語には[si]という発音はないのですから。
ということは日本語の「さ、す、せ、そ」は "sa, su, se, so" と発音するというお考えでしょうか。これを "sha, shu, she, sho" と綴れ、という最初のご意見と矛盾しませんか。

genkigan さんは、ある行は共通な発音の子音を持つ音節に限りたいようですが、「さ行」だけではなく「た行」、「は行」も同じ問題があります。
た行: ta, X, X, te, to
ち行: cha, chi, chu, che、cho
つ行: X, X, tsu, X, X
は行: ha, hi, X, he, ho
ふ行: X, X, fu, X, X
私が No. 1 で書いたように、ある音節の発音と綴りは別問題です。発音が綴りと違うからこそ音標文字が辞書に載っているのです(日本語辞書には載ってませんが)。

なお、No. 2 での補足要求にはお答え頂いてませんが、お考えはどうなのでしょうか。
「さ、X、す、せ、そ」を "sha, X, shu, she, sho" と書くことに仮に同意が得られたとして、「しゃ、し、しゅ、しぇ、しょ」はローマ字でどう書くのか?
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音韻論と音声学を混同しておられるようですね。


この辺のことは言語学や音声学の入門書をご覧ください。

さて,音韻論的には
ka ki ku ke ko
kya kyu (kye) kyo

sa si su se so
sya syu (sye) syo

ta ti tu te to
tya tyu (tye) tyo

na ni nu ne no
nya nyu (nye) nyo

ha hi hu he ho
hya hyu (hye) hyo

などとなります。音声学的には発音記号がここでは書けないので苦しいのですが,

ka Ki ku ke ko
Ka Ku (Ke) Ko

sa Si su se so
Sa Su (Se) So

ta TSi TSu te to
TSa TSu (TSe) TSo

na Ni nu ne no
Na Nu (Ne) No

ha Hi H'u he ho
Ha Hu (He) Ho

などとなります。つまり日本語では /i/ の前(時に /u/ の前でも)の子音はすべてこの母音の影響を受け(専門的には口蓋化といいます),物理的には他の母音の前とはかなり違う音になります。

しかし普通の人にはこれが分からない。意味の区別には役に立っていないのです。したがって音韻的に区別するのは誤りです。音声学的には区別してしかるべきですが。
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>音声学的に、


さ×すせそ
しゃ し しゅ しぇ しょ
と書くことは、正しいのかどうかということです。

気に入りませんねぇ。
(さ行い段が「×」というのはいただけません。)

50音表を改定して,
さ行=さ,すぃ,す,せ,そ
しゃ行=しゃ,し,しゅ,しぇ,しょ
と書くと,発音的には,一貫性が保たれますが,
さ行い段の文字が一文字で書けないことと,(新設した)しゃ行の文字が い段を除きかな文字二文字でしか書けないことです。

そのうえ,動詞の活用がさ行としゃ行にまたがってしまいます。たとえば,
越さナイ,越しマス,越すトキ,越す,越せバ,越せ
ですから,この動詞はさしゃ行5段活用と呼ばなければなりません。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。
>(さ行い段が「×」というのはいただけません。)
しかし、実際に音声的には、×なのですから。日本語には[si]という発音はないのですから。

>動詞の活用がさ行としゃ行にまたがってしまいます。
これは、なるほどと思いました。

お礼日時:2006/03/31 09:39

ローマ字の表し方については、英語は綴りと発音が非常に乖離している言語ですから、英語を用いるのは疑問に思いますが、それは好みの問題で置いておきます。

ただし、ヘボン式論者の "chi" に対する見解は是非伺いたいと思います(これは補足要求ではなく単なる願望です)。
便宜上、現在の綴りをひらがなで、genkigan さんの主張される綴りをカタカナで書きます。
音声学的には、「さ、す、せ、そ」と「しゃ、しゅ、しぇ、しょ」とは明らかに異なると思います。九州方言などを別にすればですが。
「さ、し、す、せ、そ」を「シャ、シ、シュ、シェ、ショ」と書くとしたら、genkigan さんは「しゃ、しゅ、しぇ、しょ」はどう書くのでしょうか。やはり「シャ、シュ、シェ、ショ」と同じ綴りですか。
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音素と文字(形態素)を混同しておられますね。


単語は発音通り綴る必要はありません。というより、どこの言語でも限られた字母で発音を正確に表現しようとしてもムリです。どうしてもやりたいなら、日本語の「ラ」は "ra" でも "la" でもないから "rla" と書こう、というようなことになります。
また、ご意見は英語に偏しているようです。"sha" は言語によっては「スハ」のように読みます。
ヘボン式のローマ字で「チ」を "chi" とつづりますが、フランス語では「シ」、イタリア語では「キ」、ドイツ語では「ヒ」に近い音ですね。英語だって "China," "Chicago," "hierarchy," "spinach" の発音を調べてみれば「チ」を "chi" と綴るべきだという説が根拠を失います。
綴りは歴史的な重みを背負っていますから、発音に近づけようと変えるべきではありません。綴りは歴史的に、発音は音標記号で表せば良い話です。英語の辞書はそうなっています。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうざいました。英語に偏っているのはそうだと思いますが、どこかの言語に偏らないと、日本語をローマ字で表わすことはできません。とりあえずは、ヘボン式でいいと思っています。
で、私がお聞きしたいのは、音声学的に、
さ×すせそ
しゃ し しゅ しぇ しょ
と書くことは、正しいのかどうかということです。

お礼日時:2006/03/30 23:46

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