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バンドなどのセッションでよく耳にするジャム(JAM)とは
どういうことを指すのでしょうか??

A 回答 (3件)

こんにちわ、これは1940年代のはじめごろにジャズから発生した単語ということになっています。


jam session とか、jamming in という用法から出て来ました(最初はバンドマンだけの隠語でした)。
このジャムとは、もともと交通渋滞などのごっちゃになった状態を示すjamと、パンにつけるjamがぐちゃぐちゃに練り混ぜられて融合している様子をうまく体現したセッションのあり方といえます。

1940年代、ジャズは大改革期にありました。
つまり古いダンス伴奏音楽だったスイングビッグバンドジャズから、まじめに音楽だけを高度に追求する「モダンジャズ」(ビーバップ)に向かう大構造改革の時期でした。
なかば仕方なく飯の種で演奏しているビッグバンドの仕事が終わる深夜から朝方にかけて、本当にジャズの可能性を追求したい腕を磨きたいプレイヤーが、「ギャラはいらないから俺達に勝負させてくれ!」と深夜営業のクラブが主催する「勝ち抜きジャズ合戦=つまりこれがジャムセッションの元祖」に参加したくて列を成した時代がありました。
あるプレイヤーは、白人有名バンドのメンバー、あるプレイヤーは名もない黒人ローカルプレイヤー(だが腕前はプロ以上!など)・・・といった通常では考えられないごっちゃごちゃの夢の編成、それも今夜限り偶然の組み合わせ、リハーサルもなし、ぶっつけ本番、という「ジャムなぐちゃぐちゃ要素」たっぷりのセッションが、ジャムセッションです。

最初はミュージシャン同志の自己鍛練として自発的な一発その場セッションでしたが、そのうち、「こんな意外な夢の顔合わせは商売になる!」と目をつけたプロモーター(ノーマングランツという人が有名です)が、「ジャム」と銘打ったコンサートを実施する等して段々変質して来ましたが、
「一回限りのぶっつけ本番顔合わせ」とか、「ミュージシャンどうしの自発的な勉強の場としてのセッション」という意味は、21世紀になった今でも脈打っている「JAMの精神」です。

だから、固定されたバンドのメンバー同志がいつも同じ面子で練習やコンサート出演することを「jam」とは絶対に言いません。
(もし本当に言っていたら、それは言葉の意味を知らずにノリで軽く口から出任せの単語として間違った使われ方をしていると理解してあげてください^^)

参考URL:http://dictionary.reference.com/browse/jam

この回答への補足

お詳しいご回答ありがとうございます。ご説明いただいて納得し感じ入ったのですが、再度質問です。

ところで自身も音楽をやることもあるのでよくバーなどの生演奏のライブを見学しに行きます。
今週も知り合いのジャズバンドが演奏をするのですが、前々から「You'd be so nice to come home to」(帰ってくれてうれしいわ)を「飛び入りで唄わせて♪」とお願いしていたのですが、彼に「考えておく」と言われたので「あー断られたな」と思っていたのですが、今日連絡があり「ステージ2回のあとのJAMでやらないか?」というお誘いがありました。
えーっと!思いあきらめてたので嬉しかったのですが、当方セッションなど初めてす。そしてJAMについて知らなかったのでここで質問してわかった上で返事をしようと思った次第です。

つまりはこの返答は「本番はダメよ」という意味なのでしょうか?
本ステージ後のフリータイムのお遊びでなら、という意味でならこちらも少し気が楽ですが、どういった雰囲気になるのでしょう!?

補足日時:2006/07/05 01:22
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>つまりはこの返答は「本番はダメよ」という意味なのでしょうか?


>本ステージ後のフリータイムのお遊びでなら、という意味でならこちらも少し気が楽ですが、
>どういった雰囲気になるのでしょう!?

あはは^^;
そうですね、そのプレイヤーさんがきちんとした語源に則って発言しているとすれば、ずばり本番後で、ということです。
このお誘いの言葉が、きちんとした意味がバックボーンにある、と想像される部分が「ステージ2回のあとのJAMで」
という言葉です。
つまり、お金をとってお客さんに披露するプロとしてのステージではなく、JAMだったらその分はお客様から演奏料を徴集して聞かせるのでは無いから、という意味になる、という訳です。
そしたらたのしくはじけて歌えそうですね!

danke3 さん、ウィキペディアをありがとうございました!それでカリフォルニアジャム、というタイトルが非常に重要視されているんですね?
私の説明は中盤部分のところだけに限定になってしまってましたね。

ところで、#2で文章にされている内容については「コール&レスポンス」のことを指しているのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

frau さんが「郵便そー無ーいす、噛む本2ーー;」と最初のコーラスは歌うけれど、楽器奏者のソロの順番がひとまわりしたら今度はスキャットで「歌う楽器」としてサイドメンと互角に渡り合いますね?
そこでfrau さんの考えた「郵便そう無いす」のフレーズに管楽器やピアノの奏者がそれにふさわしい「下の句」をつけてつなげる、というのが「コール&レスポンス」です。
これがジャムの本当の起原だということは私も今回初めて知りました。

ジャズのすきなファンは落語ファンも兼ねているケースが多いことでよく話題になりますが、コール&レスポンスのことを考えると和歌なんですよね。

和歌とブラックミュージックの関連というと、お姉さんがくも膜下出血で突然亡くなってしまったdoubleが和歌に非常に詳しくて、お姉さんに影響されて和歌の美しさを若いソウルファンのみんなに広めたい、と妹のtakakoさんがさかんに普及に努めていますね!
最初受験生用の古文の深夜講座かと思いながらラジオを聞いていたら、なんとソウルの番組だった、という驚きの経験がありました。
ガングロマンバちゃんが古今和歌集なんか持ってたら、大人からも一目おかれる存在に格上げできること間違いなしですよね^^

上の句と下の句をつなげたり、次々アドリブで遊ぶ早詠み連歌とコール&レスポンスの関係や、粋な滑稽を追求するジャズと落語の関係や、どろどろの男女関係や苦しい生活の恨み節を歌う演歌とブルースの関係など、日本人にジャズが愛される素地というものは驚くほど古来から共通の下地がありそうですね…♪
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この回答へのお礼

ジャンルについての共通項のお話は面白いですね。
明後日「郵便そー無ーいす、噛む本2ーー;」、頑張って歌ってきます(笑)。「コール&レスポンス」について実体験(?)できるかどうかわかりませんがしてきます。

ところで「altosax」さんは「アルトサックス」をやっておられるのでしょうか?
音楽とてもお詳しいようですね。また色々と質問をすると思いますが、そのときは宜しくです♪

お礼日時:2006/07/07 02:40

簡単に言えば、ひらめきや即興で自由な掛け合い的な演奏をすること


例えば、ジャズ・トリオでピアノがあるフレーズで仕掛ける演奏をすると、ベースが答えて返す、さらにドラムスがのってくる、イマジネーションを互いに刺激しながらどんどん自由な演奏が繰り広げられていくと言った具合のものでしょう

こちらもどうぞ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3% …

この回答への補足

私としてはそんなハイクオリティ(?)なマネはとてもとても!(もしヴォーカルについてもそれが可能なら)。できれば楽譜そのままで演奏してほしい、それに歌を載せるだけという形にしたいのですが・・・。

果たしてヴォーカルの場合「ひらめきや即興で自由な掛け合い」はできるのでしょうか?バンドマンたちがそのようにしても、歌っている私は次のフレーズを曲のどこで載せればいいのか!?

補足日時:2006/07/05 02:00
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