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よく日本には”美しい四季がある”といいますが、だいたいどこの国でも四季はあるし、紅葉もあると思うのですが、なぜ日本は”四季”を強調するのでしょうか?日本はそこまで特別なのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

 夏はクーラーを付けずにはいられず、海で泳げる。


いっぽうで冬は雪が積もり、スキーも楽しめる。

 実はこのような条件を満たす国は少ないんですね。
ヨーロッパでは寒いところでは夏は海水浴など考えら
れない程度に涼しく、暖かいところでは冬場でも雪は
降りません。米国は国土が広いので両方楽しめますが、
実際にはビーチと雪山はかなり離れており、ひとつの
都市で両方を体験できるところはほとんどないのです。

 その点、日本なら電車で気軽に行ける範囲の中に
海水浴場もスキー場もあるというところが全国的に
珍しくありません。北海道でも夏は30度越えは珍しく
ありませんし、九州にもスキー場がいくつもあります。
※さすがに沖縄には雪は降りませんが。

 このような気候的要因に加え、植生的にも同じ場所に
針葉樹と広葉樹が両方生えていることが珍しくないと
いう点で、日本は世界の中でも例外的に四季がハッキリ
している国だということは事実なのです。

 こういった日本の気候に加え、日本の宗教が土着
的なアミニズムで発展した点も見逃せないでしょう。
欧米のキリスト教的価値観では自然の営みも神の意思
ですから、自然に対して感じる畏敬の念も神に対する
信仰心に収斂されます。

 いっぽう、自然そのものを崇拝する日本( 天照大神
は太陽そのものですし )では、四季の移り変わりに
対して畏敬の念を感じるというわけです。日本のような
アミニズムの国は他にありますが、それらの国では日本
ほど四季がはっきりしていないので、太陽や雨に対する
信仰として現われるのが日本との違いだと思われます。
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どこの國でも四季がある訳じゃないけれど..


温帯なら四季が見られる..でしょうね。
熱帯では日本人の思う四季はありません。

で、四季を強調するのは、ある意味正しいです。
全体として日本ほど、気候変動の激しい地域は
他に在りません。

真夏の大阪で過ごせるなら酷暑のバンコクでも
問題無い筈だし、帯広の方なら、真冬のアンカ
レッヂを故郷より暖かいと感じる筈です。

だからと謂って大阪で暖房が、帯広で冷房が
不要と謂う訳でも無いでしょう(大阪でも時
に氷点下になるもんなぁ..)

→日本周辺は緯度の割に、冬が寒すぎるのが原
 因です。流氷限界が45度の緯線より低い緯
 度にやって来るのは日本の周辺だけです。
 欧州はメキシコ暖流の影響で緯度の割に冬が
 異常に暖かいのが原因です。

或いは九州地方はよく大雨に成りますが、これ
を経験した方ならスリ・ランカの豪雨も、なん
だ、こんなもんかぁと思うでしょう。

日本周辺の陸と空と海で一年間訓練すれば、予
期せずして、世界の何処かに放り出されても、
問題無いでしょう(南極高地だけは無理かなぁ
..気温氷点下60度近いしなぁ..)
これ程、日本の気候変動は激しいのです。

情緒的部分は別にしても「特別な四季」なんです。
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ヨーロッパにも四季はあります。

ヴィヴァルディの組曲「四季」を思い出してください。しかも、季節の移り変わりは、日本以上に明確です。イギリスやドイツでも、夏は早朝から午後10時まで明るい季節です。逆に、冬は登校時も暗く、午後3時には街灯がつきます。北欧なら、もっと顕著です。だからこそ、昼間がまた長くなるクリスマスがあれほど待ち望まれるだと思います。
 日本人の季節感と、ヨーロッパの人々の季節感は同じではありませんが、いっせいに花や緑がよみがえる春を迎える感激は日本で味わう以上でしょう。
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#2です。

追記します。

日本人が四季を強調するのは、四季を情緒的に捉える文化(刷り込み)があるからだと思いますが、なぜ情緒的に捉えるか?これには脳内での処理も関係しているようです。西洋人が右脳(論理脳)で処理する事柄を日本人は左脳(感情脳)で処理することがある、とする最初の考察は、

角田 忠信 『日本人の脳 ―脳の働きと東西の文化』(大修館書店)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4469210684/50 …
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島国、日本の風土の中で、土着として培われた日本人の非常に情緒的な感性に由来すると思います。



作家の川端康成は「美しい日本の私」の中で、

「春は花夏ほととぎす秋は月冬雪さえて冷しかりけり」  道元
「形見とて何か残さん春は花山ほととぎす秋はもみぢ葉」 良寛の辞世

を挙げましたが、どちらも四季の美しさを歌いながらも世の移り変わりのはかなさを見据えています。

四季の変化に「はかない美」(川端康成は禅に通じるといっています)を見て、心の糧にする。何かを表現したくなる。四季と向かい合ったとき、日本人の情緒的な特性がよく現われます。やはり、かなり独自の感性なんでしょう。

セミの声に夏らしさを感じたり、虫の鳴き声に秋の気配を聞き取るというのは日本人の感性です(ふつう、西洋人にとっては雑音に過ぎないといいます)。
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確かに『四季』だけならば日本以外にもありますが


亜熱帯気候から亜寒帯気候までと
日本ほど季節ごとの変化が激しいところは少ないと思います。
その為、日本は特に季節ごとの特色がより現れやすいのではないでしょうか。

また狭い国土ながら地域によっても
その差が大きいことも関わってくるかと思います。
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