
2ヶ月前ぐらいに、実験で硝酸銀を扱った時に誤って手に付着させてしまいました。
(手袋をしておくべきでしたが、その時はしていませんでした)
急いで手を洗ったのですが、その日の終わりに気づいたら手に黒い斑点ができており、洗ってもなかなかとれませんでした。仕方なく、軽石でこすり続けてようやくとれたのですが、次の日、手をみたら、また斑点が復活していたのです。。。(泣)
これをまた軽石でこすって落としてからは、斑点はでなくなりましたが、何か他にも害があるのではないか、と今でも心配になります。
硝酸銀の毒性について知っている方がおられましたら、教えてください。
よろしくお願いします。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
「国際化学物質安全性カード」が参考になると思います。
(ページ下方の『重要データ』欄の「短期暴露の影響」
「長期または反復暴露の影響」の部分など)
*上下二段に分かれているので、お見逃しのないよう・・・。
硝酸銀;
http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss1116c.html
銀(単体);
http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0810c.html
・・・経験的には、黒斑は放っておいても1~2週間程度で消えたと
思います。
気になるようでしたら、所属機関内の保健施設(大学でも企業でも
設置されていると思います)に相談するのがよいでしょう。
なお、通常の皮膚なら、細胞更新で消えてくれるので(極少量なら)
まだいいのですが、万が一目(角膜)に触れると失明の危険が
大です。
手袋と共に、ゴーグルの着用も忘れないようにして下さい。
*余談;
銀はイオン化傾向の小さい金属ですので、銀イオンは酸化剤として
の働きを持ちます(対となる陰イオン又はキレート剤にもよりますが)。
黒色になったのは、皮膚中のアミノ基などが銀イオンに酸化されて
ラジカルカチオンなどになり、芳香族環を持つアミノ酸(トリプトファン、
フェニルアラニン)等と反応し、これが長鎖化したものと思います。
(p-フェニレンジアミン誘導体等と銀イオンの酸化還元によって色素を
生成させる「カラー写真」の発色現像の原理と同様。
但しこの場合は、アミン酸化物と反応する物質が別に存在し、
長鎖化ではなく特定色素の形成で発色します。
(黒変は、どちらかというとタール化に近いイメージかと))
ご回答ありがとうございます。
硝酸銀の有害性がよくわかりました。
硝酸銀は粉末としても扱うので、吸入にも注意したいと思います。
銀イオンによる酸化と皮膚タンパクが関係しているのですね。
やはり、これからは気をつけて実験したいと思います。ありがとうございました!

No.4
- 回答日時:
硝酸銀が手についた時の黒点は以下のメカニズムで生じると思います。
硝酸銀が、汗の中の塩化物イオンと反応して塩化銀になり、それが光の作用によって、銀を遊離しで黒くなる(この部分は写真の原理)ということだと思います。
そのために、直後ではなく、ある程度時間が経ってから黒くなるのだと思います。
硝酸銀は水イボの治療に使われることもあるものなので、少量が皮膚についてもさほどの心配はないと思いますが、皮膚の表面を痛めているわけですので、手につかないように注意した方が良いでしょうね。
参考URL:http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/peds/text/mizuib …
ご回答ありがとうございます。
黒い斑点が斑点ができるメカニズムがわかり、勉強になりました!写真の原理に関係しているのですね。
自分の手で実験した、という感じで、ある意味いい経験をしたのかなぁ、と思いました(笑)
これからはもっと気をつけたいです。
ありがとうございました!
No.3
- 回答日時:
私もよくやりました。
試験管でやる実験のレベルであれば気にしなくてもよいと思っています。多分皮膚のタンパクや汗の中の成分と反応して硫化銀のようなものが出来ているのだと思います。指先は汗腺が発達していますから可能性はあると思います。濃硝酸を手につけたときに黄色くなることもよく起こります。これはキサントプロテイン反応ですがどちらもあまり気にしていませんでした。ご回答ありがとうございます。
濃硝酸などの他の薬品についても注意する必要があるのですね。
たしかに指先の方に黒い斑点が多くできたと思います。ありがとうございました!
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