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賛否両論あるようですね。
遅ればせながら私もつい先ほど見ました。

映画の趣旨を知る前は「SF映画としてはつまらないなぁ。」という印象でした。ただのパニック映画というイメージしかありませんでした。
ただし、見終わってから少し調べてみると原作がある映画&「家族愛がテーマ」だそうで・・・。

それでもわからない部分があります。
1.一体何のために宇宙人が地球を破壊していたのか?
餌を得るため、人々をおびき出すための破壊なら何となくわかりますが、結局ビームで人間を消滅させてしまってるので・・・。

2.お兄ちゃんが誰よりも生命力がすごい。
お兄ちゃんが単独行動に出て数秒後にあたり一面火の海の大爆発があったのになぜか無傷でラストシーンに登場!いったいどうやって?

3.再婚した夫らしき人はどこへ?
ラストシーンにお兄ちゃんと元妻は無傷なのに、再婚相手(?)がいないわけは?

4.細菌が原因で死ぬなら登場する前に死亡?
なんで地中に埋まってる時に死なないの?

5.家族愛がテーマなのに逃げ回ってるだけ?
トムクルーズこと、パパは子供たちに対して何をしましたか?
息子を引き止められず、娘をなだめるわけでもなく、スキンシップも特に無く・・・。抱えて走ったくらいでしょうか?

6.鳥はなぜ凶暴なトライポットに群がっていたの?
枯れてた意味も良くわかりませんが、バリアがなくなってる意味もわかりませんし、なぜ鳥は群がっていたのでしょう?
そもそも、あの根っこは動くトライポットとどうやって繋がっていて、どんな役割だったのでしょう?

暇な時にでも回答ください。お願いします。

A 回答 (5件)

 初めに全ての疑問に関わる事柄ですが、


スピルバーグ監督は「宇宙戦争」を制作するにあたり、これまでのSF映画のような観客に物語りの背景や前提を知らせておく手法を採らず、全て主人公レイ(演:トム・クルーズ)の視点で語ることにしました。
 一肉体労働者に過ぎないレイには、なぜ宇宙人が地球を侵略するのかは勿論、そもそも今何が起こっているのか解る訳もないので、レイが知り得ない事柄は映画の中でも語られません。
 これは、観客を主人公レイに共感させるための演出で、まさにHARD_ROCKさんがそうであるように、観客は訳もわからない混乱と、とにかく逃げなくてはという恐怖を味わうことになる訳です。
ですから、HARD_ROCKさんの疑問に対する最も適切な回答は、「わかりません」でしょう。スピルバーグ監督自身、説明することを放棄しているのですから。

とはいえ、これではあまりに不親切ですので、H.G.ウェルズの原作や、映画のパンフレット、スピルバーグのインタビュー記事などから得た情報と、私の推測から回答いたします。

1.一体何のために宇宙人が地球を破壊していたのか?

「わかりません」
人類より遥かに高度な知能と科学技術を持つ宇宙人の考えが、人類に理解できる訳がありません。それは猿に人間の思考が理解できないのと同じです。

>餌を得るため、人々をおびき出すための破壊なら何となくわかりますが、
 結局ビームで人間を消滅させてしまってるので・・・。

 順番が逆です。最初は人間を光線で殺戮していましたが、映画の後半では血液を採取してレッドウィード(宇宙人の母星の植物?)の養分にしていました。
これはおそらく、侵略の途中で人類の有効利用方法に気付いたか、もしくは侵略初期には宇宙人の武力を誇示し、人類を戦意喪失させてから利用したということではないでしょうか。


2.お兄ちゃんが単独行動に出て数秒後にあたり一面火の海の大爆発があったのになぜか無傷でラストシーンに登場!いったいどうやって?

「わかりません」
物語進行上のご都合主義でしょう。


3.再婚した夫らしき人はどこへ?

「わかりません」
No.1さんの回答でも納得はできます。
物語の進行上あまり重要な問題でもないですし。


4.細菌が原因で死ぬならなんで地中に埋まってる時に死なないの?

 土中に埋まっているのは、宇宙人の殺戮兵器トライポッドだけで、宇宙人は侵略開始直前に搭乗したので、細菌に感染したのはその後だったからです。

  
5.家族愛がテーマなのに逃げ回ってるだけ?

仮に現実に宇宙人が侵略してきたら、大多数の人は逃げる以外に方法はないのではないでしょうか。
スピルバーグが描きたかったのはヒーローの活躍ではなく、離婚し子供に反抗された低所得労働者…アメリカでは平凡な男が、不器用ながらも家族を守ろうとする姿だったのだと思います。
 主人公レイは、自分と家族を助けるために隣人の車を盗んでしまいます。
息子が戦地に行こうとすると、これまで向かい合うことを避けてきたのに、押し留めるために初めて必死の説得をします。
娘を奪い去ろうとする男を殺してしまいます。
最後にはトライポッドを手榴弾で爆破します。
主人公レイはヒーローではありません。悪事にも手を染めてしまいます。
でも非常時下で家族を守るという目的一点のためと考えれば、十分活躍しているとは思いませんか。
 

6.鳥はなぜ凶暴なトライポットに群がっていたの?

搭乗していた宇宙人が細菌のせいで死亡し、トライポッドが機能停止したためバリアも消失したのでしょう。

>なぜ鳥は群がっていたのでしょう?

高い木に鳥が留まりたがるのと同じ理由でしょう。
それと、バリアが消失したことを観客に伝えるための演出です。

>あの根っこは動くトライポットとどうやって繋がっていて、どんな役割だったのでしょう?

あの根っこ=レッドウィードは、トライポッドと繋がっていたわけではありません。
宇宙人が地球環境を改変するために栽培していた母星の植物と考えられます。
宇宙人と同様、地球の細菌か何かへの耐性が無かったために枯れてしまったのでしょう。

以上、長文ですみせんでした。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
1.そうですね。何も語られて無い以上知りようがないですもんね。
トライポットに関しては少し矛盾を感じますがそれがSFなんでしょうね。
2.ご都合主義でしょうねwあの火の海から逃げてこれるはずが無いですし。
5.主人公がヒーローでないという前提を知って初めてこの意味がわかりました。
6.私はてっきり根っことトライポットは一体型だと思ってました。つまり、根が枯れた=トライポットも枯れただと思ってました。

視点を一つに絞った手法はとても面白いと感じました。
脳を使ってようやく楽しめる映画だと感じました。
ただし、視点を絞ったにもかかわらず細菌による「宇宙人の消滅」についてはナレーションが入ってしまったのは残念でしたね。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/16 08:30

スピルバーグ氏がこの映画で表現したかった


ことは、

・人間が本当の恐怖に遭遇したときは
実際は何もできないことを表現したかった。
→実際、父であり家族を守らなければならない
トム・クルーズも恐怖で泣いているシーンが
あります。

・人々がパニックに陥るときの恐怖を
表現したかった。
 -つよい正義感を発揮し、意欲的に
 行動する人
 -人を殺してでも生き残ろうとする人

などではないでしょうか。なので、私は
ディテールは気にしていません。よく
できたパニック映画だと思いました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

確かに父親が泣いているシーンは異様ではありましたね。
実際は疲れとストレスで子供の前でも泣いてしまうのかもしれませんね。
生きる手段についてもヒーローではないからこそあのような手法を取れたんだと思います。
そう考えるとこの映画に深さを感じました。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/16 08:21

 再びすみません。

一つ言い忘れておりました。

 そうした視点を取った、という意味ではスピルバーグの劇場デビュー作「激突」の手法に戻ろうと意識した、のかもしれません。
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 あの映画に関してはいろいろな評価が出て当然とは思いますけれど、個人的にはプラスに評価しています。

最近のスピルバーグものでは珍しく。

 あの作品の特色は、映画全編をトム・クルーズの視点に絞った(映画館で一回観ただけなので100%徹し切っていたかは断言出来ませんけれど)ところにあります。
 普通監督であればあれも書きたいこれも書きたい、と思うのが自然です。しかし、そうした縛りを設けたためトム・クルーズが知り得ない情報は意図的にカットされてしまっているのです。
 だから宇宙戦争といいながら彼のいる街以外で何が起こっているか判りませんし、その来襲の理由も最期どうなってしまったのかも明らかにはされません。一市民にそんなことが判る筈はないからです。
 それを少しでも補うためにトムが行動する中にヒントとなる要素を多少でも盛り込んできています。6などはその典型でしょう。もうはっきりとは覚えていませんが。時折TVのシーンなどが出てくるのもそうした情報源です。確かロケ車みたいなのが出てきた時、ああスピルバーグは苦労しているなあ(少しでも情報が出せるように)、と思った記憶があります。

 1や3も同様の理由と考えられます。
 また、4は埋まっていたのは無人の兵器(ロボット)もしくは兵器だけ埋めておいて来襲時に搭乗したのではないでしょうか。

 おそらく既にそれなりに有名な先行作品があることで、独自の手法としてこうしたことを考えついたのでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに視点が一人からのみという映画は初めてな気がします。

私のような素人にはこの映画を単に見て評価したら良い評価にはならないんでしょうね。こうやって解説してもらってようやく映画の深みに気づきました。反省。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/16 08:15

公開時に見ただけなのでかなり記憶が薄れていますが・・・


私も疑問な部分は多々あるのですが、わかるものだけお答えします。

3.玄関に出てきていないだけで、家の中にいるのではないでしょうか。息子も遅れて出てきていましたし。

4.なんだか、48時間だか72時間すると感染した効果が出てくるとか言っていなかったでしょうか? これはかなり記憶があやふやで自信ありませんが。

5.正義のためにエイリアンと戦うのではなく、家族を守るために必死で逃げる、というのはまさしく家族愛を描いたものだと私は感じましたが。
特に、自分の子供を守ることを優先して、他の人の生命を見捨てたりしていたあたりがリアルに家族への愛情を感じました。
それまで子供たちに上手く接することができなかったレイが、止めることはできなかったけれど死なせたくないがために本気で息子とぶつかり、娘を守るために必死で逃げていた姿には、初めて父親としての自覚を持つようになった成長が見られたと思います。
そのあたりは、ラストには息子にも娘にも元妻にも伝わっていたと思います。

6.これも全く自信ないですが、カラスが死にかけている動物にむらがるように、力がなくなっていることを本能的に感じたのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
3.確かにその通りかもしれませんね。
目的地に付いた途端みんなが一斉に外へお出迎えしてたらうそ臭いですもんねw
4.どうなんでしょう?あまり私はSFを見ないので、小難しい説明が劇中に出てきても聞き逃しているかもしれませんね。
中身が死ぬとトライポットまで死んでしまう不思議さが気になりますね。
5.なるほど。確かに、最初と最後の父と子供たちのかかわり方には劇的な変化がありましたね。
私でしたら殴ってでも息子(もしいたらですが)を止めてるかも知れませんが、そのもどかしさが逆に映画としてスパイスになってるのかもしれませんね。
確かに逃げる姿は地味ではありますが、中途半端に兵器を持って反撃するより子供を守りたいということへのリアリティーはありますね。
1.2.6は謎ですねぇ。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/13 21:19

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