プロが教えるわが家の防犯対策術!

私は長崎で被爆した母(1キロ以内奇跡的に助かる)と、被爆一ヵ月後、
軍隊から長崎に戻り原爆中心地付近に住んでいた父の子供です。
母は定期的に病院で検査を受けています。白血球に異常があります。
父は肺がんで既に亡くなっています。
先日、被爆二世の検診があり受診したところリンパ(喉)に異常有と
用紙に書かれていました。実は受診した兄弟全員そうです。
これってもしかして原爆の影響の可能性があるのでしょうか?
広島の原爆は遺伝が無く、長崎の原爆は遺伝すると聞いた事が
ありますが本当でしょうか。と、すると私の子供にも
遺伝している可能性も有?
別に国やアメリカを訴えるわけでは無いのですが(出来ないし)
でも、自分の体の事なので本当はどうなのか知りたくて。

どなたか知識のある方、ご回答の程よろしくお願い致します。

A 回答 (5件)

こんにちは。


リンパ節の異常は、いろんな原因で起きますが、放射能の影響による可能性は非常に高いです。

>広島の・・・長崎の・・・これはありえません。

放射能障害による遺伝子の損傷による遺伝性疾患は広島のウラニウム爆弾、長崎のプルトニウム爆弾という違いは関係ありません。
どちらも同じように影響します。

残念ながら遺伝子損傷による疾患を生じてしまった場合は、さらに次の子の代も、孫の代も引き継がれる可能性が大きいです。

そして質問者さんの立場は、世界で最初の原爆の人体実験となってしまった2代目の皆さんなので、知識や経験の蓄積がありません。
質問者さん達が最初の2世なのです。

この皆さん達の状況をしっかり観察し、可能な治療を探し、間に合えばそれを実施し、他の被害者への救済とする事が、医学者、科学者にできる唯一の事なので、どんなに大変でも定期的に検診を受けていただく事を、ただひたすらお願いいたします。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
私の子供にも遺伝子の影響があるとの事。やはりそうですか。
かなりショックです。でも感傷的な感情は、とりあえず置いといて、
実は、姉が出産した際、奇形の子が生まれましたが、
それも原爆の影響の可能性がありますか?

はじめに被爆二世の検診の際、リンパ(喉)に異常が
あると書きましたが、それは私だけで他の兄弟は「甲状腺に異常有」
との事でした。でも、私達は全員健康です。私自身は最近、風邪を
ひきやすくなったのと疲れやすいのですが、それは40歳を越えてから
なので単に歳のせいだと思っています。
私達が最初の2世で、知識や経験の蓄積がないとの事ですが、
可能性として、何かの病気にかかりやすいとか、
がんになりやすいとか、短命とか、そういう事があるのでしょうか。
何か気をつける事とか、ありますか?
色々聞いてばかりで申し訳ありません。

補足日時:2006/08/09 10:37
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もちろんかまいません。



回答しながら、そういう部分がかなり気になっていました。
少しはお役に立てたようで何よりです。
健康に気をつけて。ではでは。(^^/~~
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/11 08:57

後からの書き込み見ました。


ちょっと回答を早まりました。(笑)

おっしゃる通りです。
遺伝子は片方の親が持ってれば必ず発現する遺伝子、対立する性質があって、片方だけ持ってても発現はしないけど、遺伝子だけは持つ子(保因者)が出来る遺伝子、他の性質と常にペアで行動する遺伝子などがあります。

発現する場合も、例えばオシロイバナみたく、赤い花と白い花を掛け合わせるとピンクの花が出来る、というような現れ方をする物もあります。

なので、遺伝の議論では、現在その性質が出てるかどうか、より遺伝子をもってるかどうかっていう議論になります。

お礼に書かれた内容はそのとおりに理解して頂いていいいと思います。
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この回答へのお礼

長々とお付き合い頂き、本当に有難うございました。ウチの家庭では
原爆の(特に被爆の影響についての)話は昔から何となくタブーになっていて、放射線被爆研究所へ問い合わせる勇気も無く過ごしていました。今回、上記の貴重なお話を聞く事ができ自分自身すっきりしました。我が家は祖父・祖母4人と叔父・叔母が投下一ヶ月以内にそれぞれ
亡くなり残った親戚・家族は家もなく苦労したそうです。戦争による
被害はそれで十分なはずです。何故、代々人間に障害をもたらす可能性のある爆弾を落としたのか、腹立たしさでいっぱいになってきました。
主人と子供にも申し訳ない気持ちです。戦争を体験した事はありませんが、自分の中で戦争は終わってなかったのだと気がつきました。
※だからと言って先頭立って抗議運動はしません。性格上できません(笑)
これからは検診をまめにして、長生きしていきたいと思います。

あの、それから折角、貴重なお話をして頂いたのに大変申し訳ないのですが・・・この質問・回答を全部、削除させて頂こうかと思っています。何故なら、この文章は、被爆者二世・三世の方々への差別の元となるのでは、と思ったからです。
特に遺伝子の問題は、恋愛・結婚・出産に直結してきます。
自分達の事だけを考えて質問してきたのですが、沢山の人が読んで
いるという事を忘れていました。
ご快諾して頂けると有難いのですが・・
ご回答、心から感謝致します。

お礼日時:2006/08/10 22:13

遺伝子についてですね。



既に何らかの傷がある遺伝子を持ってしまってる場合の話ですね。
これは、学校で習う遺伝の法則と同じ事になります。

遺伝子が単独で発現する物では、その子供は必ずその遺伝子が発現します。
しかし、その子(つまり孫)への遺伝に関しては遺伝子はもってるけど発現しない保因者と同じになります。

以下、保因者の説明です。
対立する遺伝子がある場合は、両方の親からその遺伝子を貰わないと性質は現れません。
しかし遺伝子自体は半分持ってる、という保因者となります。

そのさらに子供の代(孫)では、親(子の代)が保因者である場合、四分の一の確立でその性質の遺伝子を受け継ぎます。
この時、受け継がなかった子はその性質の遺伝子その物を持ちませんので、その性質はその子の家系からは消えてゆきます。
受け継いだ子は、保因者である親(子の代)と同じです。

このようにして、普通の人と結婚、出産を繰り返すと、どんどんその影響は薄まってゆきます。

しかし、「四分の一の確立で・・・」と書いたように、必ず何代で消えるのではなく、あくまで偶然に作用され、統計的な数字では減っていくという事なので、どういう性質や病気がどの位続くのか、というのはまだ世界中に記録自体が存在しません。

はっきりいえる事は、
○結婚出産の繰り返し(代替わり)で原爆の影響と思われる病気もどんどん減ってゆきます。
○しかし、確立の問題の部分が非常に大きいので、何代目で確実に消えるとは言えません。
○何代か重ねる間に完全に消えてしまう病気や性質もありますが、残ってる場合もあります。

ついでに、ですが、被爆二世同士が結婚した場合は、確立が四分の一より高く、二分の一程度になるというだけの話で、相手が同じ異常の遺伝子を持ってない場合は、その部分については正常な人と同じになります。

ただ、異常の確立が高くなる分、その性質がやがて消えるにしても何代も重ねる必要が出てくるわけです。

原爆に関係ない普通の人でも兄弟で結婚すると遺伝的な異常が出易いのと同じです。
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また来ました。

m(__)m
現在、2世までのある程度のデータは集まってるようで、チェルノブイリなど世界的な研究者のネットワークも確立してるので、ある程度の事は言えると思います。

>奇形・・・に関しては、被爆近世代(3世以上の資料はなし)では、普通の人に比べて発生率が高くなる事は間違えなさそうです。
しかし、比率が高くなるのであって、必ず奇形児が生まれるという事ではありませんのでお間違えなく。

>リンパ節・・・甲状腺
一般に、被爆初期の段階では、放射性ヨードを空気から吸い込んでしまい、甲状腺に蓄積するので、1世に限り、被爆直後からの甲状腺異常が多発します。

2世以後の甲状腺の異常は、この理屈では起こりませんので、本当にただの歳のせいなのか、あるいは生まれつき甲状腺が弱い体質だったのかという事が考えられます。これはまだ研究段階ですので、何ともいえません。

はっきり判るのは、2世でも当初は予想もしなかったような病気が有意に増えているという事です。
私の知人の2世にも真性多血症という、赤血球だけが異常に多すぎるという珍しい病気の人がいます。

リンパ節については、口や呼吸器などから入ってきたばい菌などと最初に格闘する場所ですので、免疫機能が落ちていれば必ずちょっとした事で腫れあがります。
免疫能力が落ちる事は2世では多いのか、まだ結論は出てはいないようですが、どうもありそうな感じです。

>何かの病気・・・短命
先に述べたように思いも寄らないような病気が出てくる可能性もあるので、一番大事なのは、定期的に健康診断を受ける事で、変な兆候があったらすぐ見つける事です。
「短命」かどうかは、現在の時点ではまだ何ともいえませんが、病気が増えれば寿命に影響はありそうな感じはります。
しかし、治療手段の適用との兼ね合いもあるので一概には何とも言えません。

先の私の友人の多血症も抗がん剤で抑えて、日常生活は普通に出来ている、という生活をしています。

定期的な健康診断の重要性が普通の人よりはるかに大きくなる、という部分が生活上の大きな違いになるでしょう。

当然、行政からの2世、3世に対するこうした援助は続けられなければならないし、それは政府が保証していかなければいけないと思います。

こういう質問では答えられる人はそう沢山はいないでしょう。
ご要望の情報は私が知る限り提供するつもりですので、他にもご質問があれば可能な範囲でお答えします。

この回答への補足

色々と教えていただき本当に有難うございます。
ここまで詳しく説明して頂けるとは思ってもいませんでした。
定期的な健康診断。肝に銘じます。それで、
お言葉に甘えて、もう一つ質問させていただきたいのですが・・・

>遺伝子損傷による疾患を生じてしまった場合、次の子の代も、孫の代も引き継がれる可能性が大きい

との事ですが我が家の場合、主人は被爆二世ではありません。
で、私達の子供が、例えば被爆二世ではない人と結婚して子供が
出来た時、その子供の損傷した遺伝子は減る・・ものでしょうか。
同じように代々二世でない人と結婚していくと、子孫は原爆の影響が
少なくなるのでしょうか。遺伝子とはそういうものですか?

補足日時:2006/08/09 23:52
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この回答へのお礼

すみません。お礼を書くところですが(お礼の気持ちは沢山あります)
上記の補足の補足をさせて頂きたくて。

>遺伝子損傷による疾患を生じてしまった場合は、さらに次の子の代も、孫の代も引き継がれる可能性が大きいです。

との件で「私の子供にも遺伝子の影響がある」と勝手に思い込んだのですが、
私の母は白血球に異常があるとの事で、遺伝子に異常があるかどうかはわかりません。
なので、正しくは「私の子供にも遺伝子の影響がある可能性がある」という事ですよね。
なので、上記に書いてある子孫への影響の話は、仮に遺伝子に異常があった場合としての話です。
何度もお世話になり申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

お礼日時:2006/08/10 11:45

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