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高舌位の母音(y,i,u など)に伴う子音が口蓋化、ないし軟音化する具体例を考えてみましたが、わかりませんでした。そのような例を紹介してください。

日本語では「ピ、ビ、ミ、キ、ギ、ニ、ヒ、シ」だそうです。これはわかりにくいのですが、おおげさに書くと「ピギィ、ビギィ、ミギィ、キギィ、」という風に、「い」の調音のときの舌の位置が高く、舌と口蓋との接近音も加わってしまう、ということでしょうか?

別の言語での例も紹介してください。

A 回答 (1件)

>「い」の調音のときの舌の位置が高く、舌と口蓋との接近音も加わってしまう、ということでしょうか?



そのとおりだと思います。発音記号で書けば

[ pji, bji, mji, kji, gji, nji, cji, ](njは実際はnの左にjが融合した形、cにはセディーユがつきます。シは記号が書けませんがsとも∫とも違う記号が使われます。またjは上付文字にすることもあります。)のようになるでしょう。

発音のバリエーションとしての口蓋化なら、高舌位の母音が特に高舌位であれば起こりやすく、フランス語でtuを「チュ」、petitを「プチー」、s'ilを「シル」と発音されるのが聞かれます。

ロシア語では表記上はむしろ母音を硬母音(いわゆるア行)と軟母音(いわゆるヤ行)に分けていますが、実際には軟子音が母音を伴わずに現れることもあるので(そのために軟音記号があります)、軟子音と硬子音の対立と考えられます。
odin(1)「アヂーン」(このiはヤ行のイ)
Chernobyl'「チェルノブィリ」(yがiに対する硬母音。東北地方のイとウの中間的な母音に近い。l'は軟子音で口をイの形にして子音だけ発音する)

ロシア語などスラブ系は軟音化は起きるというより、始めから軟音と硬音がきちんと分けられています。

他には、これはいきさつについては分からないのですが、ポルトガル語で語末のte, deの発音がポルトガルとブラジルで異なっている例があります。

saudade (ポ)「サウダードゥ」(ブ)「サウダーヂ」
noite (ポ)「ノイトゥ」(ブ)「ノイチ」

ここでブラジル発音が「ディ」「ティ」ではなく「ヂ」「チ」となっていることから音としては軟音化しているようです。ただ、これについてはいきさつは分かりません。(どなたか専門の方に教えていただきたいです。)
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この回答へのお礼

いつもお世話になります。東欧語を勉強した方はさすが我々とは世界観が違います!口蓋化、軟子音化は面白そうなテーマですので今後も見守っていきたいです。またよろしくお願いします。

お礼日時:2006/05/15 12:20

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