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 他意のない素人の素朴な疑問なんですが、このまま円安が進むと日本経済にとってプラスになることが多いと思うのです。

 まず国内農業は価格競争力をとりもどし、製造業を中心とした産業空洞化に歯止めがかかり、国内の観光地やその周辺の飲食業もある程度息を吹き返すことでしょう。

 一方輸入原材料は価格が上がるかもしれませんが、プラスの効果が大きいはずです。また、それ以外のデメリットとして思いつくのは海外旅行がしにくくなるくらいでしょうが、行儀の悪い「観光客」が減って、STDの輸入も減るかもしれません(そこまでは言えないか)。外貨預金は目減りしますが、ペイオフなどを恐れ「資産疎開」したお金持ちの財産が減るだけでしょうから大勢に影響はないと思います。

 格付機関によると日本の経済力はその評価を大きく下げているという今日、ODAなどは経済の調子のいい国に任せて、大幅な円安誘導をした方が、インフレターゲッティングなどよりよっぽどメリットが大きいと思うのは間違いなんでしょうか。

A 回答 (7件)

こんにちは



 ご質問が「円安が日本経済の救世主か?」ですので
 このご質問に対しては「円安は有益」と思います。

 現在、日本経済の最大関心事であり、最も影響を
 与えているのは「不良債権」や「国債費の増大」では
 ないでしょうか。

 個々の業界の意見はまちまちですが、日本経済に
 とっては円安はインフレを起こし、インフレは
 土地の下落や金利負担に歯止めをかけます。現在
 行われている構造改革による歳出の削減に
 インフレをかけ合わせれば財政赤字の解消に
 繋がります。

 また金利が上昇することで個人金融資産がタンスや
 海外から国内市場に流れやすくなります。

 円安によるインフレを懸念する声もありますが、
 現状のデフレスパイラルよりは有益だと思います。
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この回答へのお礼

 今のところ、デフレスパイラルはそれほどまでにやっかいだいうところなんでしょう。政策インフレは平成の徳政令となるんでしょうが、これは諸刃の刃で制御に失敗すれば政権の基盤をもうしなうことになりかねない怪物なのかもしれませんね。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/03/18 22:54

円安は本当にいいのかはさだかではありません。


むしろ、円高が良いと言うときもあります。
円安や円高は本当の円の価値がどうかにより変わってきています。
ただ、現在はバブルの時にあまりも円の価値が高かった反動もあって円安が良いと言われているのでは。
本来の円の価値というのは本当は弱いのではと思うときもあります。
すべてはその国の経済状況により強い通貨がいいか、弱い通貨がいいか、変わってきます。
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この回答へのお礼

国と国の経済状態が正確に為替レートに反映されているのか、それ以外のなんらかの政治的な要素が背景にあるのではないかと、「プラザ合意」以来感じるのです。ご回答いただき感謝します。

お礼日時:2002/03/18 22:45

すんません、揮発油税はどうも、数量に対して定額賦課のようですね。


いい加減なことを言って、失礼しました。
No.4中の該当部分は無視してください。
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No.1の illustrious です。


私の意見に対する御見解をいただき、ありがとうございます。興味深く拝見いたしました。
現在、巷でなされている議論も、根本的には「日本経済のファンダメンタルから見て、今の為替レートは丁度いいのか、それとも過大(過小)評価されているのか?」ということに行き着くようですね。
ただ、輸入価格に関する御見解については、若干の反論があります。
つまり、確かにガソリンの価格は半分以上が税金ですが、これらの税金は、消費税のように、元々の価格に対して定率で賦課されているのではないでしょうか?つまり、原料価格が上がれば、それに応じて税金も上がり、結局、原料価格の上昇分だけ、最終的な価格は上がるのではないでしょうか。
また、原油の利用法のうち、ガソリンはそのわずか一部にすぎず、為替相場以外にも、原油相場や日本の物価指数等の動向、規制緩和や技術の変化等のファクターがありますので、企業の既得権だけの問題ではなく、やはり、No.3の方が最初におっしゃっているような感覚が自然ではないかと思います。

また、外貨預金の関係ですが、
日本の金融・経済の現状や将来に否定的な人が増えることは、外貨預金の増加要因ですが、預金保険の保護対象でないことは、外貨預金の減少要因です。
その中で現在、外貨預金が増加している事実がありますが、この要因は主として、「金利差」によるものであると私は考えています。実際に、ここ半年くらいは、金利の低下したドル預金の増加がにぶり、ユーロ預金が増加しているようです。

再び長々と書いてしまい、失礼しました。
もとより、他の揚げ足とりをして喜ぶのが目的でやっているわけではありませんので、御理解ください。
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この回答へのお礼

 最近ユーロに対する期待が高まっているようですね。ユーロ貨幣の流通開始直後のご祝儀評価でないといいのですが。再度の回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/03/18 22:40

輸入商社に勤めておりますが、最近の円安のために


仕入原価が10%弱、以前より増加しました。
国内の市場価格はデフレ傾向にあり、儲けは減ります。
石油、衣料、食品業界さん等の輸入品が多い業界は、
この傾向にあると思います。

一方、輸出企業さんの中で、純粋に日本国内だけで製造した
製品を輸出している会社はその逆です。
しかし国内のアッセンブル・メーカさんや、パーツメーカさん達の
仕入先ベンダー工場の多くは海外にありますので、輸入した製品・部品物の
価格が値上上がってその企業の収益は低下、円安メリットも相殺されます。
私見ですが円安が多くの企業の収益に貢献するという時代ではなくなりつつ
あると思います。

ODAやペイオフについての意見はありませんが、大幅な円安は輸入インフレ
の原因となり、国内の多くの企業の収益を圧迫すると思います。
一般的に、急激な通貨価値の下落(円安など)はその国の経済の悪化を
意味しており、海外からの投資も減ります。
また、持ち合い株が放出される3月期末までは政府関係が頑張るでしょうが、
その後も円安が続くと買い手がいなくなり株安が再燃するかもしれません。
大幅な円安は、投機会社を儲けさせるだけかもしれません。
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この回答へのお礼

 とかく世の中が不景気になると様々な極論がマスコミを賑わしますが、円安待望論もその一つなのかもしれません。たしかに経済のグローバル化が進んだ昨今、円安が進んだからといって全てが解決するほど単純ではないのかもしれません。しかしながら製造業で国を興してきた日本にとっては、勝機はそのへんにあるのかもしれないと密かに思ってみたい気持ちもあります。

 それから、そのような話とは全く別の次元の話として、現在の為替相場が各国の真の経済力を反映しているかというと、どうも違うのではないかと私は勘ぐっています。もしその疑いが正しいとすれば、急激である必要は全くありませんが、為替相場は本来の場所に落ち着いてほしいものだと思います。そうなれば国内の産業の姿も紆余曲折はあるにしても自然に最適化されるのではないでしょうか。
 
 ご回答有り難うございました。

お礼日時:2002/03/09 22:29

全くご質問へのお答えになっていないのですが



> 外貨預金は目減りしますが、
しないと思います。
円が安くなるのですから、目減りするのは円建ての債権だと思います。

> ペイオフなどを恐れ「資産疎開」
外貨預金は預金保険の対象外ですから、疎開先としてはあまり相応しくないのでは。
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この回答へのお礼

 実は、10年ほど前の映画「フォーリングダウン」の中で、マイケルダグラス扮する主人公がアジア系の食料品店で両替を断られてコーラを買おうとしますが、85セントという店主の言い値に腹を立て暴れ回るというシーンがありました。確かにアメリカの地方都市のスーパーなどで見る食料品や生活雑貨の値段は、日本のそれと比べると遙かに安いと感じます。庶民の生活レベルで見た経済の真の実力を、今の為替レートが反映しているとは思えないのです。

>疎開先としてはあまり相応しくないのでは。

 これから本格的な不良資産処理がはじまるとすれば、どんな混乱があるのでしょうか。たぶん全部がパーになることはないでしょうが、資産の形成に余念のない人たちの脳裏には一抹どころか大きな不安がよぎってもおかしくはない状況です。実態はどうであれ、資産の一部を外国に逃すことによって強迫観念からの逃避ができるならそうするのではないでしょうか。ま、本当のところは貧乏人の私には分からないですが。

 お答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2002/03/06 19:47

確かに、政界や経済界の一部からも、


円安が今の経済状況を好転させる(日本経済にとってプラスである)、あるいは、
日本の現在の経済状況から言って、もっと円安であるのが当然だ、
といった声が出ているのは事実で、それなりの議論にもなっているようですね。

こういうのには、「これが正解」ってものはないと思いますが、私の考えを書いてみますので、参考にして下さい。(私自身も素人ですが、円安=日本経済にプラス論には批判的な立場です)
1.日本のように、一次産品(特に石油)の多くを輸入に頼っている国では、円安によってそれらが値上がりする影響が、相当大きいのではないか。
2.「大幅な円安誘導」と言うが、実際に何をすれば大幅に円安誘導できるのか?日銀が行う為替介入なんてものは、ほんの一瞬のものです。介入資金に比べ、実需(まぁ、一部、投機もあるんでしょうが)の為替取引の方が、はるかに巨額です。
日本経済が、トルコやアルゼンチンのようになれば、相当な円安になるでしょうが、それでは本末転倒ですよね。
3.「日本経済にとってプラスに」ということ自体、円高要因という部分があるような気がします。
4.外交的な摩擦が増加し、その分のコストが増えます。
5.円安になると、外貨預金は円建てベースで目減りせず、増加します。
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この回答へのお礼

私見ですが
1.例えばガソリンの値段を考えるとき、その値段の半分ほどが原価と関係ない税金です。それにプラザ合意以前の円安時代でもそれほど高くなかったはずです。関連企業が既得権を主張しなければそれほど物価はあがらないと思います。

2.プラザ合意以降、単なる私の印象ですが、日米独の為替市場への協調介入によって円高誘導がはかられたような気がします。かなり意図的であったのでは?

3.日本経済が復興すれば再び円高にふれる、ということでしょうか。現時点で考えれば、今の為替レートは日本経済の正確な評価と比例していないと思うのです。

4.長年の国勢政治力学に翻弄された結果、今いるとことろに日本経済が追いやられているとすれば、本来の居場所を確保するためにかかるコストは必要経費と考えればどうでしょう。

5.その通です。アホなもんで間違えました。

さっそくお答えいただきありがとうございます。

お礼日時:2002/03/06 19:28

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