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自由神経終末で認知された刺激、例えば冷たい、暖かい、痛い、などあると思います。
これらは、現在TRP familyの非選択的カルシウムイオンチャンネルが関わっていると聞いています。
メントールが冷たいと感じるのは、TRPM8というチャネルにメントールが結合するからということです。

ところが、色々調べますと、これらの体性感覚神経チャンネルの評価はDRG(後根神経節)の細胞体で行うのが一般のようです。

なぜ末梢のことが細胞体で評価可能なのでしょうか。
細胞体に刺激が行くわけではありませんよね。
冷たい、とかは皮膚や目の表面で感じているわけで、そんなDRGまで刺激がいくわけないし。。。
ましてやメントールがDRGに行くわけがないと思うのですが。

ご存知の方おられましたらよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

こんにちは。



>メントールが冷たいと感じるのは、TRPM8というチャネルにメントールが結合するからということです。

取り敢えず、ここが間違っているんじゃないでしょうか。TRPM8といいますのは、DRGにある「受容体」でありまして、受容器細胞で直接メントールと結合する「冷覚受容器」ではないみたいですよ。参考URLで表に纏められていますので、そちらで確認してみて下さい。

http://atopy.wakabagari.com/joukyu16.html

皮膚の受容器細胞で冷覚刺激に反応しているのは、それは恐らく「クラウゼ終球」でありまして、これがメントールなどによる刺激を信号に変換するための実際の「受容器」なのではないでしょうか。ですから、これによって発生した神経信号が化学伝達によってDRGに受け渡される祭、それを受容しているのが「TRPM8受容体」ということなのではないかと思います。
体性感覚におけるチャンネル評価というものがどういう意味なのかは、私は勉強したことがありませんのでちょっと分かりませんが、感覚受容細胞の反応が知覚性信号として伝達される祭、その中継細胞によって段階的に処理されてゆくというのは感覚神経系では他にも例のあることです。ですから、体性感覚の場合は、受容体型カルシウムイオン・チャンネルの働きがそれに関わっているということではないでしょうか。では、何故末梢のことが二次細胞に分かるのか、つまりどのような条件で選択的、あるいは非選択的な伝達が行われるのかといったことになりますと、そのメカニズムがきちんと解明されているものは、まだほとんどないのではないかと思います。
それから、URLの表によりますと、痛覚や痒覚とは違い、冷覚には自由神経終末というのは使われていないみたいですよ。

参考URL:http://atopy.wakabagari.com/joukyu16.html
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CMR-1について興味を持ちましてこのサイトでも質問したことがあります。

全くの素人ですがアドバイスを…

CMR-1(Cold and Menthol-sensitive receptor)/TRPM8は,TRPM8遺伝子が発現している細胞でないと評価できません。後根神経節の冷細胞(小細胞?)でTRPM8遺伝子が発現し,その細胞体にCMR-1が存在するからではないでしょうか。

神経線維のレセプターは細胞体や樹状スパインで合成されるとのことですが,それが末端まで移動するのか?質問しようと思いつつ忘れていました。
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