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アンドレイ・タルコフスキー監督の惑星ソラリスという映画を観たのですが、私には難しすぎてよくわかりませんでした。
みなさんはどう思いましたでしょうか?
長くなっても構わないので感想やこのシーンがよかったなど、この映画に関係していることなら何でもいいので教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

私も、正直言いまして最初見た時は難解でした。


未だに理解出来ているとは言い難いです。
タルコフスキー監督の映画は、どれも難解だと言われているので理解出来ない事が決して悪い事ではないと思います。

私としては、難解でありながらも、その映像美に惹かれて見入ってしまうというところでしょうか・・・。
(特に、晩年の作品。)

参考としまして、以下のページをご紹介します。
http://www.pcs.ne.jp/~yu/sf/solaris.html
http://cruel.org/other/esquiresolaris.html
http://members.aol.com/Satokimit/solaris.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
自然の風景なんかがきれいでとてもよかったです。
URLまで載せてもらってありがとうございます。

お礼日時:2006/08/11 10:48

タルコフスキーというよりレムのファンですが、


基本的に好きなのは「何が現実か?」「自分は果たして正気なのか?」
そういう事がわからなくなっていく部分ですかね。
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旧ソのてこ入れもあり、監督自身は自作のなかでもっとも嫌いな作品のようですが、タルコフスキー作品の中ではもっともファンの多い映画だと思います。



そのむかし「三百人劇場」で公開されたときには5回ほど足を運んで見ました。てぇことで大好きな作品の一本です。

内容は大ざっぱにいうと自身の過去を後悔し、それを変えるために生き直そうとする男の物語です。
各国で評価の高かった作品ですが、原作のレムはシナリオの段階で気にいらなくってタルコフスキーとは大げんかをしたそうです。
タルコフスキーがこの原作に興味を持ったのは「人間は非人間的条件の中で、生き、人間のままでいることができるかどうかという問題」ということだそうです。
タルコフスキー作品には「水」「風」「雨」「火」などなど記号的な要素があれこれ出てきます。この作品でも「白い馬」「突然の雨」「ブリューゲルの絵画」などなど端的に”映画的な意味”を求めるのがむつかしいものが多く出てきました。
このあたりの自分の解釈を書くとこんがらがるので省きますけど(^_^;)

感想ですが、ボクは冒頭から打ちのめされました。
バッハの「われ汝を呼ぶ、イエスキリストよ」がエドワルド・アルテミエの電子楽器による演奏で始まり、澄み切った川の中に青々とした藻が揺れ動いているファーストカットからゾクゾクしっぱなしでした。
特に好きなのは空中浮遊しながらのラブシーンや、幾度となく映されるブリューゲルの「雪中の狩人」の絵、そこに流れるバッハの音楽などなど、こうやって書いているとまた見たくなっちゃうなぁ。

余談ですがこの映画の撮影中に訪ソしていた黒澤明監督がセットを尋ね、タルコフスキーに案内してもらったそうです。お酒の席では酔ったタルコフスキーが「七人の侍」のテーマ曲(侍の唄)を大声で歌ったとか。
完成後、モスクワでこの作品を見た黒澤監督は、地球へ早く帰りたいという気持ちで胸苦しくなったと、公開時のパンフレットに寄稿してました。

この作品に興味を持たれたのでしたら同じくタルコフスキーのSF(特撮カットはゼロですけど)「ストーカー」も気に入られると思いますよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
私は難しい内容ながらも、なんともいえない魅力を感じました。
ストーカー早速探してみようと思います。

お礼日時:2006/08/12 01:01

「2001年宇宙の旅」よりは易しかったかな?ぐらいの内容でしたね。


 主人公が結構お喋りなので、「今なにが起こっているか」「自分が何を感じてるか」程度は説明してくれましたから(笑)
 結局、それ自体が巨大な生物であるソラリスの海が創り出した幻影(内容は人間が眠ってるうちに記憶を読み出して、その人にとって最も触れられたくないモノを見せ付ける)で乗組員たちが常軌を逸した行動に出始める、という中盤以降に判明する事実がものすごく(当時としては)衝撃的でした。
 それと特に、主人公クリスがステーションに到着した直後に船内を徘徊する「そこにいない筈の人影」に翻弄されるあたりは半端なホラー映画よりも怖さ満点でした(汗)
 中でも、鈴を鳴らしながら部屋のドアを開けようとする子供に気付いたクリスが恐慌状態になってドアに飛びついて閉めるシーンはトラウマになってます(泣)
 あと皆さんも挙げておいでの首都高。タルコフスキー監督の「未来都市」のイメージだったらしいですね>あれ。あそこで「ソラリスの海に赤ん坊の顔が見えた」って聞くんでしたっけ。おお怖(冷汗)。
 そしてラスト、家族(妻も父も)をないがしろにして仕事一筋だった自分を悔やみ、故郷の父に会いに行くほのぼの系エンドと思わせておいてカメラがズームアウトしていくと・・・キャー。
 「恥だ。これが人類を救う感情なんだ」って台詞が今でも記憶の奥に残ってます。深い映画ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
要所要所で印象的なシーンがあって衝撃を受けますよね。

お礼日時:2006/08/11 22:18

好きなシーンは、無重力の中で2人で漂ってるところ。


立体的な幻覚、本物じゃないから、心を惑わすからみたいな理由で、最初は拒んでると思うんだけど、無重力で漂ってるシーンは、受け入れて安らかな感じ。
宇宙で静かな、何か達観した感じ。

あと#1の方もおっしゃてる、首都高シーン。
昔は、通るたびに映画のシーンを思い出しました。

最後の、部屋の中にお父さんがいて、雨が降ってるシーン。
部屋の中に雨が降ってる変な状況なんだけど、お父さんと息子の胸がいっぱいになってる様子に、私も胸がいっぱいに、、偽パパなんだけどね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
私はなんというか切ない愛という感じを受けました。

お礼日時:2006/08/11 10:57

もう随分前~確かレンタルビデオ全盛期頃~に借りてきて、何度か見た映画です。



それ以来一度も見てないのでどんなストーリーだったか確認したくてgoo映画のストーリーを読んでみました。

このストーリー紹介では触れていないようですが、クリスの元へ戻ってくるハリーという女性は、クリスの妻だったような記憶があるのですが、私の思い違いでしょうか(^_^;)。そして、そのハリーの二の腕に、クリスは注射の痕跡を見つけ、ハリーが自殺だったことに気付き罪悪感とクリスへの愛おしさを強く感じ始める……といった記憶もあるのですが、これらの点についてはあえて検索して調べなかったので、もし記憶違いでしたら教えてくださると嬉しいです。

映画全体の印象としては、映像自体は非常に無機質な感覚が強かったような気がするのですが、その無機質さと反比例するように、ストーリーからは人間という存在の深層心理を深くえぐり出すようなみごとなものだな、という感想を抱いたことをはっきり覚えています。

今回、デジタルリマスター版が出ていることを始めて知りました。是非、あらためて見てみたい映画だと思います。昔見た時より、自分自身が年を重ねた分、また、現実の時代背景も全く違う世の中になってしまったので、自分なりに以前見た時とは異なった感想を持てるのではないかと思いますし、この映画から昔感じた「人間の深層心理」が一体何だったのか、確かめてみたい気持ちがしています。

懐かしい映画の話題をありがとうございました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ハリーはクリスの妻であってます。
ずいぶん前に観た映画なのにそこまで細かく覚えているということは、やはり惑星ソラリスは相当印象強い映画なんでしょうね。

お礼日時:2006/08/11 10:53

未来の道路として東京の首都高速道路が使われている・・・くらいですね。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
私も首都高のシーンは頭に残ってます。

お礼日時:2006/08/11 10:43

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