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全音ピアノピースでは”イタリア協奏曲”となっていますね。グレングールド27歳の肖像というドキュメンタリーを観ていたら、若きグールドがレコーディングで演奏中、ディレクターが子供の曲だね、というような台詞がありました。
ちなみに私自身はこの曲の2楽章が好きですが、通して聴くことによって良さが引き立ちます。人気ピアニストのファジル・サイの演奏するイタリアンコンチェルトでは2楽章が一番素晴らしく感じました。
私は素人ですが、それにしても疑問です。
当時のディレクターは音楽通だったのでしょうか?

A 回答 (3件)

そのドキュメンタリーは「ON THE RECORD/OFF THE RECORD」のことでしょうか。


その映像なら私も見たことがあります。たしかグールドが第1楽章を弾き始めたときに「なんだ、子供の曲じゃないか」なんて言ってましたよね。
スタジオ内を裸足で歩いているグールドに「裸足のバッハがやって来た」なんて声をかけたり。なかなかいいおじさん達でした。
さてイタリア協奏曲ですが、ピアノ練習者が使う楽譜である「ソナチネ」か「ソナタ」アルバムに収録されてませんでしたっけ? 私自身もピアノ経験者なんですが。

・・・それとも。
グールドの演奏で印象的なのは、各声部が非常に豊かに、信じられないくらい軽やかに歌うところだと思います。
イタリア協奏曲なんか、楽しさにあふれた演奏ですよね。1楽章なんて特にそう。
そもそもイタリア協奏曲って、フーガなどに比べるとずっとシンプルな印象がありませんか。実際、演奏もずっと容易に思えます。(もちろん私、グールドみたいには弾けませんけど。)

以上、バッハの曲の中では比較的容易に演奏できるのと、グールドの演奏があまりに明快かつ楽しさに溢れているがために、「子供の曲みたいだ」とついつい言ってしまった、のではないでしょうか???
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この回答へのお礼

皆様のご回答、大変参考になりました。
私はこの曲が好きでイタリアまで旅行した程です。
譜面からも最初は比較的明快な音の響きが続きますので、そういう言葉がふと出たのかもしれませんね。
皆さんのご意見で私ももっとこの曲を深く好きになれそうです。まとめてご回答させていただいておりますが、お許し下さい。

お礼日時:2006/06/15 00:05

そもそもバッハが「イタリアンコンチェルト」と言う


題名を付けたのは、ヴィヴァルディの「四季」のよう
に最初合奏があって次にソロが出てきますよね。
それと同じで最初のところは合奏、そしてソロが出て
くるのです。ですから「イタリア風のコンチェルト」
と言う意味で、楽譜ではブゾーニー版がとてもよく解
釈されています。
決して子供の曲ではありません。
コンチェルトといいながらチェンバロ曲です。
それはバッハがそのことを意識して付けた曲名なの
です。
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この回答へのお礼

皆様のご回答、大変参考になりました。
私はこの曲が好きでイタリアまで旅行した程です。
譜面からも最初は比較的明快な音の響きが続きますので、そういう言葉がふと出たのかもしれませんね。
皆さんのご意見で私ももっとこの曲を深く好きになれそうです。まとめてご回答させていただいておりますが、お許し下さい。

お礼日時:2006/06/15 00:05

こんにちは!



バッハのイタリアン・コンチェルトは、大好きです。元々、バッハの曲は好きですが、この曲は特に好きで、大学時代と5年くらい前と、過去2回レッスンしました。

そして グレン・グールドも大好きです! 彼のピアノは素晴らしいです。

お訊ねの件ですが、・・・・信じられません。

音楽で、「子どもの曲」とか「大人の曲」とか、区別する必要があるのでしょうか。

読譜の面で易しい、音楽的な面で子ども向き、という曲は存在するのかも知れません。が、易しそうに見えて、実は「泥沼にはまり込んで、七転八倒の苦しみを味わう」如くの 難しい曲もたくさんあります。(私の場合はモーツァルトのピアノ曲です)

私は、そのディレクター氏の真意を はかりかねます。私も 他のかたのご意見を 伺いたいと思います。
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この回答へのお礼

皆様のご回答、大変参考になりました。
私はこの曲が好きでイタリアまで旅行した程です。
譜面からも最初は比較的明快な音の響きが続きますので、そういう言葉がふと出たのかもしれませんね。
皆さんのご意見で私ももっとこの曲を深く好きになれそうです。まとめてご回答させていただいておりますが、お許し下さい。

お礼日時:2006/06/15 00:06

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