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B/Lの裏書について質問です。
貿易の本を読んでいたら、下記の文句についてこんな風に書いてありました。
「”made out to order and blank endorsed”について・・・
指図式船荷証券とは、荷受欄にto order,to order of shipperと記入され、荷受人又はその指図人に貨物が引き渡されるB/Lで、裏書によって譲渡できます。」-これは、輸出者が、裏書によって誰にでも譲渡できる状態にして、この状態で銀行に買取書類として提出する(銀行が譲渡者を決める)という意味なのでしょうか?
もしこの解釈があっているのなら、なぜはじめから”to order of XXX bank”としないのでしょうか?(ほとんどは銀行が介入するのに、このように指示されてる場合が多い気がします。)
解釈が間違っていたら、ぜひご指摘下さい。
裏書の意味についてよくわからないので、詳しく教えて下さい。
ご回答お待ちしております。

A 回答 (2件)

>これは、輸出者が、裏書によって誰にでも譲渡できる状態にして、銀行に買取書類として提出する(銀行が譲渡者を決める)という意味なのでしょうか?



ほぼ正しいのですが、ちょっと分かりにくいでしょうか。
>to order,to order of shipper
というのは、多分L/C条件のときのCosnignee欄の指示のおとですよね。船荷証券は、裏書することにより流通証券となる。

>◎船荷証券は、裏書することにより流通証券となる(NO.1の方の引用)
>なぜはじめから”to order of XXX bank”としないのでしょうか

上記まとめると、つまり有価証券(貨物の所有権を意味する)であるB/Lと、決済(支払い、あるいはその約束)を交換するとくことで、どんどんB/L所有者(貨物の所有権)が変わっていく(流通する)と言う下記図式です。

shipper→銀行→L/C開設銀行→輸入者→船社(揚地=輸入国)

最初船積みが終わり銀行に書類を提出する前は、B/Lの所有者はshipperです。買取と言う形でお金を支払ってくれることを前提でB/Lに裏書して銀行に提出します。元来は(AT SIGHTなら)銀行の支払いと交換で提出したいところでしょうが、渡さないと銀行も詳細なチェックが出来ないですからしょうがないです。銀行は、今度は自行に支払ってもらわないといけないので、B/Lに裏書をしてL/Cの指示に従い(多分)L/C開設銀行側に送付します。そのL/C開設銀行はさらにB/L裏書して輸入者(L/Cの開設者)から支払いの約束を受けB/Lを引き渡します。輸入者はB/Lにさらに裏書して船社に渡すことにより、船社から貨物を引き取る書類を入手できます(DELIVERY ORDER)。

このように、B/Lの正当な所有者が裏書することで、支払い(の約束)と引き換えに、順番に譲渡されていくのです。

最初から
”to order of XXX bank”だと、上記の流れが有効に働きませんね。

L/CでのB/L CONSINGEE欄の記載は、違う指示もありえますし、L/C以外の条件ではまた違う形となります。
B/Lは貿易で一番重要な書類の1つですが、そのCONSIGNEE欄と裏書は奥の深いところです。

実務をある程度経験すれば、理解もかなり進むと思うのですが----
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございました!
なるほど、shipper→銀行→輸入者の前後に、L/C開設銀行や船社にもどんどん権利が移っていくんですね。裏書や有価証券の特性についてよくわかった気がします。
現在エアとクーリエしかないところで働いていて、いずれは船もあるところに移ると思うので、現在船に関しても勉強中です。銀行や、LCが付くと、実際に業務に関わっていない分理解するの難しいですね・・また質問させていただくこともあると思いますが、またご回答いただけたらと思います。

お礼日時:2006/09/17 19:37

船荷証券の性質


◎船荷証券は、貨物の所有権、引渡請求権を表彰する有価証券である。
◎船荷証券は、船会社に対して貨物を引き渡したことを証する受取証である。
◎船荷証券は、荷揚げ地において貨物の引取に必要な引換証である。
◎船荷証券は、裏書することにより流通証券となる。

↑(参照)
http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/270391/%C1 …

輸出者→仕入先→得意先となるには時間が掛かります。
又、品物が届いて得意先が確認してからの支払いとなると非常に資金回収が長期になります。
そこで船荷証券を銀行に定時する事で担保とし割り引いて資金を調達するという事だと思います。

担保とした場合に銀行名を書いたならば、銀行が譲渡者を決めると言う意味にはなると思います。

裏書によって誰にでもと言うのは少し違うのではないかと思います。裏書は特定の人を指名している訳ですから。

参考URL:http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/270391/%C1 …
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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございました!
参考URLもとても参考になりました。
現在はエアかクーリエしか無いところで働いていて、いずれは船もあるところに移ると思うので、勉強中です。本やネットだけではなかなか理解が難しいところがあって、またこんな感じで質問させていただくかもしれませんので、目に留まりましたらまたご回答いただけたらと思います。

お礼日時:2006/09/17 19:25

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