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エイズ患者はなぜ日和見感染で亡くなってしまわれるのでしょうか?
今現在において、最も有効なエイズの治療法とはなんなのでしょうか?

A 回答 (5件)

腸内に棲む細菌の叛乱――日和見感染症


 「人の生体防御は、三段階からなるバリアーによって行なわれています。
 第一段階は〃皮膚や粘膜といった体表層のバリアー〃、第二段階は〃食細胞(マクロファージ、好中球、リンパT細胞など)のバリアー〃、第三段階が〃体内での食細胞とIgG抗体などの連携によるバリアー〃です。

 免疫ミルクは、粘膜、つまり腸管の粘膜ですが、このバリアーと、体の組織内のバリアーを強化することで病気を予防し、改善するんじゃね。
 特に、腸管粘膜でのはたらきは医学的にも注目に価する。
 免疫ミルクを継続的に飲むことによって、いろいろな病気での死亡率が激減することが私たちの研究で明らかになったのです」

 野本亀久雄教授は貴重な研究の成果を、一日の研究を終えて人けのなくなった生体防御医学研究所の研究室で淡々と語りはじめた。
 「すでに紹介したように、人間の腸内には100種類100兆個という膨大な腸内細菌が定住している。腸管内のあちこちに、花畑におなじ花がかたまって咲くように集団で存在しているので〃腸内フローラ〃と呼ばれておる。腸管にやってくる栄養をもらって生きておるんじゃ。

 大部分は生体にとってはまったく病原性のない定住型の細菌でね。〃善玉菌〃ともいう。これらは種類ごとに腸の一定の場所に棲みついていて、それらが人間の生体活動に必要なホルモン様物質や、健康回復物質を放出したり、消化に関わったりしながら人の健康維持のために多彩な役割を果たしておる。

 また、食物といっしょに口から病原性の細菌やウイルスが侵入してきても、腸内フローラの存在によって、病原性細菌の爆発的な増殖が抑えられるんじゃね。
 定住型腸内フローラは、それ自体が生体防御系の重要な構成要素のひとつでもあるわけじゃ。このことはね、生存環境からすべての細菌や微生物を除去し、腸内にもまったく細菌のいない無菌動物をつくって調べてみると、生体防御系のはたらきが休眠状態になっていることからはっきりしている。

 ところで、私たちの腸内には、こうした定住型で病原性のない細菌のほかに、弱い病原性をもった暫定型の腸内フローラも棲みついておる。弱い病原性のあるこうした細菌は、宿主(人間)の免疫力がしっかりしている元気なときや、若いときには、それに抑えられて感染症を起こすことはないのだが、しかし、体力の低下や高齢化で免疫力が低下してくると、病原性を発揮して感染症を起こすようになる。

 普段はなんともなく人間と共存しているのに、宿主の弱体化の隙をみて感染症を起こす――こういうのを〃日和見感染症〃と呼ぶんじゃ。
 病原性がもともとたいして強くないものだから、発病といっても普通はそれほど激しい病状にはならないし、日和見感染症はエイズ患者の場合は別にして、それほど大問題とは考えられていないんじゃが……。

 ところが、実際にはこの甘くみられがちな日和見感染が、人の死に深く関与しているんじゃ」
 日常的に私たちと共存している腸内細菌の一部が、ある日〃日和見感染〃という叛乱を起こし、宿主の命を奪う。
 虚をつかれるような話である。

 腸管の免疫力を強化する免疫ミルクで、死亡率は激減する
 「ガンとか慢性疾患とか成人病など、人は多様な病気で死んでいきますが……実は、その死因を厳密に調べてみると、多くの死者は、そうした本来の病気で亡くなっているわけではないんじゃ。

 ほとんどは、その病気で体力が落ち、免疫力が低下したために日和見感染症が頭を擡げてきて、それに抗しきれなくなり、なんらかの感染症で命をとられているんじゃね。
 それとお年寄りの死じゃ。免疫機能は高齢化とともに誰でも確実に低下してくる。

 中高年世代になると、成人病や慢性疾患にかかりやすくなるが、あれは明らかに免疫系も含めた恒常性維持機構の弱体化と関連性があろんじゃ。つまり、不調の状態から健康な状態への復元力があまり適切にはたらかなかったために、発病にいたるのです。
 そして、免疫力の低下が長くつづくと、肺の免疫力の隙をついて肺炎菌が牙を剥き、肺炎で死亡する人も多くなる。

 とにかく、肺と腸は二十四時間休みなく外界にさらされているんですから、あらゆる細菌が常時侵入してくるわけで、免疫力の低下はそれらの体内侵入と感染をやすやすと許してしまうという意味で重大な生体防御の危機なのです。

 ですから、肺と腸管の免疫力を何かで補ってやることができれば、死亡率は劇的に下がりますよ。ことに、腸管の免疫力をしっかりしたものにすることにより、腸管内の弱病原性細菌や侵入細菌を無害化することができれば、日和見感染症による死亡は間違いなく低減します」
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エイズと云われる症状は、【免疫力の低下】によって本来かからない病気【日和見感染症と云われるものです】などの発病が…【エイズ】と云われます。



現在においての最も有効な治療は。。【HIV発症者・エイズ発症者とも】
【プロテアーゼ阻害剤とヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤】のカクテル療法でエイズ発症遅延が行われております。
これによって、【ウィルス量を減少】となりそれに伴い【免疫力CD4】の数値も
増加する様になって居ます。ただし、治療を始めれば半永久的治療となるので
薬を飲む事を中断する事は出来ません。【今の段階では、薬で抑えて居るだけなので完治はありません】

当然強い薬なので…この病気以外での服用は【劇薬指定】の物もありますし…
【副作用】もあり、なれるまでは大変な事もあります。

どんどん良い薬が開発段階にありますので…薬さえちゃんと飲んでいれば普通の人とは変わらない生活が出来ます。ただ…ウィルスが消滅する訳では無いので…
【感染】の危険はあります…そのあたりは【気を付けなければならない】所ですが。
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エイズ感染者のHIV菌の潜伏期間が不特定であり、その発症がつかめておりませんし、患者の体力等も大きく影響があると考えられております、大学病院のエイズ研究班に薬草(「日々草」を持ち込んでは降りますが?」)今のところ、何も回答はありませんが、エイズは、血液の病気ですので、この「日々草」での発症を抑えて下さい。


 薬草での治療も一考と思います。
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(一部補足)


一般の風邪のウイルスなど世の中に存在する全ての感染症に対して弱くなります。健常者にも病原性があるようなものは隔離によって防ぐことも可能ですが、日和見感染といわれるものの病原体は元々皮膚にいたり、腸内にいたりと感染源から隔離するのが不可能なものばかりなんですよ・・・。だから日和見感染『で』なくなるんです。

最新の治療
日本エイズ学会や世界エイズ会議などからの公式見解はありません。多剤併用にてのトライアル中だと思いますよ。

主な使用薬剤はこちらで見ることが出来ます。
http://www.hivcare.jp/kotsu/index.html
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こんにちは。


エイズという病気は、ウィルスが侵す身体の部分が免疫細胞といって、細菌などの病原体から身体を守る働きをする細胞なのです。
ですから、エイズを発症すると免疫細胞がエイズウィルスで破壊されて、免疫力がなくなってしまいます。
そうすると他の病原体を身体が防げなくなって本来健康な人には害を及ぼす事のないような病原性の弱い細菌さえも、身体の中で繁殖し暴れ回り、その細菌の出す物質による害毒や最近自体が増殖する為に身体の栄養を奪ったり、身体の細胞を破壊したりします。
このような感染症が日和見感染です。
ですから日和見感染は、エイズに限らずいろんな原因で免疫力が落ちている人に起こります。
特にエイズの場合、免疫力がほぼ壊滅してしまうので、ごく弱い細菌も防げず、死に至ってしまいます。

また最新の治療法についてですが、エイズの専門家ではないので参考になりそうなリンクをあげておき、専門家の方にお願いしたいと思います。

参考URL:http://www.acc.go.jp/accmenu.htm
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