
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
イギリスは、第2次までずっと主力艦の数では郡を抜いて多いです。
性能も第1次大戦時最高クラスでした。海軍力で1位はイギリスなのは確定です。ドイツも同様です。ただしイギリスよりは艦船数が劣るため2位です。
アメリカは、南北戦争以降ほとんど戦争に関与しなかったという国家です。そのため、欧州やその影響の強い日本海軍とは別の進化をしていた海軍です。ただ、国力の面で圧倒的なので、保有数は多いです。3位は確定ですね。
日本なのですが、とりあえず日露戦争で勝利したものの、いまだ欧米と比べると見劣りします。国力の面では言わずもがななのですが、技術力でもかなり背伸びの感があります。
金剛なのですが、イギリスで建造されたものですね。技術会得の要因もありますが、いまだ最新鋭となると「海外発注」という状態です。当時それをおこなっていたのはトルコなんかが代表ですね。
特に鋼材技術は大きくいびつであり、金剛のドリルは有名ですね。イギリス製の金剛の装甲に日本製のドリルを使ったらドリルが欠けたというものです。これって案外深刻な話です。
比叡以降は日本で作ったものですね。4隻そろえば一応世界最強の巡洋艦隊とはなるのですが、戦争は1艦隊でするものではないです。
艦船の数で上回っていても技術の面で欧州には及ばないため、肩を並べるのはかなり厳しいかと思います。イギリスを仮想敵国扱いして技術を磨いていたフランスと、そのフランスを敵対視していたイタリアよりも下かとは思いますがいわゆる陸軍国のオーストリアとなら・・・ロシアは日露戦争の大敗北で新型艦建造に大きく出遅れているため、論外かと。
陸軍に関してですが、これは第1次大戦で、大きく様変わりします。日本は欧州戦域でいわゆる「近代戦」を行っていません。アメリカは一応行ってはいるのですが・・・この差は大きいです。第2次大戦で大きく響くことになります。
第1次大戦までは、陸軍力というのはある意味国家動員力とイコールでした。とにかく人を送り込めるほうが強いというのが大前提だったのですが、機械化が進んだため、大きく力関係が変わったのです。
よって、第1次大戦中であっても、近代戦による改変を行わなかった日本軍は大きく遅れをとっています。
航空技術力では、やはり欧州には大きく遅れをとっています。技術力のタッチアップは特に深刻で、第2次大戦まで尾を引く状態となります。
素材から技術発展が遅れていたということなのですか。総合技術力が大正ではまだまだなんでしょうかね。艦隊そのものも当時の急速な発展にはとてもついていけなかった状況なのでしょう。
アメリカは短期間ですが、実戦しておりますので大きな差になって響いたのでしょうかね。18年の西部戦線の補強的配置でしたね。しかし、アメリカ製武器っていうのは最新鋭ですかね。人は送ってなかったが物資はという印象があります。
No.7
- 回答日時:
近代戦を少人数ながら経験しているアメリカと、まったく経験しなかった日本では、その後の兵器製造に大きな差ができます。
戦争というのは経験している人がいるかいないかで戦後の様相が大きく変わります。
欧州戦線に送られたアメリカの仕官が、戦後当然昇級するのですが、そのときに実際に近代戦を経験していれば、そういった装備への更新を促すのは当然です。
それに実際に戦えば、戦果報告という形でいろいろな情報がはいっていきますので、必然的に上の頭も近代化に・・・となるわけです。
アメリカが第1次大戦時に送った物資は、量もそうですが、質もそれなりです。工業力の違いですね。
第2次大戦で陸軍力の格差は決定的で「明治時代に採用された旧式ライフルと車に釜を乗っけたような戦車?」を持って戦っている軍と「サブマシンガンと新式ライフルと戦車で装備している」アメリカ軍とでは、まるきり相手になりませんでした。
実際に戦争末期のフィリピンでは、日本軍が放棄した兵器(たいていの場合は鹵獲兵器は重要な兵装となり、有効に使われます)を、アメリカ軍が転じて使うなどということはほとんどない(アメリカの水準では使い物にならない)というほど、兵器水準は開いていたのです。
なお、総合技術力では、第2次大戦時でもいくつかの技術が水準に届くかどうか、というクラスです。世界最高水準になったのは朝鮮戦争のあと、高度経済成長を待たなければなりませんでした。
アメリカが陸軍を実戦させたのがそれほど大きな違いとなったのでしょうか。もし日本が陸軍を派遣すればその後の発展が違ってきたのでしょうか。何らかの影響は有るのでしょう。
No.6
- 回答日時:
補足です。
日露戦争で日本は勝利したことになっていますが、前線では砲弾の不足に悩まされ、重砲弾は信管不適合で不発が続出、ロシア軍の撤退を見送らざるを得ない有様でした。
この戦争で白兵突撃で勝利したのが後世の判断を誤った原因となったのです。
日本の周辺で近代戦争の構えを行ったのは中国の蒋介石政府の正規軍だけでした。
ドイツから軍事顧問を招き、トーチカ、当時定評のあったチェコ機関銃の装備、近代陣地戦の訓練をしていて日中戦争の初期白兵突撃してくる日本軍に絶大な損害をあたえました。
北支方面は軍閥に毛のはえた位の装備でしたから簡単に制圧できたのが日本にとって不幸で、この調子で全中国を制圧できるという期待を持ってしまったのです。
日本軍が唯一経験した近代戦はノモンハン戦で、このときソ連砲兵と戦車の威力に圧倒され全滅に近い状態
の敗北を経験したのですがこの敗北で何も学ばず、伝統的白兵主義を改めることはありませんでした。
勿論国力、技術力が伴わなかったという事情もありましたが・・・
No.5
- 回答日時:
この時代は当初まだ従来の戦術思想のままでしたから密集銃剣突撃で勝敗を決めていました。
これに対抗する為、機関銃が普及し、突撃してくる兵をなぎ倒すようになり、常備兵力(常備師団)では足りなくなったので総力戦に移行したのです。
そして膠着状態になり、これを打開する為、砲兵による進撃路打開のための集中砲撃の時代になり色々な砲撃法が開発されました。 数十万発の砲弾を準備消費したのです。 砲撃準備の為軽便鉄道を新設した程です。
また機関銃では破壊できない戦車が発明されました。
軍隊の規模が大きくなりそれまで鉄道に頼っていた軍の移動に自動車が導入されるようになりました。
どれも戦争の実態に合わせてての改革で戦争観、戦術にも影響が大きかった時代です。
日本陸軍が近代戦で完全に時代遅れのものになったのがこの時代でした。
このような流れを理解しなければわからないでしょう。
開戦当事と終戦当時は同じ戦争期間とは思えないほど様変わりしております。こんなに急速な技術発展があるものなんだと驚くほどです。
開戦当事にどうだったんだろうかと、どれくらい列強の尾っぽにつかまっていた状況なのだろうと思いました。
No.3
- 回答日時:
海軍力については、イギリスが群を抜いての1位、ドイツがかなり差があって2位、その下はアメリカ、日本、イタリア、フランス、ロシア、オーストリアなどがあります。
開戦時の弩級戦艦・弩級巡洋戦艦の数を、「死闘の海」という本から引用しますと、
フランス:3隻
イタリア:3隻
ロシア:ゼロ
アメリカ:10隻
日本:4隻 (うち、河内と摂津は弩級艦とするのは苦しい)
オーストリア:4隻
となります。10隻の弩級艦を有するアメリカが文句なしの3位、オーストリア、イタリア、フランスが並んでいます。日本が持っている多数の旧式戦艦を同評価するかですが、「イタリアと同程度」と評価するしかないでしょう。
例えば、金剛・比叡の2隻だけの日本艦隊は、アメリカの弩級艦10隻の艦隊には近づけません。スピードを生かして、ヒットエンドラン式の戦闘をするしかありません。日本が持っている多数の旧式戦艦は、アメリカの弩級艦10隻とはやはりまともに戦えません。
結論としては、
* イギリス1位、ドイツ2位、アメリカ3位は確定。
* 日本はその下をイタリア、フランス、オーストリアと争う。
* 日本はロシアよりは文句なしに強い。
となると思われます。
アメリカ海軍が強力なんですね。
「弩級艦」の出現によって、一気に日本海軍は地位を失ったといえるのでしょうね。
しかし、ヨーロッパ各国の海軍力は差があるものですね。AクラスBクラスがはっきりして、日本も所属がはっきりしてますね。ロシアは本当に海軍がだめになったのですね。
No.2
- 回答日時:
この年代は軍隊の装備が急激に変革された時代です。
開戦時はまだ過去の理論や戦術思想が幅を利かせていましたから、小銃火力や白兵突撃に頼ることが多く、陸戦の場合日本軍の得意とする思想の時代ですからかなり活躍したのではないでしょうか。
軍事能力ではイタリアよりイギリス陸軍に近いでしょうが人口がおおいのでそれ以上の能力を発揮したでしょう。
イタリアは軍事能力としてはかなり落ちます。
しかし機関銃や砲兵力の重視、自動車化といった変革の時代に入ると、技術力、国力的についていけなくなったと思います。
この傾向はその後にも尾を引いていましたから。
海軍力については英独についで少し差が開きますが第3位にあったのではないでしょうか。
地中海方面に駆逐艦を派遣したりしていましたし、ドイツが租借していた青島軍港を占領し、ドイツ巡洋艦エムデンの追跡、ドイツ東洋艦隊を駆逐しましたから。
陸軍の規模はどうなのだろうと思いました。
つまり師団数かな?といったところでしょうか。
それらがヨーロッパ各国と比べてどうなんだろうかということなんです。
大戦中に核心の時代に入ってしまいますよね。そうなるとますます差が広がってくるでしょうか。
海軍はそれより強かったのでしょうか。
No.1
- 回答日時:
陸軍軍事力ですか、難しいですね。
イタリアも陸軍国として、それなりに頑張っていたので、なんともいえませんね。
なんと言っても、日露戦争での消耗が尾を引いているといった具合でしょう。
海軍力は、イギリス、ドイツの次位でしょうか。
グランド・フリートと高海艦隊の軍拡にはついていけないと言ったところです。
そうですか。陸海軍とも日露戦争後から徐々に世界に後れを取っていったという雰囲気でしょうか。
もし、ヨーロッパに位置していて戦わざるを得なかったとすると、どれくらいのことができたのだろうかと思いました。
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