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 自分でできるということと、
 人に教えることができるということの差に、
 一番大きくかかわっているのは何でしょうか。

 経験でしょうか。
 なぜこんな質問をするかといえば、子供に自分では、勉強を教えられない。

 自分でできても人に教えることはまた違うと思う。
 家庭教師の先生でも、学生さんと、経験年数の高いプロでは、違う。
 実際、自分で習い事をしていても同じことを教えていただいても、わかりやすい人とそうでない人がいる。
 (相性でしょうか、先生の年期と、余裕でしょうか)

 どこのカテゴリーに質問すればいいのかすら、迷いましたが、思うところを教えていただけたら幸いです。

 

A 回答 (7件)

はじめまして。



お子さんをご自分で教えたいとの気持ち、とても深いものがあるようですね。教育熱心でいらっしゃることは、学校にとってもありがたいことでしょう。


家庭教師、学校の先生などは、一応、教えることのプロです。
プロは自分が行っていることを細分化して考えることができます。

例えば主婦は程度の差こそあれ、料理を自然と段取りよく行い、ほんのわずかな味付けの調整をほぼ無意識に行うことができると思います。これはなぜか。
料理の手順を細かいステップに分けて考えることができ、複数の料理を同時にこなす際は、ステップを組み合わせているのです。また、味が完成したイメージと現在の味を比べて、足りない調味料が分かるから、味を調えることができるのです。

つまり、勉強を教えるのを仕事としている方は、例えば1年生の足し算ひとつとっても複数のステップに細分化し、思考の組み立てを考えることができます。
ステップをより多く組み立てられると、つまずきの段階もより細かくわかるようになりますし、対応も細やかにできるようになります。細分化した上で、どの段階でつまずいているかを見ることができれば、いま必要な学習がより明確になるわけです。


もうひとつ。
我慢強さは大切かもしれませんね。
耐えるのではなく、待つ。
正しく答える以上に、楽しくやれるように。
分からないのを叱るより、できる方法を考える。

これは一般に、親御さんは苦手で、家庭教師・先生は得意です。
なぜなら、プロとしてお金をもらって教えているから。親御さんより多くの事例を知っていて、ある意味パターン化できるから。そして、そういうことが好き(得意)な人は続けていき、苦手な人は別の仕事に移っていくから(親御さんは、育てていくことのプロです。必ずしも教えるプロにならなくていいというのが、持論です)。



親御さんとして、お子さんの勉強についてお悩みのようなので、蛇足ながら思っていることを書きます。

具体的には、うまく周囲を利用することを提案させていただきます。
先生、友達など、教えてくれる人はたくさんいるのです。

まず、学校の勉強を教える際は、徹底的に復習を大事にすること。問題集なんて買う親さんも多いですが、あれはできる子のための物です。苦手な子には学校でもらう教材(教科書、ワーク)の復習で十分だと思います。

親御さんは教えなくていいんです。やらせるだけで。
学校とは別にノートを買ってあげて、前にやった教科書の問題を「ノートを見ないでもう一度やってみな」って、言うだけでいいんです。習った当日、1週間後、1ヵ月後、3ヵ月後…繰り返し繰り返し。

子供にだってプライドはあるから、一度やった問題ならできるはず、と思うものです。できれば、「よく覚えてるね、結構結構。大したもんだ」と誉めて(認めて)やり、似たような問題を作ってあげるか、買ってきた問題集の類問を1つやらせてみましょう。できなければ、「どうしてできなかったんだろうね。どうしたらできるようになる?」と尋ねます。あくまでそれを考えるのは、親ではなく本人。漢字や算数の計算なら反復練習するとか、その子なりのイメージはあるはずです。

苦手な教科はできるだけ当日と1週間後に同じ問題を解かせます。間違ったら次の日も解かせます。でも算数なら、答えだけ書いたら×。式も途中の計算も、全部を省略しないで書かせます。で、できたら類問。

「分からない」と言い出したら、「学校で先生はどうやって説明してた?」と聞きます。多分、答えられません。
「じゃあ、分かるわけないね」って。「先生の言ったことを覚えてないんだから、出来るわけないよね」って。「先生の言ったとおりにやればできるんだよ。先生が言っていることが分からなかったら授業中でも、終わってからでも質問したら?分かってる友達に聞いてもいいでしょ」って。

あくまで学ぶのは自分、やるのは自分だということを、早い段階で学んだ子は強いと思うのです。人に聞くのも最初はためらうでしょうが、「分かんないなら、分かるようになるまで先生(友達)に聞いてきなさい」って。…ちょっと冷たいようですが、いつまでも親が勉強を見れるわけはなく、最終的に頼れるのは先生と学友ですから。自然とそこを頼れるようにしてあげるのが、親さんができることなのでは、と私は思います。

少しできたら、すぐ類問を解きます。できたらほめます。努力したらほめます。昨日より1つでも分かることが増えたら、ほめます。「昨日よりひとつ頭良くなってるよ、大したもんだね」って。親のできることは、頑張る子を認めてほめてあげること、頑張る子の背中を押してあげることです。頑張っている人が好きだというメッセージを、送り続けることです(でも「頑張らない人はダメ」なんてメッセージにならないように気をつけて下さいね)。


感情的になるのは、気持ちを込めすぎているからでしょう。それは仕方ないんですが、親御さんの気持ちだけでは、できるようにはなりません。ここはシビアに考えるべきところです。

大きく見れば、勉強ができるようになることよりも、勉強の仕方がわかることの方が大事ですから…きちんと机に向かう時間を確保すること、勉強が分かるような手段を確保すること、ご褒美をあげて応援すること、なんかが親御さんができる最高の学習支援だと思うので、あまり悩まないで下さい。

ちょっと質問から外れた変な回答ですが…何かの参考になれば幸いです。
それでは。
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。私が親としてできることをとても具体的にわかりやすく書いていただきまして、
深く感謝いたします。一つ一つを何度か読み直して、感情的になりそうなときに思い返したいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/25 23:32

子どもに教えることは難しい。


それはその通りだと思います。
子どもに教えることがうまいのは、先生と同年代の子どもです。

どちらにも共通して言えるのは相手の理解力の立場で説明できるということです。反対に親は子どもの立場にはどうしてもなれません。なぜなら『なぜこれくらいのことがわからない』という気持ちになるからです。特に自分が苦もなく習得できたものに対して、そのような感情に陥ります。

習い事の先生も同じです。
あなたも相手の立場に立ってくれる先生や教室の同期のアドバイスの方が、理解しやすく習得しやすいのではないのでしょうか?

一番大事なことは相手の理解力の立場で教えることです。
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この回答へのお礼

 相手の理解力の立場で説明できる。とてもスムーズにはいってきました。(私の理解力に合わせての説明ありがとうございます)

 子供に対しての苛立ちには、
 わかるまで、辛抱して付き合うことができない自分の余裕のなさ、教えることに対してのスキルのなさももちろんあるのですが。感情でものを言い過ぎてしまうと、子供のやる気まで奪って、自己嫌悪もひどくなる。もうすでに、放っておいたらそのままでしょう。
 教育費、大きいです。でも、じぶんでおしえられないのですから、仕方ないですね。
 

お礼日時:2006/08/25 16:10

こういう例はいかがでしょうか。



なにか物を用意して、誰か(Aさん)に見せます(Aさんが知っている物とします)。物をそのまま見れば、Aさんは、なんであるかはわかります。

でも、物の前に白い紙を用意して、物の後ろから光を当てます。

図:
光< [物] |紙 ←Aさん

そうすると、Aさんは紙の影しか見えません。

これが、「自分でできるということと」となります。
そして、紙を取って、物を全部が見れることを「人に教えることができること」になります。


つまり、「できる」といっても、ある一面だけをわかっているだけで、全てをわかっているわけではありません。

人に教えるためには、一面だけではなく、色々な面(あるいはその中身)を知っている必要があります。

「色々な面(あるいはその中身)」のことを、よく「本質」などと言われています。
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この回答へのお礼

 本質ですか。とても難しいところにまで話が及んでしまったような。義務教育では、せめて、影にうつったもの位はわかって欲しいというところでしょうか。

 本質とか真理とかに到達するまで、1つのこと突き詰めていけるのも才能ですかね。

 ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/25 12:36

よく、一流のプレイヤーは一流の指導者にはなれない、と言いますね。


一流選手は、努力しないで会得できる場合が多いので、できない人の気持ちがわからないのです。

つまり、「できる」ということと、「できるようになるまでのプロセスが説明できる」こととは違うのです。
一足飛びに高難度のことがわかってしまう人は、それを理解するまでのプロセスが分析できない場合もありますし、分析するのが面倒くさいものです。

私は予備校で教師をしていた時に、一番効率のよい教え方として、各生徒の思考パターンを考えるようにしていました。
同じ問題を解くにしても、その思考の道筋は人によって異なり、よく見ていると個人個人でその思考はパターン化しているのです。
それに合わせた解き方を説明することで、より理解のスピードは速まります。
それが教師と生徒の「相性の良さ」にもつながると思います。
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この回答へのお礼

>個人個人でその思考はパターン化している

 そのようなものなのでしょうか。

 たくさんの人をみることで、先生の中での生徒に合わせた教え方が、増えるのですね。(うまくかけていません、ごめんなさい)それが、先生の経験値ということでしょうか。先生の幅が「相性」ですね。

 ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/25 09:06

私の見解なので、参考程度に呼んでくださいね。



おっしゃられているように、相性も勉強が楽しくなる要因のひとつですし、経験ももちろん大事だと思いますが、大きな違いはその人が何を求めているか、何が足りないかなど客観的に見れるかどうかだと思います。
ときどき、「優れた野球選手が優れた監督になるとは限らない」って聞きません?そんなかんじをイメージしていただければと思います。
ほかにも、「なぜ、割り算は逆数の掛け算と一緒なのか。」私たち大人は規則として覚えていますが、一般的な人はその理屈の説明はできないと思います。そのようなところもできると教えるの差なんではないでしょうか。

経験は、テクニックとしてとても重要です。
それがわかりやすさや楽しく学ぶという意欲へとつながると思います。
私が思うに、多くの子を見た経験があるからこそ客観視できていると思います。

また、先生と親は違います。
親はどうしても我が子に大きな期待をしていますから。
先生も期待はしていますが、やはり、親とは異なる視点で子ども達を見ていますね。
親は自分の子だからこそという気持ちが大きいんだと思います。

余談ですが、私は家庭教師や塾講師、学童保育、教育実習などでいわゆる先生という立場を経験したことで感じたことですが、勉強を教える・見るコツは
ほめることと余裕を持つことだと思います。
どんな小さなことでも、できなかったことができたり、その日の課題が終わったら、笑顔でほめる・拍手するとよいと思います。
一生懸命、子どもが考えているのであれば、こちらは待ちの姿勢でいたり、間違えが多くてもイライラを表に出さないことも効果的です。(集中しないときは別として)
イライラが伝わり、その場の雰囲気が悪くなって、子どもの正答率や理解度はさらに落ちます。
子どもは敏感に感じ取って、勉強よりその雰囲気の悪さを気にする傾向があるので。

では、お役に立てれば幸いです。
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この回答へのお礼

 アドバイスありがとうございます。

 イライラが伝わった時点で、親子で勉強するのは難しいですね。(篤くなりすぎてしまう)
 趣味などでは、その人が何を求めてもの足りないものを客観的に見られるというのは、全くそのとおりだと思えます。そのためにも、教えるほうにも余裕が必要ですね。

お礼日時:2006/08/25 08:53

相手の「知識量・理解力」を判断することではないでしょうか。

ご自分の「経験」から分析するのもいいでしょうし、「専門書」を研究するのもいいでしょう。
先ずご自分の「理解・認識」を掘り下げて「分析」するのはどうでしょう。理解の手順が見えてくるのではないですか。それらを高度なものから易しいものまで「部品化」して相手に合わせて使う・知識理解を積み上げることで理解してもらえるのではないでしょうか。「分析力」を鋭くする=頭の良い人でしょう。
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この回答へのお礼

 アドバイスありがとうございます。

 相手に合わせて使う・知識理解を積み上げることで理解してもらえる

 そういうことなのですね。教えるための部品が多いといいのですが。

お礼日時:2006/08/25 08:36

いろんな理由があると思いますが。



たとえを一つ。
ある山に登るのに
1.尾根コース
2.沢登りコース
3.ロッククライミングコース
があるとします。
1しかやったことのない人は2や3に迷い込んで助けを求めている人の手助けは出来ませんね。
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この回答へのお礼

 早速のアドバイスありがとうございます。
 とてもわかりやすいたとえですが、2,3、の危険は、経験者にはわかるのですか。それは、知識?経験?

 また、1だけで充分、2,3、をやりたくない人の動機付けも、1での信頼関係でしょうか。

お礼日時:2006/08/24 22:21

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