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ここ10年ほどで大手の銀行が合併を繰り返しましたが、その理由はなぜですか?

また、その一方地銀の合併はあまり無かったようですが、それはなぜですか?

A 回答 (2件)

バブル崩壊により銀行はほぼ例外なく不良債権を抱え、その前に定められていた営業を行う為の財務基準値を満たせなくなり、その改善が課題となりました。


一方「銀行が倒産」という恐慌原因発生させない為、当時の大蔵省が積極的に働きかけを行い、数字が悪い銀行を合併させてマシな水準としたり、ゼロ金利で銀行自体の金利負担が無くなる様誘導しました。
都市銀行は駅前等の一等地に競って支店を作っていた為、合併前の両行が同じ場所に出店している例が多く、取り扱い金額を減らす事無く、支店を減らす事が出来た事で、合併後の銀行は収益性を向上する事ができました。

地銀に関しては、大半が海外業務を行う基準までは達成する必要が無かった事と、バブルによる急騰・急落の度合いが都市圏程激しくなかった事などで、「待ったなし」という状況ではなく(大蔵の手が回らなかった)、荒療治が採られていませんでした。
また、地方都市では銀行が競合しているといっても、棲み分けが進んでおり、支店の統合効果に疑問があったなどの要因もあります。
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'90年代後半の金融の自由化により、商品横並びから商品差別化の時代になり、各行の競争がより激しくなる。

また、都市銀行など大手銀行の中でも支店網のばらつきや企業向け融資、個人向け(リテール)融資など、それぞれの得意不得意分野があるため、国際競争力を高めるうえでも、補強し合う必要が生じ、合併・メガバンクの誕生につながったと思われます。メガバンクの誕生は銀行間の競争ですが、同時に証券、生保、損保等の業務についても解禁されたため、証券会社等他業態との競争力をつけるうえでも合併は必要になったと思われます。
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