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教育基本法の改正で「愛国心」の是非が争われていますが、表現はともかく愛国心を法制化することで、何が変わるのでしょうか?
何を変えよとしているのでしょうか?

A 回答 (10件)

No.2です。


どこかのブログか何かで読んだのですが、教育問題の根本は子供の教育の主導権を誰が握るかという話を読んだことがあります。

公教育において、組織の上では教育委員会とかいろいろとあるのですが、実際に現場で子供を指導するのは教師たちです。
ところが、ここには日教組に代表される左翼イデオロギーの組織が存在しており、国旗・国歌に反対するなど妙なイデオロギー闘争を教育の現場に持ち込んでいます。

その日教組が理論のよりどころの一つとしているのが、現行の教育基本法であり、彼らの影響力を減じるためにも教育基本法の改正は必須と言わざるをえません。

個人的な意見としては、愛国心を評価することなんてできないと思います。
そういうのは、親や教師など、年長者の生活態度から自然と学んでいくものです。

ただし、教える側は意識変革を迫られますね。
今までは個人の自由ばかりを尊重する教育基本法の精神で好き勝手にできたのが、そういう行動に縛りができるわけですから。
ですが、教師が聖職者という言葉が廃れてからずいぶん経ったように思いますが、もう一度そういう精神に立ち返ってもいいのではないかと思います。

犯罪や社会問題の減少といった事象は、教師側の意識変革の後、子供たちがそういう教師を見習うことで始めて可能性が生じますので、実現までにはおそらく十年から二十年以上の時間がかかるものと思われます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とても納得できました。やはり日教組へのある程度の縛りを目的にしているのでしょうね。
「個人の自由」と言う価値観を絶対とするねじれを、教育の現場から正していく試みは必要かもしれませんね。
もっと言えば社会の模範になる公務員(先生)が増えるといいですね。
そういう意味でバランスの取れた日本人を作っていくと言う試みならなんとなく分かります。

お礼日時:2006/05/24 17:46

>も愛国心の究極の形は自分の生命をかけて国に忠誠を誓うと言う事だと思います。


国民主権の原則を思い出してください。
国民主権であるから国は自分の生存をかけて国民に忠義を果たさなければなりません。
国民が国に対して行う物事ではないのです。

国民主権の原則を否定することになります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2006/05/26 09:36

>もし上記の解説が全て正しいとしたら、どうして「愛国心」と言うコトバを法制化したいのかが、やはり分からなくなってしまいます。


>国も官僚もそこまで、バカだとは思えません。

それは、憲法とならんで教育基本法の改正が自民党の結党以来の悲願とされているからでしょう。
アンケートなので私は自分の考えるところを述べたまでで、自民党はそう考えていない、というだけの話です。

ではなぜ自民党はそこまで教育基本法の改正にこだわるのか?
これがもし「質問」なら、自民党にお問い合わせくださいとアドバイスするところですが、アンケートなので私の解釈で失礼します。ちなみに私は自民党員でも支持者でもなく、まったく勝手な個人的解釈なので、「自信なし」にしておきます。

そもそも保守政党の自民党としては、教育勅語でいえば「父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ徳器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣ノ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重ジ國法ニ遵ヒ」あたりにみられるような「古き良き日本」の社会のあり方を理想としているのではないかと思います。私も「古き良き日本」にノスタルジーを感じる者の一人として、上に引用した部分についてはたしかに理想的だと思うし、国民全員がこんなふうだったら日本は今よりはるかにすばらしい国になるであろうことは間違いありません。
一方、昨今の社会の現状を鑑みると、学級崩壊、いじめ、教師の指導力低下など教育の荒廃が進み、自由と自分勝手を履き違えたような若者が増え、ニート・フリーターが増加して日本経済に先行き不安の種をまき、身勝手な犯罪が増えてあげくのはてには親殺し・子殺しまで横行するしまつ。青少年の犯罪は増加と凶悪化の一途をたどり、日本人は自信も意欲も愛国心もなくしてしまった……。
(ことわっておきますが、このようなワンパターンな現状認識が妥当かどうかについての検討は、ここでは保留しておきます)

そこで、自民党は次のように考えました。
教育勅語の時代は、そこに示されているように、家族や地域、さらには国家といった共同体が尊重され、貧しいながらもみんなが誇り高く一生懸命に生きていた。ところが戦後は、経済的には豊かになったが、教育基本法では個人の自由や尊厳が重視された一方で共同体の価値が軽視されてしまった。(ちゃんと法律を読んでみると、決してそんなこともないんですけどね)その結果がこれである。したがって、今日みられるような教育荒廃やさまざまな社会問題の元凶は、教育基本法にあり、これを正さなければならない、と。

このような言説は一見もっともに聞こえますが、このような図式を主張する人とそれを簡単に信じてしまう人は、相関関係と因果関係の区別がつかない人です。物事を論理的に考えるのが苦手な人、だまされやすい人と言い換えてもかまいません。
たしかに、教育基本法の中身と今日の諸問題に相関関係は少なからずあるかもしれません。しかし、因果関係があるかどうかは疑問です。教育勅語の時代も同様。
もしも因果関係があるのならば、たとえばいま教育勅語を復活させれば「古き良き日本」が再現することになりますね。ついでに日本はもう一度戦争に突っ走ることにもなりますが。
社会のありようというのは、そんなに単純なものではないのです。

私は先の回答で、この問題は政治が責任をすりかえるための方便では、と書きましたが、ひょっとするとそれすら買いかぶりすぎで、自民党の方々は上のようなおめでたい図式を本当に信じ込んでいるのかもしれません。まあ、総裁からして「論理より感情」ってタイプの人のようですからね。

あるいは、No.8さんがおっしゃるような意図も裏にはあるのかもしれません。
「彼らの影響力を減じるためにも」云々というのは、権力闘争好きらしい総裁もいかにも考えていそうなことで、リアリティーがありますね。
しかし、それこそ「妙なイデオロギー闘争を教育の現場に持ち込」むことにほかならず、言語道断です。子供にとってはいい迷惑。「教育は国家百年の大計」が、聞いて呆れます。
再び、長くなってすみません。
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この回答へのお礼

とんでもありません。とても参考になりました。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2006/05/25 09:48

そもそも教育基本法は理念法ですから、中身をいじったからって、現実は何も変わりません。

極端なたとえですが、中身をそっくり教育勅語に書きかえたとしても、それだけで「古き良き日本」が出現するわけでもなければ、戦争が始まるわけでもありません。

>法制化する以上何かに拘束力を発揮しようとしているのだと思うのですが。
>子供の成績表の評価基準まで影響を及ぼすようになるとどうなんでしょう。

具体的には、基本法の改正を受けて、学習指導要領が改訂されます。
そこで愛国心の涵養が目標等に盛り込まれる可能性があります。
そうすると、子供に愛国心が育っているかどうかの評価が当然求められることになります。
しかし、そもそも「愛国心」の定義があいまいなうえに、子供のどこを見て「愛国心」が育っているかどうか判断するのかも、どの程度「愛国心」があればよしとするのかも、あまりにも漠然としすぎていて、現場のまじめな先生は頭を抱えることになるでしょう。
現実的でおりこうな先生は、受験にまったく関係のない「愛国心」なんて項目に頭を悩ませているのは時間のムダなので、適当な規準と基準をもとに、絶対評価によりほとんどの生徒を4か5と評価しておしまいです。

ところで先ほど、指導要領に愛国心の涵養が目標として盛り込まれる云々と書きましたが、実は現在の指導要領にも、小・中学校の社会科の目標には、たとえば
・我が国の国土と歴史に対する理解と愛情を育て、
・我が国の歴史や伝統を大切にし、国を愛する心情を育てるようにする。
・我が国の歴史に対する愛情を深め、国民としての自覚を育てる。
・自国を愛し、その平和と繁栄を図ることが大切であることを自覚させる。
などの表現がすでに盛り込まれています。
要するに、「愛国心」を今、ことさら、理念法たる教育基本法にどうしても盛り込まなければならない必要性などまったくないわけです。
教育基本法に「愛国心」を明記しさえすれば、日本の社会は犯罪や社会問題の少ないすばらしい社会になるとの意見もありますが、そんなものはもちろん幻想です。
ことによると教育基本法改正問題は、そんな幻想によって政治の本質的な責任問題をすりかえ、ごまかし、うやむやにしてしまおうという方便ではないかとすら思えてきます。
要は、法律では人の心はしばれないのだという、あたりまえのことに尽きます。
本当に国民に愛国心をもたせ、日本をよい社会にしたいのだったら、教育基本法改正などよりももっとほかに真剣にやらなければならないことがいくらでもあるはずです。
長くなってすみません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とても参考になりました。
「要するに、「愛国心」を今、ことさら、理念法たる教育基本法にどうしても盛り込まなければならない必要性などまったくないわけです。
教育基本法に「愛国心」を明記しさえすれば、日本の社会は犯罪や社会問題の少ないすばらしい社会になるとの意見もありますが、そんなものはもちろん幻想です。」
しかし、もし上記の解説が全て正しいとしたら、どうして「愛国心」と言うコトバを法制化したいのかが、やはり分からなくなってしまいます。
国も官僚もそこまで、バカだとは思えません。

お礼日時:2006/05/24 16:35

5-10年は変化しないと思いますが.その後.行政官の指示に無条件に従うことが「愛国」だという管が゜得方が主流になり.国粋的考え方が支配的になるでしょう。



フランス革命の流れ.
レーニンの「愛国」の考え方の結果のソ連.
ムッソリーニ
マスメディアと教育を使って「愛国」を唱えた国がどうなったか.西洋史が参考になるでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
不勉強で良く分からないのですが、「愛国」を唱えた国は戦争に突き進んでいくと言う意味ですか?

僕も愛国心の究極の形は自分の生命をかけて国に忠誠を誓うと言う事だと思います。

お礼日時:2006/05/24 10:46

何の意味もありません。


尊敬や愛着は尊敬できたり誇りに思えるものにしか思わないので。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「尊敬や愛着は尊敬できたり誇りに思えるものにしか思わないので。」
確かにそうですね…
国民に愛国心を説くのであれば、政治家や、公務員が、愛国心をもって生きるとこんな素晴らしくなると言う見本を見せて欲しいですね。

お礼日時:2006/05/24 10:42

 こんばんは。

日本人として心の中にあって当然の「愛国心」が、改めて法制化されたとしても、社会的な変化は無いと思います。また立法者側も何かを変えることを望んでいる訳ではないでしょう。敢えて付言すれば、一部のマスコミと市民が反対を叫んで終わりだと思います。
 
 平成11年8月13日に法律第127号、すなわち「国旗及び国歌に関する法律」が制定されました。このいわゆる国旗国家法ですが、先進民主制国家であれば憲法に記されて然るべき内容を個別法で制定しただけのことです。この法制化により何が変わりましたか。教育現場で児童から生徒、学生が、果ては社会人まで国歌を完璧に歌えますか。祝祭日に国旗を家門に掲げますか。
 
 「改正教育基本法(案)」や「改正憲法(改正か新設か微妙な政局・情勢ですが...)」に、愛国心を表記することは、別に悪いことではないと思います。「国旗国歌法」にせよ、これまで曖昧であったものを明確に表記しただけであり、今後の「愛国心」を巡る法制化は、決して国民に強制するものでは無いと考えます。
 
>>
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに、客観的には、何も変わらないかもしれませんね。そして、愛国心を強制するものではないかもしれません。
ただ法制化する以上何かに拘束力を発揮しようとしているのだと思うのですが。
それが日教組のような過激な教師だけに向かっていくのなら良いのですが、先日ニュースステーションで見た子供の成績表の評価基準まで影響を及ぼすようになるとどうなんでしょう。
大人は、愛国心と言う事を正しく理解しているのでしょうか?

お礼日時:2006/05/24 10:37

正直言って何も変わらないと思います。


愛国心の向上を教育法に盛り込むことによって、
日本を大好きな日本人が増えるとは思えませんし。

というか、多くの日本人は、大好きとはいかなくても、
現状ですでに日本のことが好きだと思うのです。
日本がオリンピックやワールドカップで勝ったら、
若い人もお年寄りも喜んでますよね。それで十分だと思うんです。

それにもし、日本が大好きだという日本人が増えたとしても、
犯罪が減ったりはしないと思います。それはアメリカを見れば分かると思います。
アメリカには自分の国が大好きだという人が日本より多いですが、犯罪も多いです。

教育法に盛り込むのなら、愛国心がどうのこうのじゃなくて、
もっと日本の文化に触れさせる機会を増やすようにしたら良いと思うんですよね。
茶道や華道を体験させるとか、そういうことで。
日本人は海外に行くと、自分の国のことを何も知らないと評価されやすいみたいですし。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうですね、日本の文化・歴史を日本人は知らなすぎる。
確かにそうかもしれませんね。
学校で近代史を教えない事に原因はあると思いますが、日本人の詳しい歴史は戦国時代、明治時代、それでいいのって感じしますよね。

お礼日時:2006/05/24 10:22

教育は国家百年の大計とよく言われますが、教育基本法を改正しても目立った変化はすぐには現れないでしょう。



とかく愛国心の表現ばかりがマスコミに取り上げられていますが、今回の教育基本法改正の趣旨は、個人の自由ばかりに重きを置いてきた教育基本法のあり方を変え、小さくは家族、大きくは国といった共同体(コミュニティ)の尊重と、個人の自由のバランスを取ることが大きな目的となっています。

10年くらい時間が必要かと思いますが、利己的な人間が減って、犯罪の減少や家族問題の解消、崩れかけている地方のコミュニティの活性化などの効果が期待できます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
おっしゃるとおりだと、思います。
戦後、個人の自由ばかり偏重する傾向が強くなり「個」と「公」のバランスが取れなくなった、そのバランスをとるために、「愛国心」という「公」の概念をいれバランスを取ろうとしているのでしょうね…
でも、この愛国心という大きな概念を
「利己的な人間が減って、犯罪の減少や家族問題の解消、崩れかけている地方のコミュニティの活性化などの効果が期待できます」
上記のような問題の解決だけに限定して使えるのでしょうか?

お礼日時:2006/05/23 15:55

日本という国家を大切に思う気持ちを植え付けたいのでしょう。


これは、今の日本人は、異常なくらいないですから。
自由主義国家なら、もっと自分の国にを大切におもっているのが普通だという考え方からくるのでしょう。

私は、少々、意見が異なりますが、戦後の貧しい時代に育った人には、この気持ちが大きいと思いますよ
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2006/05/23 15:38

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