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フロントを固め(レートをあげる)、リヤを柔らかめ(レートをさげる)と
走り的にはどのように変わるのでしょうか?
自分の見解ではけつが流れやすくなってオーバー気味になると思うのですが?

A 回答 (3件)

 クルマの設計屋(専門は懸架装置及び操舵装置)です。



 硬い~軟らかいの程度にもよりますが、一般論としましては、既に皆様御回答の通り、アンダ・ステアが強くなります。
 で、ワタシは理論的な補足です。

 軟らかいサスは、旋回時に発生する遠心力で車体がタップリとロールし、旋回時の左右荷重移動がゆっくり、ソフトになります。
 勿論、定常的(=完全に旋回に入ってしまい舵角も安定している状態)には硬くても軟らかくても左右輪の荷重移動量はほぼ同じになりますが、コーナでハンドルを切り遠心力がかかり始めた時(専門的には過渡領域と呼びます)、サスが硬いとすぐ左右方向の荷重移動が発生し、一方サスが軟らかいと遠心力によって発生する左右荷重移動の幾ばくかを、車体のロールが吸収してしまいます。

 御質問のケースであれば、事態は更に悪い方に進みます。本来リヤでも発生するはずの左右荷重移動を前輪の旋回外輪1輪で受け持つ事になり、定常状態でも後左右輪の摩擦力の総和は、前左右輪の摩擦力の総和より大きくなってしまい、結果、ロコツなアンダ・ステアに見舞われます。(この状態が、まさにtosshy様が御指摘の現象です)

 それでは、何故左右方向の荷重移動が発生すると左右輪の摩擦力の総和が減るのか?ですが・・・・中学生の頃(?)、F=μWとゆぅ式を習いませんでしたか?これは、摩擦力Fは荷重Wが増えると比例して増える、とゆぅ事を示していますが、空気入りタイヤが摩擦力を発生するメカニズムは、不思議な事にこの式に当てはまりません。タイヤは、荷重Wを増やしても荷重と比例関係となるほどは摩擦力Fは増えず、しかし荷重が減るとその分キッチリ摩擦力が減ります。即ち、左右荷重移動が起こると荷重が増える旋回外輪の摩擦力はそれほど増えないのに、荷重が抜ける旋回内輪の摩擦力が減ってしまうのです。

 以上の様に、左右荷重移動が旋回初期に起こる硬いサスは、旋回の限界速度を低くしてしまう事になるワケですが、最後に蛇足です。

 左右方向の荷重移動はなるべく減らした方が良いとしますと、結構思い違いをされている方が多いのではないかと思われますが、硬いサスはダメ、とゆぅ事になります。
 ロールに伴う対地キャンバ変化やバンプステアなどの要因を考えないとしますと、硬いバネは旋回性能を低下させているのです。

 車高を低くした場合も同様です。サスのバンプストロークが不足し、旋回中でも容易にバンプラバーに当る事になり、結果、サスが異常に硬くなったのと同様の現象が見られる様になります。

 実際にはレーシングカーのほとんどが信じられないほど硬いサスを持っていますが、硬くする事によって操舵応答性が増し、旋回限界付近でのコントロールがやり易くなるからであって、硬いサス=旋回の限界が向上、とゆぅワケには必ずしもなりません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
単純に思っていたこととは違い戸惑っていましたが、
おかげさまで吹っ切れました。
tosshyさん、drisilさんもありがとうございました。

お礼日時:2002/01/30 12:09

下の方のおっしゃる通り、普通、アンダーになります。


リヤに対して、フロントの左右輪トータルグリップが落ちるからです。
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一般的にアンダー傾向になります

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