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良く、薬価ベースではこの薬剤の売り上げは・・という記述を目にしますが、薬価ベースとはどういう意味なのですか?また、薬価ベースでない売り上げ勘定の仕方というのもあるのでしょうか。

具体的に、一日薬価が100円の薬剤を4週分処方された場合、金額は単純計算で2800円になりますが、実際に薬局で支払う金額は被保険者(2割負担)でいくらになるのでしょう?薬局では薬の分以外にも何かの費用を我々は支払っているのでしょうか?
ご教示ください。

A 回答 (3件)

薬価というのは、まずは、医薬品として承認されるとそれぞれ1錠や


1ml(5ml/10ml…etc)あたり○○円と国が定めます。→薬価基準に収載
その薬の単価が薬価なので、1年間に500万錠売上があったとすると
薬価×500万が薬価ベースの売上。
薬には薬価の他に売価があってこれは各卸から医療機間に対して売る
金額ですが、薬価と売価の差額が薬価差益と呼ばれるものです。
薬価差益が多すぎるとそれを調整するために2年に一度薬価改正があり、
売価と薬価の差額の開きを何%以内に…という感じで計算するので
差額の大きかった薬は次の薬価改正でガタっと薬価が下がります。
メーカーとしては薬価が下がると大問題なので適正な範囲に納まるよう
あまり卸が安売りしないよう卸値で調整しているかと思います。
つまり、薬価・販売価格(実勢価格)・卸値というのがあると思います。

薬局では薬の価格の他に調剤料や服薬指導料などケースバイケースで
決まった点数を請求されます。
薬の飲み方や剤数でも金額が変わります。

ごちゃごちゃな文章で申し訳ありません。
多分こんな感じだと思いますが、間違っているところは訂正して下さいませ。
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この回答へのお礼

早々とご教示いただき、ありがとうございました。
薬価差益と薬価改正についても知りたかったので、一度にほとんどの謎(?)が解けて感謝感激です。

お礼日時:2002/02/21 23:04

補足:


実勢価格は年に1度実勢価格調査というのが行われていたと思います。
実勢価格と薬価の乖離率はRゾーンと呼ばれ、現在は2%程度におさまっている
そうです。5・6年前には確か15%位ありました。
以前は他にバルクゾーンというので薬価を決めていました。これは売価の
高いほうから何%という指定だったかと思いますが、薬価差益などが
問題にされたのはこれが原因といってもいいかと思います。
また、点数の低い後発薬(ゾロと呼ばれる)があって、以前は主に薬価差益を
稼ぎ出すため使用されていましたが、最近では薬剤を205円以下に押さえる
ためにわざわざ薬価の安い薬を使用する良心的な医療機間もあるようです。
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この回答へのお礼

本当に勉強になります。なんだか急に賢くなった気分です(笑)。

お礼日時:2002/02/22 00:07

Leera-E さん こんにちは



薬価ベース。確かに良く目にしますね。この要に考えてください。例えば東芝のTVが定価が200000とします。100台売れたから、売上高は200000X100でしょうか?違いますよね。お店によって値段を下げているわけですからね。

さて、医療用医薬品も同じ原理です、薬価100円の商品を、A病院には90円で納めている。B病院では80円で収めている。この流通価格を100%正確に調べるのは不可能です。

それ故、ただ単に、医療用医薬品の出荷量を薬価で換算してしているまでです。

>薬価ベースでない売り上げ勘定の仕方
それぞれの製薬会社では可能かもしれませんが、安く医療機関に提供する≒薬価が下がるため、絶対に公表しないでしょう。

>実際に薬局で支払う金額
色々な加算がありますので割愛します。


詳しい方にお任せします。

それでは by クアアイナ
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この回答へのお礼

たいへん分かりやすい説明で、素人の私にも良く理解できました。これからも宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/02/21 23:08

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