アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

こんにちは。
皆さんにちょっとお聞きしたいのですが、演技をする時感情移入をどうやって行いますか?
感情移入を行う、というのも正直変な言い方だとは思いますが;(普通は自然に入る物だと思うので;)
実は私も取り敢えず役者をやっているのですけれど、どうしても完全に役になりきれないのです。
・役の生い立ちや性格を細かに考える
・場面場面での感情の変化を逐一追ってみる
・その役でエチュードをやってみる
などなど試しているのですが、いざ場に立つとどこか心で「ここは悲しむところだ」のような半ば命令のような感じになってしまいます。
また感情を入れようと頑張ると逆に台詞を忘れてしまいそうになります。
もし「こうすると良い」と言う方法があれば助言お願いします。

A 回答 (3件)

かれこれ芸能生活20ウン年^_^;


演技に関しましては教える側にたったこともある者です。

俳優一人一人の資質があるので一概には言えませんが、私の経験と見聞から投稿いたします。
質問者様は三つの項目を挙げておいでですが、このなかで私が試みて効果を感じ、おこなうことがあるのは「エチュード」のみですね。
「役の生い立ちや性格を細かに考える」のは「文学的作業」で、舞台演技としての立体化へは導いてくれませんし、考えただけでなにか為遂げたつもりになってしまう危険すらあります。
「場面場面での感情の変化を逐一追ってみる」のは、ほぼ間違いなく、役の説明、台詞の説明、感情の説明に陥ります。

そこで「エチュード」ということになるのですが・・・。
「エチュード」にもいろいろあり、最初に申し上げたとおり、役者の資質や経験によってシステムを探ってみなければならないので、誰にも有効というものはないでしょうね。
私個人のシステムとしては・・・、
(1)分析や稽古過程にこだわらず、目の前の相手役と私的レベルとして台詞のやり取りをしてみる。コツは「地声」モードでおこなうこと。
(2)「役の感情」を意識するのではなく、自分の役の言動によって相手と状況にどのような効果が及ぼされるかを意識して、その効果を及ぼすように働きかけてみる(効果を意識すると、テキストの重層性も見えてきたりするものです。自分の役の感情と、周囲の役の受けとめ方、観客に及ぼす効果は一致するとは限らないので。役の感情に固執して「表現しよう」としてしまうと相手も観客も弾き飛ばしてしまいます)。
(例)「自分は悲しいのに、自分の悲しさが相手にとっては嬉しい効果を及ぼし、観客には喜劇的効果を持つ場合(自分が職を失ったことで相手が得をする、なんて場合)」に、悲しげに言うのではなく、あえて相手を喜ばすような働きかけ・表現をしてみる。

私も常にエチュードをおこなうわけではありませんが、行き詰ったり、「説明」に陥っていると感じたときは、原点に戻る意味で、上記のような工夫をします。
以前イギリスのカンパニーのWSに参加したとき、彼国の俳優がエチュードをそれぞれに工夫し、「遊ぶように」楽しんでいて、「どんどん試して効果があったらメッケモン」ぐらいに囚われがないのに関心しました。
日本の俳優は、結果を早く求めすぎ、自分に制約をかけすぎ、遊び心にかける傾向があるようです。やはり、心も体もリラックスして開いていないと、役の気持ちの動きも感情も訪れてはくれないものであります。

最後に、エチュードとはちょっと異なる視点なのですが、「感情」は身体の動き、呼吸と不可分です(たとえば、怒っているときは、呼吸が浅くて早くなりますよね)。そこで、稽古過程においては、「どうせ稽古」と割り切って、感情の動きが実感あるいは確かめられたところで、身体の向きや動きを変化させてみるのも有効です。物理的に動けば生理もそれにつれて動くはずなので。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます!
言われてみて、確かに自分は役の感情にばかり固執して、それが周りにどんな効果を与えるかなど考えていなかったと思います。
自分ではこうだと演じても、それが見ている側に感じて欲しい様に伝わらなければそれは何かが欠けてしまっている演技になりますよね。
あとはやっぱり楽しむ、と言うのが重要ですね。自分たちが楽しくないものを他の人が楽しめる筈もないですし^^;
呼吸や動きにも気をつけて頑張ってみたいと思います!
ありがとうございます!

お礼日時:2006/05/27 08:28

私の場合は、


まず脚本を穴があくぐらいまで読み込みます。
もし分からない感情があれば自分に置き換えて考え、
その後、役ならどう考えるか考えてました。

どうしても感情に納得がいかないなら、
脚本家や演出家と話し合います。とことん。
どれだけ読み込んでもわからないところ出てくることも
あると思います。自分の役は自分が一番わかっていると
私は思ってます。だから、納得いかなければ話し合う。
無理に感情入れようと思うのは一番いけないと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
お礼が遅くなりすみません。
まずは自分の感情に素直になってみることですね。
あと、生みの親の脚本家や演出家ととことん話し合う!
確かに自分が感じる感情と演じる感情の差を、いかに上手く埋めていくかが大切ですよね。
改めて教えて頂いてしまいました(^^;)
ありがとうございました!

お礼日時:2006/06/24 13:41

NO1さんに比べて不安定なものですが……私も大学のサークルで演劇サークルに入っています。

演劇とかかわっているのはまだ4年目ですので的確なお答えでなかったらごめんなさい。
 私がやっているのは、役の立場から考えるのではなく、自分の立場から考えてみることです。こういわれたら自分はこういう感情になるなあ……とかんがえて、まずはすべてのせりふではなく短い台詞を言ってみます。「……そうね。そうしてみるわ。~~~。」とか言う台詞だったら、まずは「…そうね。」から。鏡を見て表情を変えながらやってみるのもいいような気がします。私は電車の窓とか、トイレの鏡とか(あんまり人がいなかったらですが)で悲しい顔、怒ってるのを抑えている顔とかを作ってチェックしたりしてますよ笑。表情も大切な感情移入の要素だと思うので。
 言い回しなら上に書きましたように短い台詞からいろいろ試してみて、自分でチェックしたり誰かに聞いてもらったりしながら少しずつ台詞を長くしていくといいと思います。
 感情移入って自分がその感情が分からなかったらできないですよね汗:::私の所属しているサークルの台本は自作ですが結構抽象的なものがあったりして、感情がつかみにくいのもありますが、がんがん感情を変えていってみて、それを回りに聞いてもらうなんてこともしてますよ(=U=)VV
 お芝居って楽しいですよね♪お互いがんばりましょう♪♪
    • good
    • 2
この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまいすみません。
台詞を短く区切って感情を乗せていく方法、挑戦させて頂きます!
あと表情もやはり大切ですよね。動きと連動させて感情を入れられる様に頑張りたいです。
私も芝居大好きなので楽しみつつ、観客の皆様にも楽しんで貰える様頑張っていきます!
回答ありがとうございました!

お礼日時:2006/06/10 19:24

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!