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 イランは親日的で、西側で唯一といっていいパイプを持っていると学びました。
 すると、イランとの関係は、今後、アメリカと歩調をあわせることなく、日本独自の外交をすべきだと思います。しかし、どうすればいいのかはわかりません。
 この「教えて」には識者がたくさんいると思います。
 みなさん、日本の外交(対イラン)はどのようにしたらいいとお考えですか?

A 回答 (3件)

難易度は高いと思いますが、イランとアメリカの橋渡し役になりたいというメッセージを水面下で両国に伝え、両国が握手できるよう双方に地道に働きかけるというのはどうでしょうか?



シーア派の原理主義が政権ととっている点で、イランの一般的なイメージは悪いですが、実は教育水準も高く、イラン革命は見方を変えればイスラム版民主主義革命とでもいえるもので、民度も非常に高いと思います。

つまり、

1)イランの大敵であるサウジアラビアの意向があり、アメリカとしては反イランの立場をとらざるを得ない
2)イランも原理主義を掲げてイラン革命を成し遂げたので、一般人の欧米文明への憧れとは裏腹に、建前上は反欧米の立場をとらざるを得ない

こうした状況ではありながら、実は教育水準の高い国民に主権のある国家という意味では、おそらく中国以上にイランとアメリカは対話できる国同士だと思います。

イランの大統領が先日、アメリカ大統領に親書を送ったように、建前では反発しながらも、実は「仲良くしたい」のが本音だと思います。

アメリカも、泥沼化したイラクの秩序維持をイランに手伝ってもらいたい部分と、世界的な石油資源の不足の中で有数の石油産出国であるイランと仲良くしたいという本音はあると思います。

そこで、あからさまには動けませんが、双方の本音を確認しつつ機が熟するのを待って両大国の橋渡しをするというのは、面白いアイデアだと思います。

もちろん、両国ともアジアに関しては今まで以上に中国に関心を寄せると思うので、両国和解に決定的な役割を果たすことで、中国に対する牽制をする意味も出てくると思います。
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まず忘れてはならないのは、イランは核を持ちたがっているという事実であり、その脅威をやはり排除しなければならないということです。



問題はそれをどういう手段によって行うか、です。
欧米のように制裁も含めたちょっと強硬な路線でいくか、中露のように話し合いのみで解決しようとするか。
イランに対しては大体制裁か話し合いかのどちらかに分かれると思います。

話して分かればいいのですが、恐らくこの問題は話し合いだけでは解決しないでしょう。
そこのところは今回は省きます。

最も有効であるのが、中露も欧米の制裁案に同意し、国際社会一丸となって圧力を加えることなのですが、ご存知そうもいきません。

ここで欧米が制裁を発動してしまえば、イランは中露へなびき、後には戻れなくなってさらにやっかいな事態になりかねません。
とすれば、米とイランのぎりぎりの駆け引きの中でいかに制裁までいかないよう双方にブレーキをかけるというのが、日本外交のベターな選択でしょう。
イランが核を持つと言っても、この先一年や二年で持つものではありませんので、まだ時間はあります。
あまり事を荒立てないよう、双方をなだめるって感じでしょうか。

一方、アメリカと歩調を合わせ中露を説得することも重要ではないかと思います。
外交には圧力も必要です。

イランの国内事情ですが、アフマディネジャド大統領は国内ではかなりの人気を誇っているようです。
先日、彼がブッシュへ送った書簡の内容を見ましたか?
驚くほどリベラル的で、まるで先進国の文化人のような文章でしたよ。
欧米への憧れを抱きつつも、一方でイスラエルやダブルスタンダードで募る不満を持つイラン国民の心を捉えても不思議ではありません。
保守派の支配がしばらく続くでしょうね。
外圧を加えるしか、核開発を止めさせることはできないでしょう。

この問題は難しいです。
もしかしたら、すでに手遅れかもしれません。
日本に出る幕があるのかどうか・・・。
とりあえずは明日の常任理事国+独の外相会議でどうなるかです。
何しろ、各国の外相が集まるわけですからね。
相当綿密な計画と打ち合わせの上で行われるでしょうが、それ故に最後の協議となる可能性もあります。
もしかしたら、中露と欧米の決裂となり、サミットもその流れでいってしまうかもしれません。
この会議にドイツは入っているんです。
日本は、残念ながら蚊帳の外と言わざるを得ません。
日本は欧米に世界の安全保障に関しては、対等のパートナーと見なされていないのです。
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イラン国内は、穏健派と原理主義派がいます。


たまたま今は原理主義派が政権を取っていますが、長く穏健派が政権を取っていました。

次の選挙では、ひっくり返るかも知れません。
イラン国民の多数は、西洋的な楽しい社会が大好きなので、穏健派が好きなのです。

ですから、日本はイランを敵に回すというメッセージを発してはいけません。
世界と強調し、西洋もアジアもイスラムも共に平和で自由な交易が行われる社会であることを共に目指そうというメッセージを送り続けることです。

つまり、原理主義は一定の距離を置くが、穏健なイランは大好きだよと言うことを国民や野党等に理解して貰う事が必要です。

現実は、アメリカに追従せざるを得ないと思いますが、要所要所ではスタンスの違いを表現しつつ、イランが態度を変えると、日本はこれまでよりもより一層仲良くしたいと言うことです。

一言で言うと、政権交代を期待する姿勢が一番無難だと思います。

産油国で核が絡んでいますので、単独で外交はできないと思います。
ヤクザの抗争に、素人が花束を持って仲介に行くようなものです。
遠くから「嫌いになったわけではないぞー」というのが精一杯でしょう。

イラクでは、石油の利権が絡んで、フランスやドイツがアメリカをコケにしました。フランスは当時の外相はスキャンダルでやばい状況に陥っていますし、ドイツは常任理事国にさせないとアメリカは言っています。

アメリカをコケにしてまでイランの原理主義(正直狂ってますよ)に媚びを売る必要はありませんが、そのうち世話になるまともな連中から嫌われたくないというところです。

マスコミ対策が重要です。今の大臣は下手ですから(総裁選もあるので主張を明確にしたい時期でもある)逆のメッセージとして伝わりかねません。
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