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「軍事用ミサイルは普通固体燃料を使うのに今回の北朝鮮のものは液体燃料を使っている」と書いていました。実際そうなんですか?

A 回答 (4件)

固体燃料は出力の調整が出来ません。


燃料と酸化剤の配合の比率を部分部分で変えることで出力の調整をかろうじて行っているにすぎないです。
メリットとして取り扱いが簡単なことです。
ぶっちゃけ、ロケット花火そのものなのです。
構造自体も単純ですしね。
民間の物だと、燃料もしくは酸化剤のどちらかを液体にした物があります。
こちらは、推力調整が出来ます。

今回のICBMなどのようなミサイルの場合でも固体燃料が使われています。
アメリカのピースキーパー、トライデントなどがこのグループ。
テポドン、スカッドは液体燃料を採用しています。
軍事用で珍しいと思います。
何故ならば、液体燃料だと発射の前に燃料を注入しなければならないために事前に発射の準備を知られてしまうからです。
実際にアメリカに発射の準備をしていることを知られていたでしょう。
じゃあ、ミサイルの中に燃料を入れたままにしておけばいいと思うでしょうが出来ないんです。
何故なら、ケロシン、硝酸、非対称ジメチルヒドラジン、赤煙硝酸が使われているためにミサイルの中に長期保存が難しいからです。
硝酸は、タンクを腐食させるし、その他の物も発ガン物質だったりするから
こういうデメリットがあるにもかかわらずに液体燃料を採用したのは誘導技術が未熟だからだと思われます。
液体燃料だときめ細かい調整が出来ますからね。
軌道がおかしいと思ったら推力を調節すればよいですから。
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この回答へのお礼

alwyn はロードオブザリングから名づけたんですか?とっても綺麗でしたね。
軍事の面、管理の面からも解説してくださってよく理解できました。
みなさんもありがとうございました。
犬・猫のカテゴリーでも皆様にお会いしましょう。

お礼日時:2006/07/05 10:59

今はIDBMなどの長距離弾道ミサイルでも固体燃料ですね。


ただし旧東側の国が使っている物はほとんど液体燃料です。
ニュースなどではスカッドやノドンなど、旧ソ連製を元にしたものが多いので、液体燃料主流にも見えますが、アメリカ、イギリス、フランスなどの弾道ミサイルは全て固体燃料です。

液体燃料にも大きく分けて2種類あります。
液体水素と酸化剤を使う物。
2種類の薬品(非対称ジメチルヒドラジン等)を使う物。
ノドンやテポドンは、非対称ジメチルヒドラジンと硝酸を使っています。
液体水素を使う場合は、発車直前に燃料を注入しなくてはいけませんが、薬品を使う場合は注入したまま長期間保管できます。
ただし、薬品は2種類が混ざっただけでも爆発しますので、扱いには気をつけなくてはなりません。
また、燃料自体も有毒なので、やはり扱いに気を使います。

アメリカの弾道ミサイルが固体燃料なのは、やはり扱いが楽だからでしょう。
推力の微調整が出来ないため、命中精度が低くなると言われていますが、その辺りは誘導装置で補っているようです。
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自衛隊も保有している、地対空ミサイル「ホーク」や「パトリオット」などは、固体燃料ですね。


弾道ミサイルには、液体のものが多いようです「スカッド」も液体燃料ですね。
固体・液体それぞれ長短ありますが・・・・
今回の発射の騒動も、衛星写真から燃料・推進剤の充填が確認されたの、発射準備として警戒されていたものです、また、充填したものを抜き取るには、手間と時間と金がかかるので、充填したからにはいずれ発射させるだろうと思われていたわけです。
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地対空ミサイルとか、空対空ミサイル、空対地ミサイルなど、近距離のミサイルは固体燃料です。

ですが、長距離ミサイルの場合は、液体燃料です。
固体燃料は、持ち運びが簡単で、燃料注入の手間がなく点火後の瞬発力に優れています。その反面、出力の調整は難しいため(平和利用の)ロケットの場合補助ブースターに使用される事が多いです。
駅逓燃料は、構造が複雑で、固定された発射台から慎重に打ち上げる必要がありますので、持ち運びには向きません。が、出力が調整しやすく、継続して高出力が出せるのでロケットではメインブースターに使われるわけです。
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