下記の論文中(http://www.jafra.gr.jp/nougei.html)の「活性化初期のSrc,Syk,Tec familyタンパク質のチロシンリン酸化には影響を与えず、MAPK経路タンパク質のリン酸化が阻害された。」に関して 解説していただけませんか?

特にSrc,Syk,Tec familyタンパク質のチロシンリン酸化」「MAPK経路タンパク質のリン酸化」の専門用語の意味がわかりません。
よろしくお願いします。
なお 私は 文系なのです・・・。


【結果】

histamine遊離抑制効果のあった茶品種のポリフェノール画分から単離された4-0-メチルガロイルエピガロカテキンは、強いhistamine遊離抑御作用を示し、in vivro実験においても静脈投与、経口投与で強いI型抗アレルギー反応抑制作用が認められた。さらに、マスト細胞の活性化への影響を検討したところ、活性化初期のSrc,Syk,Tec familyタンパク質のチロシンリン酸化には影響を与えず、MAPK経路タンパク質のリン酸化が阻害された。

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A 回答 (1件)

とりあえず解説を



細胞内には様々なタンパク質があります。
タンパク質がいろいろなものを合成もしくは分解して
生物は生きています。(厳密にいえば少し違いますが
簡略化のためにそう書きました)
タンパク質はいつも仕事ができる状態にあるかというと
そうではなく不活性になっているものもあります。
そのようなタンパク質は何らかの刺激で活性化させられる
必要があります。
タンパク質が活性化されるための方法としてタンパク質の
リン酸化があります。リン酸化とはタンパク質にリン酸が
付加されることです。リン酸化するタンパク質(酵素)のことをkinaseと呼びます。kinaseにはリン酸化するアミノ酸によって2種類のタイプに分けられます。
チロシンというアミノ酸をリン酸化するものをチロシンkinase、セリン、スレオニンというアミノ酸をリン酸するセリンスレオニンkinaseと呼びます。
タンパク質を活性化しなさいという信号の事をシグナル伝達というのですが、リン酸化によるシグナル経路がチロシンkinase、セリンスレオニンkinaseであるかで情報伝達の経路がある程度予測できるのです。
これが前置き

さて「Src,Syk,Tec familyタンパク質」というのはチロシンkinase(Srcは癌遺伝子としても有名)の仲間になります。familiyというのは構造が同様なタンパク質について用います。「MAPK経路タンパク質のリン酸化」はセリンスレオニンkinaseになります。MAPKというのは mitogen activated protein kaineseの略です。経路というのは情報伝達でその道を使うと思っていただければ良いです。

全部を簡単にいえば、4-0-メチルガロイルエピガロカテキンという物質はアレルギーを抑制する。アレルギーを引き起こす原因であるマスト細胞の活性化がこの物質で阻害できると考えた。
阻害できるとしてどの情報伝達を阻害しているであろうと考えてこの物質を入れてみたところ、情報伝達経路のうちMAPKの経路を阻害することがわかりました。

発表(論文)を見ていませんのでこの結果が本当か否か(どれくらいの信頼できるデータか)まではわかりません。

解説をわかりやすくするために一部、嘘ではないですがごまかしてある面もございますが勘弁してください。
本気で説明したら一日で終わらなくなりますので・・・
生物学でも大学教養から学部並の知識を必要としますのでややこしいと思います。
文系という事なのでわからない用語を出してしまったら
また質問してください。
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この回答へのお礼

ほんとうに わかりやすく丁寧に お教えくださってありがとうございました!

たんぱく質に不活性のものがあるなんて 知りませんでした。・・・文系だからあたりまえですが・・・。
それに リン酸化すれば活性化するなんて-・・・。

なんだか ものすごくたくさんのことを 教えていただいた感じです。

大学での 2単位ぐらいありそう・・・。

いまのところ 解説していただいたおかげで わからないところは ありません。
感謝いたします!

お礼日時:2000/12/21 01:17

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