重要なお知らせ

「教えて! goo」は2025年9月17日(水)をもちまして、サービスを終了いたします。詳細はこちら>

【GOLF me!】初月無料お試し

子どもがフランスに旅行中ですが、「パリの空港でユーロに換えたら1ユーロが163円ぐらいした」とびっくりして電話してきました。

今日の仲値が149円の半ばくらいだったと思います。以前から日本で換えるとレートが悪い、現地の方が安く買えると言われてましたが、成田空港で換えたほうが安かったようです。先日、台湾に行った時には現地の方がレートがよかったそうです。

パリの空港が特に高かったのでしょうか?現地で両替するならば、どこがレートがいいですか?市中の銀行が有利ですか?

手数料は一般的に何%くらい乗せるものなのですか?旅慣れていらっしゃる方、教えてください。

A 回答 (4件)

今から日本に戻ってくるわけにもいかないでしょうが、ユーロに関して言えば日本での両替が有利です。



A国の通貨aからB国の通貨bに両替する場合に、A国・B国のどちらで両替すべきかは「A国における通貨bの通用度」と「B国における通貨aの通用度」の比較で決まります(*1)。当然、その比較において通用度の高い側の国で両替すべきということになります。通用度とはその通貨の国の経済力、国際的な流通量、為替の安定性といった要素の総合的な評価とお考えください。

例えば台湾元に両替するなら「日本における台湾元の通用度」と「台湾における日本円の通用度」を比較するわけです。
台湾元は国際通貨ではありませんし、日本での流通量も多くはありません。これに対し日本円は国際通貨で経済力もあり、さらに台湾には多くの日本人が訪れ流通量も多いです。よって「(通用度の高い)日本円を台湾に持ち込んで両替する」のが正解です。

ユーロへの両替ではどうでしょう。ユーロ、日本円とも国際通貨として通用度は高いですが、ヨーロッパにおける日本円と日本におけるユーロの通用度を比較すると、やはり前者の方が低いのです。しかもヨーロッパは「人が提供するサービス」の費用が全般に高めで、銀行でも両替1回ごとに手数料をかけるのが普通です。よって冒頭の結論になるわけです。

仲値の概念をご存じであれば話は早いです。日本の銀行でユーロ現金に両替した場合、最もレートのよい銀行で公示仲値+4円です(三井住友、三菱東京UFJなど)。民間の為替取扱業者なら公示仲値+3円というところもあります[1]。
これに対しヨーロッパでは、日本円現金からの両替の場合、公示仲値+7~10円というのが一般的なレートです。空港に限らず銀行の市中支店でもこんなものです。さらにこのほかに、両替額の1~3%の手数料を取るので踏んだり蹴ったりです。またこの手数料は「最低3ユーロ申し受けます」のように最低額が決められており、細かい単位で何回も両替すると損をします。

市中の銀行で多少マシになる可能性はなくはないですが、期待はしない方がよいでしょう。市中銀行も上記と同様、両替手数料は取るのが普通です。

なおクレジットカードをお持ちでしたら、現地のATMでキャッシングするのがうまい解決です。レートは公示仲値と同等で、引落し日までの期間に応じ利息が2~4%かかります。この利息分を公示仲値からの上乗せ分とお考えください。
現地での両替の公示仲値+7~10円は割合に直せば5~7%といったところですから、キャッシングの方がずっと有利なわけです。

このほかユーロの調達法については[2]で、考えられる方法とそれぞれにおける目減りを定量的に述べております。参考までにご覧ください。

[1] http://www.btgp.org/BTG%20CashForex.htm
[2] http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2320741

*1 参考までにですが、「A国における通貨bの通用度」と「B国における通貨aの通用度」のどちらも良くないことがあります。マイナー通貨同士の両替なら大抵そうなりますし、それなりの通用力のある日本円でも日本人が滅多に行かないような国だとレートが大幅に悪くなってしまいます。
そんな時は日本でいったん米ドルなどにし、それを改めて現地で両替すれば目減りを最小限にできます。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2320741
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速完璧なご回答をいただき本当に有難うございました。そうでしたか。もっと出発前に調べて出かけたらよかったです。検索に掛けて過去のUmada様のご回答を読んでいけばよかったと残念です。

電話でクレジットでのキャッシングを伝えます。説明も大変わかりやすくすばらしいご回答でした。

お礼日時:2006/09/16 12:57

こんばんは。



米ドルとユーロに関しては日本で両替した方が絶対にレートがよいですよ。台湾ドルなど他通貨とは事情が違います。
日本国内で両替する場合は、三井住友銀行か三菱東京UFJのレートがよい(=手数料が安い)ようです。
両替専門店のワールドカレンシーショップは三菱東京UFJ銀行系列ですから、お近くにあればこちらが便利だと思います。
また、三井住友銀行も店舗によっては両替専門コーナーを設けているところもあります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答有難うございました。4年前にフランスに行った時には成田で両替したのですが、三井住友には長い列ができていました。あまり混んでいたので東京三菱にしましたが・・・今は東京三菱も手数料を安くしたみたいですが、当時は違ったのでしょうね。何でも事前によく調べないと駄目ですね。

お礼日時:2006/09/16 13:01

 ご存知の通り、ユーロは 2002 年に流通が始まったばかりの


新しい通貨です。それまでは仏フランや独マルクなど、それぞ
れの国で通貨を発行していたわけですが、その当時における
各通貨の実力は、次のような順番でした。

(1) 米ドル
(2) 日本円
(3) 独マルク
(4) 英ポンド
(5) 仏フラン
※ ただし 2~5 の順位は微妙

 その後、通貨統合により誕生したユーロはその普遍性から
ときにはドルを脅かすほどの力をもつ通貨に成長しました。
これにより、通貨の実力ランキングも変化しました。

(1) 米ドル
(2) ユーロ
(3) 日本円
(4) 英ポンド

 両替するときは、この強弱がモノを言います。日本で言えば、
円より強いドルとポンドは日本国内で、それ以外の通貨は現地で
両替するとレートがいいのです。ですので、台湾だと現地のほうが
レートがいいのも当然ですし、「 以前から日本で換えるとレートが
悪い 」という話は、ほんの5年前までヨーロッパでも通用する話
だったというわけです。

 というわけで、ヨーロッパについてから 円→ユーロ の両替を
するのは確実に損をします。どうしても両替する必要があるなら、
やはり銀行のレートがいちばんマシでしょう。手数料の % までは
ちょっとわかりません。ただドルやユーロの場合、仲値から3~5
円ほどの幅で両替レートが形成されている感じがします。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

わかりやすい説明をしていただき有難うございました。

>「 以前から日本で換えるとレートが
悪い 」という話は、ほんの5年前までヨーロッパでも通用する話だったというわけです。

そうでしたか。20年以上前にドイツに住んでいましたが、欧州の通貨事情も激変したのですね。

勉強をさせていただき有難うございました。

お礼日時:2006/09/16 13:06

>以前から日本で換えるとレートが悪い、現地の方が安く買えると言われてましたが



そのようなコメント無いと思いますよ。逆なら普通ですが!

又日本での両替が今日は155円位です。欧州ではプラス10円位が相場ですので163円は妥当です。

ドル、ユーロ、ポンドは日本国内で両替して持っていくのが基本です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

昔、きゅう永漢氏の本を読んだのがまだ頭にこびりついていました。激変したのですね。欧州はプラス10円ですか。痛いですね。

有難うございました。

お礼日時:2006/09/16 13:09

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!