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アンモニアNH3の窒素原子が持つ形式電荷の計算がいまいち分かりません。教えてください。

A 回答 (1件)

アンモニアの窒素原子は3本のN-H結合と、1組の孤立電子対(非共有電子対)をもっています。

このように、分子やイオンの電子配置を理解することが基本となります。

それに加えて、基本事項として、結合に使われている電子は、結合原子が均等に分配すると考えます。
すなわち、個々の水素原子には1個の電子が割り振られ、窒素原子には、結合1本あたり1個の電子が割り振られます。
孤立電子対はすべて、その原子に割り振られます。

こう考えると、形式的に窒素に属する電子はN-H結合に由来するもの1個x3本と孤立電子対由来のもの2個(1組)の合計5個ということになります。
窒素原子の本来の価電子(原子核の電荷と電子の電荷がつり合うような価電子数)は5個ですので、形式的な価電子数と本来の価電子数が同じになりますので、形式電荷をもたないことになります。

もしも、形式的な電子が不足していれば、その不足数に見合うだけの、正の形式電荷を持つことになります。形式的な電子数が過剰であれば、同様に負の形式電荷を持つものになります。

なお、イオンや分子を構成する原子の形式電荷の総計は、そのイオンまたは分子が持つ電荷と一致するはずです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございましたおかげで何とか理解することができました。

お礼日時:2006/04/10 16:41

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