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毒になる親(スーザン・フォワード)を読んだ方、
感想を聞かせていただけないでしょうか。

私はネット通販の感想はサクラがいると思っているので、ここで質問させていただきます。

A 回答 (2件)

子供はどこまでも親が正しいと思いたいものだということ、たとえ虐待されていたとしても心のどこかでそれが愛情だったと思いたいものなのだということが読んでみてよ~くわかりました。



でも、それが間違った感情の動きや対人関係での判断の狂いを生む・・・大人になってきちんと自立した生活ができるようになり人並み以上の仕事上のスキルを身につけ、他人からは魅力的な人間に思われるようになっても、内面的には本当の愛情と嘘を逆に取ってしまうような大きな問題を抱えた子供のままだったりとか。

「毒」とはいま良く聞かれるようになった「トラウマ」とうのとも少し違うようです。生き方の判断を根底から狂わすようなこわいもので、単に「傷ついた」とかではない支配的なもののようです。

著者の方はカウンセリングのベテランで実際に「毒」に苦しむ人の克服の支援をしてきたのですが、最後の最後になって「親は悪くない」と怒って去っていく人もいたとか。

最終的には親と対峙して感情的にならず実際に受けた事柄を淡々と話し、辛かったことを伝え、悪くないのにあやまったりせず、事実をはっきりさせることが「毒」から開放される道のようですが、対話自体ができていない場合や自分が我慢するほうが抗議するより楽で物心ついたときからそれで慣れてしまっている場合、難しいかも。

友人が長年家族から明らかに虐待を受けていて、対人関係でも致命的な判断ミスを繰り返しているので、支えになるための参考に一緒に読んでみたのですが・・・本人が受け入れられないことが多すぎて、実地に生かすことはできませんでした。親に愛されなかったということは、何よりも受け入れがたいことのようです。親友を切り捨ててでも守りたい強い本能みたいなものが働くみたいで。「毒」に目が眩んでいるとうすうすわかっていても親が「薬」だといって与えたものは飲み続けるみたいな・・・「虐待」でも親が「愛情」「しつけ」だと言い切ったら、反発はしてもその価値観に子供は縛られ続けるなあ・・・と辛くなりました。

争うことがいけないことだという社会では潜在的に苦しんでいる人は多いと思うのですが、相談を受けても本当に力になるのは難しい。自分も逆に激しい怒りをかい、とまどいました。言わないと命にかかわると思ったので言ったことであり、実際に家に何日か避難してもらったりもしたのですが。

けれど読み始めて最後まで読める人にはぜひ読んで欲しいです。脱出する道は記されていると思います。
ただ、本人が進みたくなければそれまでですが。
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書いてある内容を自分自身に照らし合わせてみて、うなずける内容が多い本です。


親に対する過剰な反発も、実は親の支配下にあるのだという記述には、頭を殴られたような衝撃をうけました。
親の支配下から抜けようともがいてきて、懸命に反発していたのに、その行為すら支配の結果なんだと。

状況を改善するための手法も比較的丁寧に書いてあります。その内容については、同意できる人できない人がいるかもしれませんが、私は「よしやってみよう」と思いました。
自分自身の人生を歩むための指標になりうる本だと考えます。
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