プロが教えるわが家の防犯対策術!

弁護するのが仕事だから…と言われればそれまでですが

「未成年で人生経験が不足しているし、更正の余地が大いにある」
「心が不安定で、殺したのは犯人自身の意思ではない」等々

以前、テレビで同じ様な質問が出たとき、ある弁護士の方が
「『絶対覆せない・極刑は免れない』という状態を、自分の論理でそうはさせない、という一種のゲーム的感覚で楽しんでいる」とかなんとか言っていた気がします。

確かに犯人も一人の人間ですが、人を殺めた人間の人権がそこまで大切なのでしょうか?
また、弁護士の方は、自分の身内が殺された時は流石に「犯人め、貴様は絶対に死刑だ!!」と、【本音】をさらけ出さずにはいられないのではないでしょうか?

納得させて下さい!よろしくお願いします!

A 回答 (11件中1~10件)

これまでの回答で刑事弁護人の役割や理念については出尽くしていますので,私も補足程度に。



事件発生時,逮捕時,起訴時等において,一般市民の方が得る情報というのは,全てマスコミを通してのものです。
そして,マスコミは被疑者,被告人の言葉を聞いたものではなく,主に事件の内容については,捜査機関から得た情報を報道しています。
捜査機関は,最終的に有罪判決を得ることが目的ですから,被疑者,被告人に有利な情報があっても,これをマスコミに漏らすことはありえません。
また,捜査機関は,被告人や弁護人に対しても被疑者,被告人に有利な情報は与えないものです。
市民の方が得ている情報は,一方的なものであることも知ったうえで,ニュースを見るようにしてください。

あと,弁護士がお金のために刑事弁護をしているというのも基本的に間違いです。
ほとんどの刑事事件はお金になりません(堀江氏のような経済事犯は除く)。
依頼者は個人ですから私選弁護でも大金をもらうことは難しいですし,刑事弁護は特に重大事件や否認事件はとにかく手間がかかります。
国選弁護人の報酬が極めて低いことも大分知られてきました。
重大事件,否認事件の刑事弁護は,ほぼボランティアといってもいいです。
広島の事件も国選でしょうから,お二人の弁護士が費やした時間に比べて得た報酬というのは,事務所の経営の足しにはなっていないでしょう。
ですから,弁護士のうち,刑事事件を頑張ってやっている人はごく一部なのです。
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弁護士がちゃんと弁護しない限りどんな極悪非道の殺人犯でも裁判ができません。


つまりあなたは極悪非道な殺人者は裁判も刑も受けさせずに無罪釈放すべきと主張しているのと同じです。
私は極悪非道な殺人者は死刑になるべきだと思うので弁護士には法の精神に反しない範囲で本気で弁護をしてもらって裁判所は自信を持って死刑判決を出してもらえばすむことだと思います。
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近年、殺人事件が多発しています。

 それも近親者による殺人が。 一体、どうしたのでしょうか? これは何か異常なことですか? いいえ、そうではありません。 人類の歴史が始まってから、今日まで何一つ変わる事はありません。 昔からずっとこうだったのです。

旧約聖書に最初の殺人事件が登場します。 最初の人類であるアダムとイブのふたりの子供が加害者と被害者として出て来ます。 長男のカインが、弟のアベルを石で打って殺します。 人類最初の殺人事件は、兄が弟を殺すと言う家庭の大惨事だったのです。 

そして、私達人類は、この『カインの末裔』なのです。 だから、近親者による殺人が後を絶たないのです。 聖書を読んでいると、カインは別に特別な人物であったのではありません。 どこにでもいる、ごく普通の気の良いお兄ちゃんです、 

二人の間にいつも険悪な緊張関係があったとも思えません。 普段は仲の良い兄弟が、ある時突然、敵意を抱くようになる。 ですから、カインとアベルの事件は、日本中どこにでも起り得る事件なのです。 その火種を全ての人が生れながらに持っている。 誰もが『極悪殺人犯候補生』なのです。 

血の中に、そんな悪の性質を持っているのに、今日は守られ、罪を犯さなくて済んだのです。 私はクリスチャンです。 『主の祈り』の中に、『試みに会わせないで、悪より救い出して下さい』と書いてあります。 

『私が突然、善悪の判断も出来ないほどに取り乱してしまって、罪を犯す事がないように、今日一日をお守り下さい』

誰も罪を犯したくてやったという人はいないでしょう。 気がついたらやってしまっていた。 最初の殺人者、カインもそうだったのです。 『どうして?』 多分、本人もわからない。

だからこそ、冷静な判断のできる弁護人が必要なのです。 それは、決して罪を覆い隠すためでも、歪曲するためでもなく、殺人者の真意を探り出して明らかにするためだと思います。
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ある程度の回答は出ていますから、ちょっと別の角度から…。



>「『絶対覆せない・極刑は免れない』という状態を、自分の論理でそうはさせない、という一種のゲーム的感覚で楽しんでいる」とかなんとか言っていた気がします。

まぁテレビは、弁護士はそういう感覚だってことにしておいたほうが楽しいだろうから…。

また、加害者の人権を粗末にすることは、被害者にとってマイナスになりこそすれ
何らのプラスにもならないことにも注意が必要です。

被害者や家族自身は冷静さを失っていますからそのことに気がつきませんし、
それは仕方ないことだと思います。
私も同じ立場になれば冷静さを失うと思いますし。

>【本音】をさらけ出さずにはいられないのではないでしょうか?

本音ではなく、感情のほとばしりでしょう?
そりゃ身内が殺されればそうなるでしょうし、それを誰も責められないです。

「だからこそ」冷静に考えられる人が犯人を裁かなければならないんですね。
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基本的な考え方に間違えがあります。



弁護士はかばっているのではありません。
法律的見地から主張しているのです。
法律を超える事が出来ない、法律を守らなくてはならない、その精神からなんです。

例えば人を殺したとしても、覚せい剤中毒であれば、善悪の判断がつきません。
善悪の判断がつかない人は罪に問えないという法律がある以上、その法律を守らなくてはなりません。
それを超えてしまうと法も秩序も無いわけです。
殺人罪であっても、被害者の遺族からすれば情状酌量の余地はないでしょうが、公平中立に判断すればやむを得ない事だってあるわけです。
例えば先般の生き埋め事件も、留めをさしたのは被害者の一人ですが、そうしないと自分も殺されるという状況もあったわけです。
では、殺してもいいのかという論議ですし、殺したという事実は避けられなくても、死刑にするほどではないとかそういう論議です。
弁護士というのは弁護するのが商売ですし、利害関係のある弁護は出来ない事になっています。
ですから、「そうだそうだ、依頼人をを死刑にしろ」などという弁護は出来ないのです。
それと、どんな凶悪犯罪を犯した"容疑者"でも、形が確定するまでは無罪ですし、日本の法律ではどんな凶悪犯でも、基本的な人権は保障されています。
ですから拷問などは出来ないわけです。
法的な根拠も無く感情で裁くというのは大昔の話で、それは行き着くところ「背の高い女は魔女だ」「魔女は火あぶりにしろ」などという所にまで行き着くのです。(この辺は宗教的な問題ですが)
そう言った反省から近代の法律が出来上がってきたわけです。


とはいっても、実際問題それが正義か、平等かといえば大いに疑問なんですけどね。
弁護士って因果な商売です。
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「人が人を裁くことの重大さ」


これは人類の過去の歴史から学んできたことでしょうね。

犯罪を犯した人を周りの人たちが寄ってたかって集団暴行で死に至らしめることは、未だに発展途上国であります。

それに今までにも冤罪事件も少なからずあります。

どんなに科学が発達しても、人間には愚かな部分が誰にでもあります。

実行はしなくても殺意を抱く人は少なくないと思います。

問題は人が人を裁くことの難しさではないでしょうか?

裁判システムにまだまだ欠陥がありますので、殺人即死刑は危険です。

明らかに犯人が罪を認めており、悪質である場合は殺された人の遺族が電気椅子等の死刑執行の場に立会い、自らスイッチを入れるようにしたほうがよろしいのでしょうか?

さらにはもっと残酷な死刑手段(肉体を切り刻む等)のスタートボタンを押す権利を与えることでしょうか?

以前、アメリカで子供(男の子)を性的に暴行した犯人を裁判所で射殺した父親がいましたね。

現代の社会でも納得出来ない事柄はいくらでもあります。

この人間社会に円満解決を求めること自体が無意味ではないでしょうか?

最後には自分で判断する・・・これに尽きると思います。
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ルールとはお互いに守って初めて成立するものです。


盗んではいけない。
盗むことが容認されていれば、みんな盗みを働くでしょう。自由に盗みができるかわりに、一方では盗みの被害者になる可能性もあります。

殺してはいけない。
殺しが許される社会では、自分自身を含めてみんなが殺人を行うでしょう。一方で自分自身が殺される可能性も出てきます。

人権についても同じです。他人に人権を与えなければ自分にも人権は与えられません。
そのため殺人者であろうと人権は認められて当然です。自らの立場、権利を相手に認めてもらう代わりに、相手の権利も認める、これがルールです。自分が守られる保証を得る代わりに、相手の安全も保証される。ギブ&テイクの関係で成り立っているのですから・・・

ゲーム的感覚で弁護活動を行っている弁護士の倫理観は疑問に思いますが、弁護士の仕事は上記の観点から必要なものでしょう。
弁護士も人間です。身内が殺された時は当然相手を憎むでしょう。場合によっては報復を考えるかもしれません。
ただし、この人の立場は弁護士の資格を持つ被害者遺族と定義するのが適当で、一般の弁護士ではありません。事件の関係者です。
弁護士は非常に高い倫理観を持ち、また長年のトレーニングを積んできているので、報復を考えない人もいるのではないかと思います。
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 神の視点から見た真実としては、殺人犯にもいろいろあります。



 また、他人からみた印象としては、特定の殺人犯の人物像には、人によって必ず何らかの差が生じるものです。

 しかし、その殺人犯を裁くのは、その中の人間の一人(又は複数)である裁判官のみとなります。

 したがって、裁判官自身の「殺人犯へ対する個人的心象」と「神の目から見た視点での、その殺人犯の真実の状況」との間にも、論理的には、必ず何らかの差が生じると考えるべきです。

 その「差」を可能な限りゼロに近づけるために、「殺人犯への苛烈な追求」を行うのが検察側で、「殺人犯への過剰な弁護」を行うのが弁護側です。

 これらの相対の中で、可能な限り「真実」に近づけようと言うのが、「本来の裁判制度のあるべき姿」だという点に異論がある人はいないでしょう。おそらく。

 例えば、(極端な例で恐縮ですが)、伊藤博文を暗殺した安重根は、「日本側」から見れば凶悪なテロリストです。
 しかし、現代の朝鮮側から見れば、レジスタンス運動の偉大な闘士だそうです。
 ここまでギャップがあっても、「殺人犯」は「殺人犯」ですよね?

 別の例で言えば、「特定の組織内で、死ぬよりもひどい暴力行為も含んだ苛烈なイジメに連日のように晒されて、もはや実力行使によってしか自分が助かる道はないと思い込むほどに追い込まれた人間が、イジメの張本人へ一撃必殺の刃を向けた」というようなことを考えてみてください。
 この場合、「苛烈なイジメを連日やっていて平気だった被害者」の「人権」など、社会として保護するに値するのでしょうか?
 逆に、「ここまで追い詰められて窮鼠猫を噛んでしまった加害者」の人権は、無視してしまうのが正義と言えるのでしょうか?
 それでも、「殺人犯」は「殺人犯」です。

 他の場合であっても、やはり大なり小なり、何らかのギャップと言うものは生じえます。

 そのため、「被告側」の立場に立って、論理的展開によって減刑又は無罪を勝ち取るべく奮闘するべき職業の人間が、民主主義という迂遠な制度の中では必然的に必要となるのであり、これは「健全な司法」を守るための必要悪であるともいえると、自分は思います。

 また、犯人を追及する立場の「検察側」が「行政府」の所属である関係上、(今の日本では考えにくいですが、情勢が変わればありえる状況として)政府の恣意によって、「凶悪な殺人犯」の汚名を着せられて社会的に抹殺されかけるような「反政府的立場の民衆擁護主義者」という人間とて、想定されます。
 このような場合は、「行政」を正しく牽制するための三権分立の最後の砦が「弁護側」だということになります。

 ですから、「そもそも論」ですと、このような観点でご納得いただくしかありません。

 「特殊論」ですと、そりゃ誰しも納得なんてできませんがな。
 極悪非道な凶悪犯とて、実の家族を殺されたりしたら怒るんですから。弁護士だって怒るに決まってますよ。
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かばうわけではないです。

被告人に有利な事実関係や情状事実を裁判に出していくのです。
検察官は実際上被告人に有利な事実関係や情状事実を裁判に出しません。ですから、弁護士が必要なのです。立場立場で見方も違いますし、弁護する立場で見ていけば有利な事情と言うのが出てきますし、検事はそういうことは裁判に出しません。そうする必要もありませんし、検事は被告人を有罪にする仕事で一杯一杯なのです。
自分の身内が殺された場合でも弁護士は同じだと基本的に思います。勿論、弁護できないですが。
しかし、殺人犯に全く同情できない場合(福岡一家殺人事件の男の主犯(女の主犯は弁護できるでしょうが)や看護婦殺人事件の主犯やカレー殺人事件の主犯などロス殺人事件の三浦被告人は弁護できるでしょう。非常に興味深い事件です。)、心情的に弁護が出来ないです。そういう場合に弁護する弁護士の先生は大変だ、良くやるという気もしますが、ちょっとおかしいなという気がする場合もあります。
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 結局は金が儲かるからです(^^;



自分の娘が殺されて、死刑にしろと言い出した弁護人はいますよ(^^;
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