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 核兵器の保有と核戦力の保有については、明らかに違いがあり、単なる核兵器の保有では意味がないと思っていましたが、以下のような書き込みを見ました。


>>日本が独自で核開発して持つ事は無いでしょう。時間がかかり過ぎて完成するまでの間がかえって危険になります。

>>現実的な方法としては、アメリカから旧式で良いから、ポラリス潜水艦を何隻か、核ミサイルの発射システムごと買ってしまう事ですね。

>>ただ、万が一にもアメリカに向けて使われてはさすがに困るので、コンピューターのプログラムは絶対アメリカに照準を合わせられないように改良しているでしょうが、それは別にかまいません。アメリカに対抗して核を持つわけではないのですから。核というのは、実際に使うためというより、抑止力として意味があるのです。

>>アメリカとしては、さらに念を入れてプログラムを勝手に変えられないように、アメリカの海軍士官を数名必ず乗船させるように要求してくるでしょうが、この要求ものんでよいでしょう。さらに、核ミサイルを発射する二つの鍵の内一つを、乗船しているアメリカ海軍の士官に預けておけば、アメリカは安心して日本にポラリス潜水艦を売ってくれるでしょう。


 「自由に使えない核兵器には、核戦力としての意味がなく、核抑止力もない。」と私は今まで考えていました。
 日本にとって、単に保有するだけの核兵器に、何かメリットが考えられるでしょうか。何かメリットがあるとしたら具体的に何が考えられるでしょうか。ご意見お聞かせください。

A 回答 (10件)

No.8の回答者です。


回答に対する補足がありましたので追加します。

現在の政治状況などで核兵器キープのメリットが無いことに付いては同感です。
ですので、「報復用兵器キープ」については
現在とは違う状況(米国の財政的事情、
双務的な集団安全保障条約、その他)において
浮上するであろう選択肢の一つにすぎないと思います。

英国のトマホークの件については、
・国際状況の切迫による配備までの期間短縮
・新規開発と比べたコストの削減、
・米国との関係悪化の防止
についての事例となりうるかと思いましたが、
今回の質問の視点とはずれていたようです。
力不足の回答で申し訳ありません。
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この回答へのお礼

かなり漠然とした質問にお答えいただき有難うございました。

お礼日時:2006/05/29 11:23

現在の日本の状況において、「核兵器」というものを保有すること(たとえ輸送する手段が無かったとしても)を保有することは相当程度意味があるものとおもいます。



これは純粋な核抑止力ではなく、「日本が攻撃を受けたときに攻撃力を排除するのみでなく、国外に反撃を仕掛けることを想定している」という非常に強い政治的メッセージになります。
(自国内で防衛用途で核兵器を使用することは考えられないでしょう。後々の被害が大きすぎますから)

この回答への補足

 「輸送手段のない核兵器で、国外に反撃を仕掛ける。」との意味が理解できません。国内から移動できないのにどうやって国外に反撃するのでしょう?

 また、反撃のための行動を、他国の了解を取らないとできないのは、政治的メッセージとさえ、ならないと考えられます。

>>実際問題、核兵器の使用に他国の承認が必要となれば、承認した国も核使用の責任が負わされることになります。

 この質問のようなケースがもしあるとしたら、アメリカが日本の核攻撃を承認するような場合には、アメリカは単独で既にその国に対し核攻撃を開始しているでしょう。

 つまり、メッセージどころか、現実性に欠けると考えるのですが・・・

補足日時:2006/05/25 10:15
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この回答へのお礼

かなり漠然とした質問にお答えいただき有難うございました。

お礼日時:2006/05/29 11:23

直接の回答で無くごめんなさい。



イギリスが米国より購入したトマホーク巡航ミサイルは
発射のたびにアメリカから地図などの提供が無ければ
使い物にならないと聞いたことがあります。
この事例について調べれば質問者様の想定した状況における
メリットについて分かる事があるのではないのでしょうか。
ただ、Web上で上記の事例についての情報が
あまり見つからなかったことを申し添えておきます。

以下は私の考えですので、文献等の根拠はありません。
ご了承ください。

日米同盟健在という前提条件の下で、
米国の許可無しに使用できない兵器の費用を
日本が負担するということは、
米国の軍事費削減や軍縮等があったとしても
日本への攻撃に対する(米国の)報復用兵器を
一定量キープするという事になるのではないのでしょうか。
ただし、そのメリットについては
その時の政治的状況により大きさが変わると思います。

この回答への補足

 アメリカとイギリスの関係を、アメリカと日本の関係と同列には扱えないんです。

 アメリカからのウラン供給に頼っている日本に対し、イギリスはウランを独自ルートで確保しています(旧大英帝国の頃からの利権をまだ世界のあちこちで持っています。)し、トライデントミサイル原潜を所有・運用しています。
 また、アメリカで行なわれている臨界前核実験のデーターもアメリカから供与されているはずです。
 イギリスの側でも、イラクに戦闘部隊を派遣して居ます。

 日本が軍事費を負担するなら、核兵器以外のほうが日本のリスクが少なくなるのは当然ですね。

 質問は、日本が核兵器をキープするリスクに見合うだけのメリットが、現在のところ日本・アメリカ双方にないと思うとの趣旨です。
 今の政治状況、アメリカが現在のような大量の核兵器を保有している現実では、報復用兵器のキープの意味はほとんど存在しないですね、やはり。

補足日時:2006/05/25 11:31
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ワタシも使えない武器に抑止力の効果はないと思いますね。



で、原潜を入手した場合、核動力を搭載した艦船の運用、建造ノウハウが手に入ります。
潜水艦だけでなく、水上艦にも応用できるでしょう。

核兵器使用時のマニュアルも入手できます。

核起爆装置の現物も手に入りますね。
核兵器は核物質以外に、起爆装置そのものが重要です。

原子力発電と核兵器、核動力は別物です。
一個でも現物があれば、それを解析し、コピーすることはたやすいでしょう。
つまり買ったもの自体は使えなくても、自力開発の重要資料になります。

日本は核兵器の現物を手に入れた。
日本の技術なら同じものを作るのは簡単だろう。
いつ核武装するかわかったものではない。
・・・と全世界から思われますね。

この回答への補足

 日本が核兵器をばらすことができるとなれば、その核兵器はアメリカの管理下にはないということになりますね。

補足日時:2006/05/23 18:19
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この回答へのお礼

かなり漠然とした質問にお答えいただき有難うございました。

お礼日時:2006/05/29 11:24

核兵器を使用する権限をアメリカにも与えると言うことは、現在の状況と著しく近いわけですが、効果はあります。


日米安保条約を結んでいますので、日本が核兵器を独自に持ったとしても、日本単独で使用の判断はできません。
ヨーロッパも同じですよ。英国やフランスなどの国が、一国の判断で核兵器を使用することはありません。

ただ、スイッチを他国に与えるということは、何かの冗談でしょうから、それを前提で物事を発想するのは時間の無駄です。

この回答への補足

 核抑止力としては、「自国のみの判断で核兵器を使用する。」との前提があると思います。
 イギリスやフランスは、自国に先制核攻撃を行なった国に対しては、核で反撃するとの姿勢を取っています。

 実際問題、核兵器の使用に他国の承認が必要となれば、承認した国も核使用の責任が負わされることになります。

 この質問のようなケースがもしあるとしたら、アメリカが日本の核攻撃を承認するような場合には、アメリカは単独で既にその国に対し核攻撃を開始しているでしょう。
 アメリカがその国に核攻撃をしないつもりなら、日本がいくらアメリカに協議を申し入れても承認は得られないはずです。
 

補足日時:2006/05/23 18:14
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この回答へのお礼

かなり漠然とした質問にお答えいただき有難うございました。

お礼日時:2006/05/29 11:25

現状の日本が持っている設備では・・・無理なんで・・



潜水艦が核ミサイルを発射するには


・長波で指令を受信する
 長波は情報量が少ないので簡単な内容しか遅れない

・一回浮上して衛星経由で指令を確認

・衛星から現在の原潜の位置を確認

・衛星から核ミサイル発射の暗号を受信

・船長、副長の発射キーの鍵をON

 これで核ミサイルが飛んでいくんですね

 アメリカが、軍事衛星の秘密を日本に渡す訳が無いので

 ちなみち、ある衛星を全部破壊すれば、原潜は核ミサイルを撃てないので無力化できますが・・・

 こんな、最高機密教えてくれませんので
 
 売りません

 原潜が無力になればただの鉄の箱ですから
 原潜の機密より衛星の秘密の方が重要なんで

 それに
 
 核を保有しても意味が無い
 切れないカードに意味が無い

 核に他のカードがあるか有効なんです

 アメリカは
 ・他の国攻め入れる軍事力
 ・食料を他の国に売ることができる能力
  あんたの国に小麦やとうもろこし
  売ってあげません
  手もあります

 日本はなんにも武器が無い
 コスト掛かるだけ無駄です

 
 
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この回答へのお礼

かなり漠然とした質問にお答えいただき有難うございました。

お礼日時:2006/05/29 11:25

核分裂発電は制御された連鎖反応です。


核爆弾は一気に連鎖反応が進みます。
普通に臨界量の核物質を置いてもチュルノブイリのようにメルトダウンするだけです。
これを一気に進行させるため、火薬の爆発力を使い小分けした核物質をぶつけます。
ここのノウハウが難しいのですが。
火薬の量が足りないとただ真っ赤に燃えるだけです。

劣化ウランについてですが、
ウランには235と238と2種類の同位体があります。
このうち核分裂反応をするのは235だけです。
238はゆっくりと原子崩壊するだけです。
天延のウランは2種類混合です。
これを生成して235の割合を高めたのが濃縮ウランです。
これを核分裂燃料として使い、ほぼ反応が止まった残りを劣化ウランといいます。
これには燃え残りの238が大量に含まれ、天然ウランよりも238濃度高いです。
核燃料再処理施設はこの劣化ウランを更に精製し、235の濃度を高める作業と核分裂反応によってウラン238が変化したプルトニウム239を取り出す施設です。
再処理されたウラン235は再び通常型原子炉へ、プルトニウム239は高速増殖炉の燃料となります。

さて核爆弾には2種類有ります。
ウラン235とプルトニウム239を使うのが。
どちらも核燃料より桁違いな濃縮が必要です。
濃度が低いとぶつけても勝手に自発核分裂を起こすだけで、高温になるだけです。
一気に臨界核分裂反応を起こすにはこのように技術と施設が必要です。
日本の場合、六ヶ所村の施設が本格稼働すれば「もんじゅ」宛のプルトニウムの濃縮が当然始まりますが、一気に臨界に達せられる技術がないと、ただのダーティボムしか作れません。
イランや北朝鮮の脅威とは再処理施設を持たないので、むしろダーティボムの方が心配です。
両国にはロシア・中国経由でノウハウはいってると思いますが、やはり実際の実験をしないと無理です。
パキスタンはその実験をしたため脅威となっています。

核爆弾を戦略的要素については新聞等でも議論されていますし、私は無関心なので回答はひかえさせていただきます。

この回答への補足

 北朝鮮にある核の最大の脅威は、核兵器ではなく、原子炉のメルトダウンだと思っています。
 アメリカは北朝鮮の原子炉(基本的にはチェルノブイリと同じ黒鉛炉)がメルトダウンしても、痛くも痒くもありませんが、日本は無傷ではすみません。最低でも日本海の魚が汚染され長期間食べられなくなります。(竹島の周辺の漁業権の問題は、意味がなくなってしまうかもしれません。)
 緊急炉心冷却装置を動かすための非常用発電機の燃料重油タンクが空だったので、炉心が溶けたなどありそうな話です。
 爆薬輸送中に街が吹き飛ぶような事故を起こす国ですから・・・。
 

補足日時:2006/05/23 18:26
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この回答へのお礼

かなり漠然とした質問にお答えいただき有難うございました。

お礼日時:2006/05/29 11:28

日本が核兵器を短時間で作れるかと言えば、やはり難しいのでは、と思います。

核分裂のエネルギーを利用するという意味では原子力発電所と原子爆弾は同じ事ですが、兵器としての信頼性、兵器として使用するとなると核実験が必要になるわけですから。核実験のデータをアメリカが日本に提供するなんて事は100%無いですからね。また、劣化ウランには核分裂が出来るウラン235が殆ど(0.7%以下)含まれていないので、劣化ウランを搭載したところで、相手にとっては「汚い爆弾」としての意味しかありません。

質問(?)について
使えないかどうかは分からないので効果があるのでは?例えば、目の前に立っている衛兵がライフルを肩にかけていたとします。当然、相当な事をしなければ撃ってくるなんて事はないですが、銃を持っている、というだけで何故か緊張しますよね。
日本が100%使えない、と判断する根拠が相手の国にない限り抑止力としての機能はあると思います。

この回答への補足

 二の方に書いたのと同じ理由で、抑止力とはならないと考えます。

補足日時:2006/05/23 18:45
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この回答へのお礼

かなり漠然とした質問にお答えいただき有難うございました。

お礼日時:2006/05/29 11:28

そもそも、「自由に使える核兵器」というのは世界のどこにも存在しないのではないのでしょうか。

核を持っている国家すべてが、それを使う瞬間が同時に自らの破滅をも意味することを知っているはずです。だから、絶対に撃つわけにはいかない。自由というには心理的制約が厳しすぎます。

とはいえおっしゃるとおり、核兵器の所有意義は抑止力の保持ですから、「自分が撃ったら相手も撃ってくる、だから撃てない」と思わせなければなりません。その意味では、撃てない核兵器に意味はないと(あまり自信がありませんが)思います。ただ、撃てる能力を有すると思わせる情報力があれば有効になりえるとも言えるかもしれません。

ただあくまでご質問文を読む限りでは、このケースはアメリカ以外には「撃たれたら撃つよ」という姿勢を見せることができるのではないでしょうか。同盟国が核攻撃にさらされ、それに対する反撃システムを持っているのに、同乗している士官(か、そのもっと上官にあたる人物か、あるいはアメリカ政府か)が発射のキーを渡さないというのはちょっと考えられませんし、日本が発射システムを持っているという事実だけで、敵国は躊躇する材料をひとつ持つことになります。

たしかにアメリカと敵対したときには無効化されてしまうことになりますが、現実問題としてその可能性は低いですし、逆にその他の国に対しては「保有しているだけ」とは見なせないように思うのですが。

軍事に関してはあまり詳しくありませんので、誤解があったらお許しください。

この回答への補足

 核抑止力としては、「自国のみの判断で核兵器を使用する。」との前提があると思います。

 実際問題、核兵器の使用に他国の承認が必要となれば、承認した国も核使用の責任が負わされることになります。

 この質問のようなケースがもしあるとしたら、アメリカが日本の核攻撃を承認するような場合には、アメリカは単独で既にその国に対し核攻撃を開始しているでしょう。
 アメリカがその国に核攻撃をしないつもりなら、日本がいくらアメリカに協議を申し入れても承認は得られないはずです。

 アメリカの承認なしに核の使用ができないということを他国に隠し通すことができれば、抑止効果はあるでしょうが、そもそも「アメリカが核兵器を非核保有国に渡すということを何故承認するのか。」日本周辺の国は徹底的に調べるはずで、隠し通すことは不可能と思います。

補足日時:2006/05/23 18:37
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この回答へのお礼

かなり漠然とした質問にお答えいただき有難うございました。

お礼日時:2006/05/29 11:27

 えーと、手順を簡潔にするために、まず引用文中の間違いを指摘します。



>>時間がかかり過ぎて完成するまでの間がかえって危険になり
 これは間違いです。
 「原子力発電機」と「核爆弾」はほぼイコールです。
 国産の発電機をポコポコ作っている国が、核爆弾を作れないというのは逆におかしな話です。
 そりゃあすぐ準備できるわけじゃないし、自衛隊は爆撃戦闘機を持ってないのでポラリス潜水艦買わなきゃ駄目って理論も理解できなくはないです。
 でも今はフェニックスじゃなくても、トマホークにだって核を積めます。だから発電所から徴収した劣化ウランを載せるだけで簡単に製造できるため、半年はかからないんじゃないでしょうか。
 自衛隊にだってトマホーク・マウンタを搭載可能な戦闘機くらいは配備されてますから、万が一開戦しても、超短期戦争でないかぎり充分に準備できます。

 ゆえに、「核爆弾を作る技術がある」ことをアピールするだけでも、充分な核抑止力になります。

この回答への補足

>>ゆえに、「核爆弾を作る技術がある」ことをアピールするだけでも、充分な核抑止力になります。

 同感です。既に日本は潜在的核保有国と見られており、現状では抑止力として十分と思われます。

補足日時:2006/05/23 18:42
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この回答へのお礼

かなり漠然とした質問にお答えいただき有難うございました。

お礼日時:2006/05/29 11:27

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