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初歩的な質問なんですけど、手形がどういうかんじに
動いているのか知りたいです。

たとえば、ある銀行にAという企業が、いつも融資を受けていたりして、長年良い関係を続けていたとします。

そして、たとえばA企業が仕入れなどで、B業者に支払うときに、手形で支払う。そして、B業者は銀行にその手形をもっていって、手形を割り引いてもらい、現金を手に入れる。
最後にA企業は、銀行に手形の分の金額を利息をつけて支払う。

これが手形の流れとして正しいとすれば、次のことを知りたいのです。

 1 銀行とA企業の間には、A企業が手形を振り出して
   よいという約束が成立しているんですよね?

 2 手形を振り出す企業は、現金がなくて困っているから手形で支払うのでしょうか?なぜ手形で支払う必要があるのかはっきりしません。

 3 もし、A企業が倒産して、銀行に自ら振り出した手形分の現金を期限内に返済できなかった場合、その手形は「焦げ付いた」と言いますか?

4 この流れを見ると、手形とは、3つ以上の組織の間に成立するものであり、1つの銀行と1つの企業間では成立しないですよね?

とりあえずこの4点がどうしても知りたいのです。どうかご協力いただきたいと思います。

A 回答 (7件)

まず質問の回答をしますが、流れは間違っています。



Q.1 銀行とA企業の間には、A企業が手形を振り出してよいという約束が成立しているんですよね?
A.1 その通りです。普通預金ではなく当座預金と言う預金口座を作成します。この口座は、お金を預けても原則として利息が発生しない企業が円滑な銀行取引をするための口座になります。もちろん長年の信用や担保や定期預金等が必要になったりもします。口座が、開設できれば、約束手形や小切手が発行できます。

Q.2 手形を振り出す企業は、現金がなくて困っているから手形で支払うのでしょうか?なぜ手形で支払う必要があるのかはっきりしません。
A.2 困っているという表現は難しいですが「資金繰り」の為に手形を使います。企業の経営には、利益が出る前に商品を仕入れて先に代金を払ったり、家賃や敷金、また、従業員の給与を払ったりしますのでこのようなことになります。例えば、マンションを不動産屋が計画して建てるとします。短くて1年大きな物件だと2年以上かかる場合もあります。実際に不動産屋にお金が入ってくるのは、マンションを購入したときですよね?その間は数億ものお金をどうしたらいいのでしょうか?銀行に借りるともちろん利息が付きます。購入業者や工事業者に支払を先に延ばしていくことで借りるお金を少なくしたいのは、経営者の常です。

Q.3 もし、A企業が倒産して、銀行に自ら振り出した手形分の現金を期限内に返済できなかった場合、その手形は「焦げ付いた」と言いますか?
A.3 「返済」ではなく「入金」ですが、一般的に「焦げ付いた」といいます。

Q.4 この流れを見ると、手形とは、3つ以上の組織の間に成立するものであり、1つの銀行と1つの企業間では成立しないですよね?
A.4 その通りです。手形を受け取った企業が必ず存在しますから
ただ、銀行は手続きを行うだけで全く債務は発生しません。
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現役銀行融資マンです。



1について
成立しています。A社と取引銀行の間で「当座勘定契約」が結ばれています。この契約で当座預金が開設され、手形・小切手帳が発行されます。当座預金は申込をした全ての企業が開設できるわけではありません。
信用力がある企業にしか認めません(といってもかなりゆるいですが)。銀行の世界では、取引先が手形・小切手を決済できずに不渡りを出すのは恥ずかしいことなんです。

2について
これは下の方が具体例を挙げて説明されているので略します。商売の形態や業界の慣例も影響します。ほとんど現金決済の業界もありますし、手形(しかも決済までの期間が非常に長い)業界も存在します。

3について
焦げ付いたといいます。

4について
ご質問の趣旨を推察すると正しいといえますが、正確には誤りです。
「手形」といっても、上記で説明した約束手形の他にも為替手形というのありますし、貸付手形(手形貸付ともいいます)というものもあります。貸付手形は企業が銀行から融資を受けるときに手形を振出すものです。1年以下の短期資金の融資を受けるときに使われます。1年超の長期資金の融資を受けるときには契約書(証書)が用いられます。

銀行マンからみれば当然のことでも、なかなか一般の方にはわかりづらいかもしれません。手形というのは特に。
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 通常の営業取引に基づいて発生する商業手形,企業が金融機関に商業手形を割引してもらう際の商業手形割引,更に金融機関が融資する際の普通手形貸付を混同しているようにも見受けられます。



 1はAが取引銀行に当座預金勘定を開設していればという前提条件があります。銀行取引があるからと言って,直ちに当座預金勘定が開設してあることにはならないからです。更に,当座預金勘定を開設していても,取引銀行が手形用紙を交付するかどうかは取引銀行の判断によります。仮に手形用紙を交付していても,Aの業績が悪化して信用不安があれば,取引銀行はAから手形用紙を回収することもあります。

 2は支払サイトが回収サイトよりも短い場合に,資金の立替を回避するために支払手形を振り出します。

 3は不渡手形のことを指して言っているのでしょうか。あるいは「期限内に返済」という言葉を使っていらっしゃるので,普通手形貸付による貸出期日までに手形貸付金を銀行が回収できなかった場合を指しているのでしょうか。後者の場合ですと,貸出金が焦げ付いたというような表現をします。

 4企業が取引銀行に対して振り出す約束手形の場合には,銀行と企業との間で手形貸付による貸出取引が考えられます。また,為替手形の場合には,1枚の手形について振出人,引受人,受取人の3者が登場します。
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#4のものです。



4の質問の解説がわかりにくいですね。

つまり自分で銀行宛に手形を切って
その額面を現金で銀行からもらう場合があります。

簡単にうと借りたお金を手形を切って
返す日を約束するだけの話です。
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ちょっと手形の認識が違っているようですが


あとに書くとして、まずは
単純に質問にお答えします。

その通り! 信用がなければ手形帳を銀行は発行しません。


いえ決してお金がないからではありません。
有利だからです。中にはだんだん自転車操業に陥ってお金がないから、という会社もありますが
通常は有利だからです。
商売というのは集金は素早く(できれば現金あるいは前金)、支払いはできるだけ遅らせる、というのが鉄則です。
商売ですから
お客さんからもらったお金で他の仕入れ先からすぐに次の品物を買って来ることも可能です。
それを売れば儲かるわけです。
例えば仕入れ先への支払いは3ヶ月先、自分が売ったものについては現金だとすれば
80万で仕入れで100万で売るとしますよね。
100万の入金です。今度はその100万で他の仕入れ先から現金でも品物を買ってこられてしかも140万で売るわけです。すると40万儲かるでしょ。入金は140万ですよね。まだ支払期日はきてませんからその140万で品物買ってきて200万で売るわけです。そこで期日がきたとすれば100万儲かるじゃないですか。
でも同時に支払ってしまったら20万しか儲からないでしょ。手形は受け付けないという他のお店から100万のもの仕入れられないですよね。
そんなわけで手形支払いにするわけです。


俗に「不渡りになった」といいますね。
焦げ付いたといってもいいのではないでしょうか。


いいえ成立します。
例えばどうしてもAはすぐにでもお金が必要だ、
ところが今お金がないというような場合
自分で銀行に手形を切るわけです。
つまり期日に銀行に支払うわけです。
手形のやりとりは銀行とAだけの間で行います。
ただし、これはよほど銀行への信頼がないと銀行も受け取ってくれません。


>そして、たとえばA企業が仕入れなどで、B業者に支払うときに、手形で支払う。そして、B業者は銀行にその手形をもっていって、手形を割り引いてもらい、現金を手に入れる。
最後にA企業は、銀行に手形の分の金額を利息をつけて支払う。
これが手形の流れとして正しいとすれば、次のことを知りたいのです。

とありますが少しだけ正しくありません。
Aが振りだした手形の額面に利息は付きません。
従って「最後にA企業は、銀行に手形の分の金額を利息をつけて支払う」
は間違いです。
Aは約束の期日にその手形の額面金額のみを自分の口座においておけばその額面だけが引き落とされます。
またBは手形を必要があれば割り引けばいいのですが(お金が早く欲しい場合など)、なければ期日までまてばいいのです。
Bが割引してしまえは期日に満額なのだから前もってお金にする場合は逆利息という意味のものを引かれ満額もらえずBが損するわけです。
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お答えします。


1.銀行がA企業に「手形振り出していいよ」という許可を出したからこそ、銀行はA企業に対し「手形帳」を発行しているのです。小切手と違って手形は信用がないと発行してもらえません。
結論としては「成立してます」。だからといってA企業の手形が不渡りになった場合、銀行には何の責任もありませんが、念のため。

2.例えば、品物を売った先からの入金が25日で50万円、原材料を買った先への支払いが20日で40万円だとします。結果的には10万円の利益ですが、支払いが先のためお金が足りないですよね。手形で期日を25日以降にして支払いをすれば、25日に入金された50万円で40万円の支払いが出来ます。
入金予定もないのに手形切るのは問題ですが。

3.Bの立場からですか?もちろん焦げ付きです。Bは割り引いてもらった手形の額面金額で割引銀行からその手形を買い取らねばなりません。

4.ということですね。少なくとも手形を振り出した会社とそれを受け取った会社の2社は必要ですね。

参考になりましたでしょうか?
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間違い分を補足します。


言おうとしていることは分かりますが手形取引のことを根本的に間違っています。


B業者は銀行にその手形をもっていって、手形を割り引いてもらい、現金を手に入れる
※まずこれが間違いです。手形を割り引くというのは、手形期日以前にお金が必要な場合、専門の業者に手形を額面以下で買い取って貰うことを言います。
正しい流れは、B業者は銀行に期日以降にその手形をもっていって、額面通りの現金を手に入れる

最後にA企業は、銀行に手形の分の金額を利息をつけて支払う。
※これが第2の間違いです。
銀行は、期日に合わせて当座預金の残高内で出金の手続きを行うだけですので利息は発生しません。
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