プロが教えるわが家の防犯対策術!

戦争のことは全くわからないので教えてください。

リスクが高いのになぜ自ら戦争にいく軍人がたくさんいるのでしょうか?
昔の日本みたいに強制的にいかさられるならまだしも自ら志願する人の心理を教えてください。(イラク戦争にいくアメリカ軍人など)

また家族は反対はしないのでしょうか?

A 回答 (18件中1~10件)

歴史カテゴリらしく書き散らかしてみましょうか。



・古代ギリシャ/ローマ時代
軍人(兵士)となるのは、市民としての権利であり義務でした。ローマでは、直接税はなかった代わりに兵役がありました。装備にかかる費用は持ち出しだったので、財産のない家庭(無産市民)は兵役を免除されていました。
この頃は義務感や名誉、愛国心(というか郷土愛)などが主な動機ではないでしょうか。
共和制ローマの末期になると、この制度は崩れて職業軍人が誕生します。こうなると、志願理由は「食べるため」「出世するため」になってきたんだと思います。

・中世ヨーロッパの傭兵団
このあたりは完全に「食べるため」「稼ぐため」がほとんどではないでしょうか。(実はよく知りませんが(^^;)

・戦国時代(日本)
侍連中は「お家(=領地)を守るため、増やすため」、雑兵は強制的に集められたのがほとんどではないでしょうか。
もちろん、食うため、出世するために軍に参加した“あぶれ者”も多かったと思います。

・現代の先進国
理由は色々あると思います。他の方々が多数回答されていますが、食べるためだったり、教育を受けるためだったり、愛国心からだったり、と、国や個人によって理由は大きく異なるでしょうね。
ひとくくりには出来ないと思います。

あと、軍隊を妙に美化した回答がありましたが、客観的に言って、軍隊は高度な暴力組織です。これは古今東西変わりません。そして、通常は国内でもっとも強い武力を持つ組織です。
ただ、だからこそ、軍隊には高度な規律と所属する社会集団(国家)に対する忠誠が求められますし、それを満たす人には尊敬の念が寄せられるわけです。
(実は、全く同じ事が警察にも言えます)
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なんだか両極端な意見ばっかりだなあ。


まず、平時(戦争のないとき)の軍隊ほどパラダイスな仕事はありません。一般兵士は頭は一切使う必要はないし、ただ体を鍛えていればよく「勉強は嫌い、働くのも嫌だ、酒飲んでケンカするのが大好き」な暴れん坊にとって理想の職場です。だから、昔から軍隊といえば外国でも日本でも「貧乏で学がなく行き場所もない」農家の三男、四男たちのたまり場だったのです。
フランス革命以前はそんなごろつきの集まりが軍隊でしたので、悩みはいざ戦争になると逃亡兵がやたらと出ることです。そこで、みんな密集隊形を取って(周りに人が集まれば恐怖心は和らぎます)さらに将校は右手にムチ、左手に拳銃を持ちます。言うことをきかない奴にはムチを打って、さらに言うことをきかない奴は撃ち殺したのです(本当の話)。
しかし16世紀頃から士気の高い市民軍が少しづつ出てきます。それは、スイスやオランダで発生しました。彼らは支配者(スペインやフランス)に独立戦争をしました。自らの独立を勝ち取るために集まった市民は自らの意思で軍旗の下に集まったのです。
そしてフランス革命が起きます。市民革命を潰すため、各国は軍隊を送ります。自分たちの革命を守るため、市民は三色旗に集います。彼らによって幸運だったのは、稀代の天才軍人ナポレオンがいたことです。
だいたい同じ頃、アメリカ独立戦争が起きます。アメリカ市民は星条旗の下に立ち上がります。
そういった国々とって軍隊とは「自分たちの独立を守るための組織」に他なりません。ゆえに、軍隊に参加することは時に「市民の義務」であったりするのです。ですので、実は徴兵制というのはそういった市民国家が成立したからこそ出来たものなのです。つまりわかりやすくいうと町内会のごみ掃除みたいなものです。内心めんどうだと思っても町内のためにはやらなければなりません。では王政の下の軍隊はどうだったかというと「税金を納めるか兵役につくか」というものが多かったのです(要は金を払えれば忌避できる)。
ですのでアメリカの大統領の兵役忌避が話題になるのは彼らにとって「独立のための組織に参加しない者を我々のリーダーに選ぶのはいかがなものか」というものです。掃除に参加しない人を町内会長には選べないでしょ?
アメリカの兵制というのは実はとてもややっこしいのですが(基本は州兵であり政府は「州兵を招集できる権利を持つ」にしか過ぎないのです)大戦後に復員をするのは当然です。そんな、戦争してないのにムダ飯食らいをいっぱい抱えてる与太をするわけにはいきませんから。

一応ここは歴史のカテゴリーなのですから、みなさんもう少し歴史的見地からアプローチしていただきたいなと思います。
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軍隊生活は本来人間にとって苦行であり、社会的に見て生産性が無い事は事実です。

従って、明確で具体的な脅威が存在しない平時に軍隊組織を維持する事は古今東西を問わず難しいのです。今や世界唯一の超大国として世界の警察を自ら任ずる米国でさえ、第一次世界大戦以前は国力に比べて明らかに小規模な常備軍しか維持していませんでした。昔の米国は戦争が発生した時だけ志願者を募り、大規模な軍隊を編成するのが伝統だったのです。第一次世界大戦の際には欧州に大軍を送り込んでいますが、終戦後には再び大量復員を行って元の規模に戻しており、戦時任官で昇進した者も殆どが容赦なく元の階級に降格されています。第二次大戦後の米国の国防戦略の変化によって、現在のような強力な常備戦力が維持されるようになったのですが、やはり徴兵を用いずに志願者のみで部隊を維持するのは難しいのが原状です。この問題を解決する方法は二種類あります。

(1)愛国心に訴える方法
(2)利益を提示して契約関係を結ぶ方法

米軍の場合、平時は司令部機能のみを維持(各級指揮官のみが常勤)し、戦時になると予め登録されているパートタイムの兵卒(主に州兵)を招集して部隊を編成する方法を(全軍ではないですが)導入しています。これは(1)と(2)を取り混ぜた折衷案的やり方です。普段は自分の生活をしたいけど、いざとなったら国の為に戦う(自分の生活をする為には自分の国の安泰が必要だから)、といった所でしょう。もう一つは、満期除隊後に奨学金を受けられる制度を設けて、大学で学ぶ事を望む貧困層の子弟に入隊を促すやり方です。こちらは(2)に重点を置いた方法と言えるでしょう。

確かに「国や生まれ育った郷土、愛する人々を護る」と言う考えは美しいものですが、美しい矜持で飯は食えません。多くの人々にとって先ず大事な事は「日々の生活」である事も否定出来ない事でしょう。「国敗れて山河あり」と言う言葉もあります。
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極自然な質問だと思いますので・・・・



殆ど意見は出てしまったようですが 米国大統領は殆どの方が軍人経験者ですそういった国ではキャリアとしての政治との関係は切っても切れないものだと思います
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軍人の使命を人命、国土、財産を外敵や天災から守るとするのは一面の真理です。


これを表したのは平和憲法下の我が国です。

しかし現実の軍隊というものは必ずしもその理想どうりの行動をしないのも歴史的事実です。

崇高な理念から軍人になろうとする人々とそれほどでもない人々の集合体が軍人なのです。

古来軍人は生命の危険というリスクの代償として色々な優遇策が講じられてきました。
1.殆どを無料で修得できる。
 進学、知識の取得、永住市民権の取得、選挙やロー ンに有利な条件、優先的住居の取得、挙げればキリ がない。

2.階級社会での昇進と権力志向の実現

3.他人には触れられない機密、や兵器に触れられる優 越感。  (航空パイロットなどへのあこがれ)

4.ファッションへのあこがれ(ミリタリーグッズの需 要規模に現れる)

5.必ずしも危険に会うとは言えないという願望。

6.当面の衣食住が格安で保証され、蓄財、恩給が保証 される。  (天下りや防衛施設庁の行動)

このような手厚い優遇に引かれて軍人を志す人々もいるのが現実です。  その証拠に防衛大学の卒業後任官辞退者が出ています。

さらに徴兵制が施行されれば軍人になりたくない人々も包含されるようになります。
こうして軍隊は変貌してゆくのです。
事実明治期に徴兵制が施行された時、徴兵を忌避して様々な手段で徴兵逃れが多発しましたし、戦場でも自分で傷つけての除隊も発生したといいます。

与謝野晶子の「君死にたもうなかれ」という肉親への思いは決して彼女だけの想いではなかったと思います。
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第一に「自分の大事なものを守るため」


 家族、友達、故郷・・・。そういう自分にとって「大事なもの」を守るためです。「何から」という質問に対しては「災害」という場合(州兵ではほとんどそう)もあるでしょうし「敵対的国家など」からという場合もあるでしょう。

第二に「自分の生活を守るため」
 軍隊なら最低限の生活が保障されます。若くて元気はあるが仕事がない、そういう人たちは軍隊で食べていくことになるでしょう。犯罪者になるよりは「誰かのためになる」分よほどましです。

第三に「自分の未来を守るため」
 軍隊では「危険物取り扱い」「各種車両などの運転免許」「国籍・市民権」などが取得できます。退役した後もこれらの資格は生活の維持にとても役立ちます。

リスクを強調するのはとても日本的ですが、リスクのないところにリターンはありません。リスク回避ばかりでは「何も得られない」のです。
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質問者さんは、日教組の反日教育に完全に毒されてしまった方のようですね。

心からご同情申し上げます。
「軍」あるいは「軍人」イコール「人殺し」「破壊者」という位置づけは、日教組や社会党・共産党が作り上げてきた、日本だけでしか通用しないものです。
「軍」や「軍人」は、祖国の人々の命や、美しい国土や、人々が作り上げてきた財産を守るために存在しています。だから災害復興活動や、人命救助活動を行うのも「軍」や「軍人」たちです。命・国土・財産を守る時には、時として「敵」「侵略者」と戦わなくてはなりません。それが戦争となります。つまり、戦争は、軍が担う機能の一部分にすぎません。

外国では「戦争がしたくて」軍隊を志願する人は少ないでしょう。日本の自衛隊でも同じことです。「自分の住む故郷・社会・祖国が好きだから」そして「それらのために必要な技術・能力を習得できるから」「少しでも人の役に立ちたいから」こうした理由で、人々は軍隊を志願するのだと思います。

最後にもう一度念を押しておきます。「軍隊は人殺しのための機関ではありません。人命・国土・財産を外敵や天災から守る崇高な仕事なのです」
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第二次大戦前の日本のことに関しては、参考URLの下記の本をご一読されることをおすすめします。


『おじいちゃん戦争のことを教えて―孫娘からの質問状』

中学生の年齢の孫娘からの質問に、エリート軍人であった著者が平易な語り口でその心理を説明している本です。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094030 …
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No.8 を受けて。



 「軍国主義であったのは間違いないです。というか、そういう判断が一般的ですね。」
 はい、後半はその通りです。それが一般的です。が、それが間違いだという事を、私は言っています。人口に膾炙しているから正しいというわけではありません。

 ちなみに私が論拠としてあげたのは「選挙さえ」ではありません。政権交代も含まれていることにご注意。これはソ連では、また中共でも、北朝鮮でも、あり得ないことです。
 もっとも、その政府が軍を統制できていたかというと、そんなことは無く、軍部大臣現役武官制により、内閣が予算で統御することもできていません。要するに二重構造国家になっていたということです。

 こういう国家を、軍国主義国家と呼ぶのは、単純に「軍国主義」という単語の定義に合わない以上、間違いだということです。自虐史観の持ち主が単語の定義もよく分からずにつけた「悪口」が、一般化しているに過ぎません。

 軍国主義国家というものは、現在の北朝鮮のように、「軍事力の強化が国民生活の中で最高の地位を占め」る国家を指します。大日本帝国は、それには当たりません。
 本当に軍国主義で上層部が統一されていれば、もっとうまく戦いができたでしょう。現実には二重構造だったために政府と軍部の足並みが合わず、例えば関東軍が政府の命令を無視したりしたために、戦争が泥沼化していきました。
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 日本以外のほとんどの国では、未だに徴兵制ですよ。

お隣の韓国は、日本でもてはやされた韓国人スターが徴兵の義務を守ってなかったため、慌てて徴兵に行き、病気とか言う理由で半年で帰ってきたそうです。
 あとは、No,1さんのおっしゃるとおりだと思いますが、私はそれに加えて「人を合法的に殺せるから」とか、リスクジャンキーもいるのではないかと思います。
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