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さくら さくら
弥生の空は 見わたすかぎり
霞か雲か 匂ひぞ出づる
いざや いざや 見に行かん

「霞か雲か」というのは桜を指しているのでしょうか?(比喩)
それとも「弥生の空は」とありますので、雲のことを指しているのでしょうか?

比喩だとすると桜が空に輝いているということでしょうか?
空に輝いているのであれば、どこにいても見えますので、「見に行かん」がおかしくなります。
わざわざ「見渡すかぎり」といっています。

それとも地には桜が、空には雲が美しく輝いていると解釈してよいのでしょうか?
「匂ひぞ出づる」の「匂ひ」は、生き生きとした美しさなどが溢れることですが、雲や霞に「匂ふ」などと表現はしないと思うのですが。
すると「桜が匂ふ」という解釈になります。

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

ここで使われている「空」は、「目の前に広がる空間」という意味で、「景色・風景」と同義です。

したがって「霞か雲か」は、遠くに眺める桜の花を意味します。

この歌には、もう一つ歌詞があるのはご存知ですね。

さくら さくら 
野山も里も 見渡す限り
霞か雲か 朝日に匂ふ
さくら さくら 花盛り

こちらの歌詞では、「霞か雲か」が桜花を指しているのは明らかです。

「さくささくら」の歌詞には、面白い歴史があります。よろしければ、こちらのサイトをご覧ください。

http://www.k-press.net/music/indexmusic0404.html
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このサイトに解説されています。


http://www.tcn.zaq.ne.jp/maririne/maririne.essay …

3月(春)の空は見渡す限り 霞か雲のように(かすんでいて) 
(花の香だけが)そこはかとなく香ってくる
さぁさぁ (花を)観に(愛でに)いきましょうよ

つまり「霞か雲か」というのは「空」のことを指しています。
匂っているのは、もちろん「さくら」です。
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実は「にほふ」という動詞ですが、「に」は「丹」=赤土から転じて赤色。

「ほ」は「秀」=ぬきんでて現れる、から、もともと「赤色が浮き出る」の意味なのです。そこから「香りがほのぼのと立つ」という意味が出てきました。

従って「さくらの色が空一面にに照り映えている」という情景を表現すると考えてもよかろうと思います。

実際に「にほふ」はさくらだけでなく、梅、桃の色が映える様子にも使われています。

それでその「にほひ」に誘われて、「さあ、さくらを見に行こう」と最後は解釈してよろしいのではないでしょうか?空に照り映える様子を見ながら、目にはっきりと見えるわけではないさくらを思う、というのは風情がありますが、やはり満開のさくらの下で味わいたいという気分もわかるわけで。いかがでしょう?
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