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不良債権処理の話しで、銀行が引当をつむってどういうことですか?
戻ってこなくなったお金のぶんを、どうにかして埋め合わせることだと思うんですが、教えてください。

A 回答 (3件)

引当金にもいろいろな物があり、一概に言えないとは思いますが、概略としては、



戻ってくるかどうか判らないお金(債権)を、今のウチにあきらめて今年の損としてカウントする(帳簿に分けて記載する)

ということです。もちろん損をしたら経営者などが責任を問われることがありますので、大儲けをしているときにどさくさに紛れてやるのならともかく、今のような苦しい経済状況のときに引き当てを積むということは、経営者にとっては辛いことです。

逆に言うと、それだけ「戻ってくるかどうか判らない債権」が実は「ほとんど戻ってくるわけがない」とか「まず絶対に戻ってこない」という状況になっていることが推測されるわけです。

もっと言うと、「いままで戻ってくることにしていたが、実は無理なのを前から知っていた」が「国とか他の機関が検査したらばれてしまう」なんてことかも知れません。。。(^^;)

以上、おおざっぱな回答でした。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ちょっと疑問なのは
>今のウチにあきらめて今年の損としてカウントする
ってことは、引当をつんだ時点で、経営者が「損失を認めました」って言うことと同じなんですか?だとしたら引当はあまりつみたくないですよね?

お礼日時:2002/02/24 00:02

銀行は戻ってこないお金をバランスシートにのせておくことはできません。


それらは決算期ごとに強制的に損失処理されます。

引当というのは、『戻らないかも知れない債権』について予防的に
費用として計上しておくものです。
青木建設が破綻したときA銀行は決算に影響はないといってましたよね。
本当かどうかはともかく、良心的に解釈すれば既に問題債権として
フルに引当を済ませていたということでしょう。

ちなみに銀行の債権は、以下の通りに分類されます。

(1)正常債権=業況堅調な企業に対する債権。
(2)要注意債権=業況低調だが、事業の継続性には問題のない企業への債権。
(3)破綻懸念債権=事業の継続性に問題のある企業への債権。
(4)実質破綻債権=法的な処理はなされてないが破綻している企業への債権。
(5)破綻債権=法的に破たん処理に入った企業への債権。

(4)(5)については当然100%の引当が必要。
(2)(3)については、各行の自主性に任されているところが大きく、査定の線引きもあいまいなところがありますから、注目すべきはここですね。

噂ではDを(2)に位置づけ数%しか引当を済ませていなかった銀行もあるらしいですから。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。予防的にって事はわかりました
>引当というのは、『戻らないかも知れない債権』について予防的に費用として計上しておくものです。
費用として計上しておくってのは、銀行自らの資産を引き当てるんですか?だとしたら自分の資産以上の引当てってのはできないことになりますよね。それとも、まだ貸し出しに回してないお客様の預金を引き当てるって事ですか?だったらもっとたくさん引き当てられますよね?

お礼日時:2002/02/23 23:58

分かりにくいかもしれませんが、銀行にとって預金は借入です。


借りたお金を不良債権処理にあてるようでは終わりですね。
(実際、破綻途上にある銀行は、資金繰りの悪化もあり、必死に貸出を回収し預金を集めようとしますけど。)

引当金は通常は利益の中か、これまでの利益の蓄積である内部留保の取崩して行われます。
従って、利益以上の引当の必要が生じれば赤字になり、資本勘定以上
に積み増しする必要があれば、債務超過となり業務改善命令が発動されます。
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この回答へのお礼

確かにそうですよね、借りたお金を引き当てるわけにはいきませんよね。
初歩的な質問ですみませんでした。どうも

お礼日時:2002/02/24 10:17

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