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今週はオプションSQの週ですが、9500円のプットに大きな建て玉があり、ブル派の野村証券などとベア派のJPモルガンなどが激しく対立する形になっています。下げればリバランスで下げに拍車がかかるでしょうが、逆に、変動を押さえる力になるという見方も出来ます。
 リバランスというのは今回の場合、プット・ショートの業者がイン・ザ・マネーになった場合(9500円以下)に先物の売りでヘッジをかけることを言います。その結果、先物が逆鞘になり裁定解消売りで下げることがあり、オーバーシューティングになります。
 また、週末にかけて日銀のボード・ミーティングやG7があり、売り込み難い状況があります。日経平均には「変動を嫌う力」が強く働くと想像しています。オーバーシューティングがあれば短期的には買い場となるでしょうが、タイム・スケールを短くして戦う必要がありそうです。

2、3月危機に株を買い込もうと思って勉強してます。
こういう記事をみつけたのですがオプションSQとはワラントみたいなもんなんでしょうか?
「暴落する可能性もあるが買ってもすぐ売らなきゃ損するかもしれないよ」としか読めません。
詳しい方の解説いただきたいです。
あと簡単なこれからの相場の展望なんかもよろしかったらお願いします。参考にさせてもらいますので。

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

株価指数オプションは買手がいれば必ず売り手がいます。

従ってゼロサムの世界ですから建玉が多いから買いとか売りという論争はあくまでもそういう人達が思惑をはった場合に行くという仮定の話だということを前提に聞いてください。真実は定かになりませんから話半分に聞くことをお勧めいたします。

9500円のプットを100枚買っている場合、金融機関の人間はこの見合いに現物で指数50枚相当を買っています。これをデルタヘッジと呼びます。同プットを100枚売っている人は指数50枚相当を売っています。何故この様なことを行っているかと言うと、オプション売買は相場が上下どちらに動くかという勝負ではなく、振れ幅が大きいか小さいかの勝負を行っています。オプションのプレミアムから想定できる振れ幅よりも大きければ買い方の勝ち、小さければ売り方の勝ちです。デルタヘッジは水準が変わればオプションの買い方も売り方も新たな売買を繰り返します。基本的に、買い方は株価が上昇すれば売り下落すれば買いで、売り方はその逆です。

前述のお話がご理解いただけたとして、足元の相場解説をいたしますと、9500円の建て玉が立ったのは相場水準がもっと上のレベルです。相場が下落して9500円に近づくにつれて、オプションの買い手がデルタヘッジの現物買いを入れるため、ここが下げの抵抗水準として機能しました。9500円を大きく割り込めば売り方が現物の売りを出さざるを得なくなったのですが、どうやらそれを我慢しきったという動きだと思います。
(建玉が多いオプション行使価格の所を相場の節目として捉えております)

明日のSQに関しては、どのような思惑が貼られるか判りませんし他の材料もありますから正確なことは言えません。私の考えでは、下落の保険としてプットオプションを買っていた人が多くそのような人は前述の株買いのヘッジをしていないと思います。そうであるならば、SQで現物の売りは出ず、プットの売り手が売っていた現物の買戻しのみが入ることから相場は上昇するという方向だと思います(本日その思惑で動いたかもしれませんが)。

>オプションSQとはワラントみたいなもんなんでしょうか?
SQとは、コールやプットの売りや買いの建て玉が残った時に、SQ当日の寄付きから計算される指数の価格で建て玉の決済が行われるということです。

>2、3月危機に株を買い込もうと思って勉強してます。
本当の危機はペイオフ実施の4月以降だと思います。但し今回のペイオフも普通預金は全額保護ですから、来年4月前後が本当の山場かもしれないと思っています。弱き過ぎると思われるかもしれませんが、私は日本回復のシナリオが描けないうちは株に積極的な投資を行うべきではないと考えています。

できるだけ平易な言葉で書きたかったのですが、オプションの話になると専門的な用語を入れざるを得なくなります。ご容赦ください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ぜんぜん読めなかったものがおぼろげながら内容が掴めそうです。でももう少し理解したいので連休中にもう一度よく読ませてもらおうと思います。


本当の危機はペイオフ実施の4月以降という考えはありませんでした。ひとつ頭に残しときます。

ありがとうございました。

お礼日時:2002/02/07 23:03

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