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現在の女性が子供を産まない一番の理由って金がかかることですよね。でも昔ってみんな結構子供を産んでいたじゃないですか、ってことは昔は子供を育てるのに金はかからなかったんですか?あと、とあるインタビューで「子供を産んでなんかとくがあるんですか?」っていてたんですけど、昔は子供を産んだらなんか得することがあったんですか?

A 回答 (3件)

昔と言っても、どれだけ昔かによると思うのですけど……



これが、高度経済成長期以前のことだとすると、子ども=労働力でした。機械化が進んでいない、特に農村部では、子どもも普通に家の仕事を手伝います(手伝わされます)。これによって、家族がどんな仕事をしているのか、それによって自分が育てられているということがわかり、親に感謝し、自分もまた親になる気構えを得られたのだと思います。また、社会の目も「この年で結婚していないのは何か問題があるに違いない」「女は当然子どもを産むもの」との考え方が一般的で、女性の側に相当のプレッシャーがあったのだと思います(これに加えて、農村部では跡継ぎの男子が望まれたため、男児が生まれるまで延々と子どもを産み続けるということもあったかと思います)。

高度経済成長期に入ると、子どもは親の働いている姿をほとんど見ることができなくなりました(父親が企業に缶詰で、朝早く夜遅い生活に入ってきた。また、父親が子育てに干渉しなくなった。農村部でも出稼ぎなどで家にいなくなった)。勉強ができ、よい企業に入ることが優先され、学校教育ばかりではなく塾などの補助教育にも金がかかるようになり、複数の子どもを産むよりも一人にたくさんの金をかけた方が効率が良いと考える人が増え、出生率が徐々に下がってきました。一方で、まだ「自分の老後は自分の子が支える」という考え方は健在だったので、子どもには自分以上に勉強して、よい就職をして、(自分の)老後のために稼いでほしいという願望は残りました。

子ども達は親や先生から受ける学力至上主義社会にストレスをため、校内暴力が増えたり、バブル期の享楽主義を迎えたりしました。この世代が、今の親の世代に当たります。マスコミはテレビが中心になり、視聴率を求めて子どもたちの事件をセンセーショナルに取り上げたり、低俗なバラエティ番組が流されました。

そして、90年代のバブル崩壊を迎えました。
学力なんてあっても、リストラされては意味がない。雇用が不安定になり、親がかけてくれた分のお金を自分の子どもにはかけられない、というか、自分の生活すらままならない。給料が減っても、彼らはかつての「バブリー」な生活ぶりを簡単に捨てることができませんでした。必要なものは金・金・金。子どもは単なる金食い虫になってしまいました。

そんな折り、教育界で起こったのがそれまでの勉強一辺倒の子育てを否定する「ゆとり教育」の出現でした。しかし、この頃の親たちはすでに「子育て=勉強漬け」という意識しかなく、「子どもをしつける」能力を持たなかったので(それ以前に、給食費を不払いしておいて自分だけじゃらじゃらと高級装身具で飾り立てているような社会不適応な親の実に多いこと……)、そんな中で「学力」という枷を外された結果何が生まれたかというと、子ども達の単なる「学力低下」のみならず、社会に適応できない子ども達が起こす「学級崩壊」でした。マスコミがまた、親の責任にはほとんど言及せず、「子どもの不安」ばかりを煽ったので、ますます「子どもなんかいらない」となってしまったわけです。お昼のワイドショーの一番の視聴者は専業主婦ですから、「お得意さま」を貶すことはできなかったんですね。

ちなみに、結婚した女性のみの生涯出生率は、2人以上をキープしており、少子化の直接的原因にはなっていません。女性の晩婚化という理由も、主要因ではありません(大抵の女性は、いい人がいれば結婚したいと思っています)。一番大きな原因は、独身男性の増加です(実に、今や40代男性の40%以上が独身です)。また、フリーターなどの低所得者層の方々とは、将来が怖くて結婚なんてできません。本当は、この年代の人々を親として「再教育」しなければならないのでは、と個人的には思っているのですが……。

すみません。最後、回答から離れました。

参考URL:http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/o/15/
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確かに、お金かかりますね。



ただ、「お金がかかること」が一番の理由か?
と問われるとそれだけでは無いはずです。

私が思うに
1、個人主義の増長
2,物事を測る尺度が「損得」重視になった。
3、晩婚化による女性の「肉体的」負担の増加

が主な要因だと考えています。

1、個人主義の増長について。
若い世代が「自分が、今が楽しい」事を優先しがちです。

子供、家族ができたら自分のことは後回しになります。
遊びたい盛りは過ぎたつもりですが、きっかけがないと
まだ腹をくくる気はありません。
なので、「できちゃった結婚」なるものが多いと嘆く人も
いるでしょうが「年貢を納めた」んですから、仕方ありません。

2,「物事をはかる尺度が損得になった」

これ、かなり大きい問題だと思います。
「何か得があるんですか?」
という質問の裏には「今の自分にとってのメリット」という意味しか含まれていません。
また「お金ばかりかかって、見返りが・・・」という
印象も拭えません。
「自分が育ててもらった親への恩」を感じていないんでしょうね。

「損得勘定で子供育てられない!」とはうちのおかんの発言です。

3、晩婚化による女性の「肉体的」負担の増加
って書き方も語弊がありますよね。

子供のため、家族のためには収入を得るため、仕事をしたい。しなければならない女性いっぱいいると思います。
もし、できるなら2人3人子供が欲しいと願ってるカップルいっぱいいると思います。
でも、男性のサイドでは「育児休暇」がとりづらい環境だったり、すると「家事」「育児」の負担はどうしても女性にかかっているのが現状でしょう。
しかし、このことは問題視されつづけているにもかかわらず、是正されることなくずるずると来てしまった悪弊です。

「子供を育てる喜び」は何物にも代え難いものだと僕は
思っていますが、どうしても天秤にかけちゃうんでしょうねぇ。
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 子育てというより、学校教育にお金が掛かります。



 昔は中卒就職が多かったですが、今は大卒でないとつけない職業か、専門資格がないとつけない職が多いため、出来るだけ大学や専門学校に行かせようとします。そうすると莫大なお金が掛かってきます。

 子育て道具は人から借りることは出来ても、学歴や資格は無理なので、その子供ごとにそれに対する教育のお金が掛かるからです。助成金や奨学金もありますが、全員が受けられるわけでもないようですし、奨学金は近年借り逃げも増えているようです。

 子供を産む得というのはよく分かりませんが、質問者さんの思う昔という時代に避妊法がないのなら、損得以前の問題のように思います。損得を考えて産むような選択肢はおそらくなかったのではないでしょうか。

 確かに産んだ人にしかわからない精神的な、感情的なものはあると思います。それが産まない主義の人にとって得なのか損なのか私にはわかりません。
 老後の面倒を身内に見てもらいたいという人には得なのかもしれません。

 宗教的には自分が無縁仏にならないように墓守たる子孫が必要だから、とか?
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