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90年から10数年海外にいた40代です。

日本に帰ってきたら、日本語の歌がすごく昔と違います。
「~たい」「~ない」など、本来2拍だったはずなのに、まるで英語のようにひと続きにして発音している。
本来発音するはずの母音を抜いて無声化している。(例えば「こども」を「kodomo」と発音せずに、「kdomo」と発音するなど。)
あと、文節やアクセントもほぼ無視している。

昔から、「日本語は音楽にのりにくい」なんてよく言われていましたが、アーティストの皆さんの創意工夫と努力の甲斐あって、かなり独自ののり方をするようになっていますね。
ラップなんかも、英語とはまた違う機関銃をダダダダと撃ちまくるような響きがあって、草創期の日本語ラップがしまりのないものだったのに比べると、嘘のようにかっこいいです。

そこで質問です。
そういう日本語に変革を起こすような歌い方を始めたのは、一体どなたで、曲は何なのでしょうか?
お詳しい方、ご教示いただければ幸いです。

A 回答 (7件)

私が思うに、たぶん外国生活経験者が芸能人やシンガーとしてデビューする機会が増え、また国内アーティストもその流れるような音のコツを知り、同じように発音するようになったのではないでしょうか。



ちょうど90年代末期から2000年を過ぎたあたりにでてきた宇多田ヒカルやCrystal Kay(クリスタル・ケイ)やBoA(韓国人)は、英語や日本語にはない発音知っている世代で、この時期に音(歌い方)やメロディーに変化があった思います。
それ以降、日本人だが海外で生活したことのあるシンガーや、日本人で日本では知られていないがロンドンで有名になったシンガーもでたりと、ライフスタイルが日本という土地に固定していなかったシンガーが増えた影響があると思います。

最近でもBONNIE PINK(ボニー・ピンク)や坂本 美雨(坂本龍一の娘)の発音はとてもきれいな英語で、そのまま日本語の歌詞に載せたりもできるでしょうし、木村カエラやアンジェラ・アキなど、彼らの体内には日本語以外の言語を操る感覚がはいっています。

単に日本語をくずした昔のラップとは違い、内面から英語など西洋言語のフィーリングが、歌に滲みでている時代になったのだと思います。

Charの息子(ハーフ)が率いるバンドRIZEなんかも日本語で歌いますが、いい感じに心に響いてきます。

宇多田ヒカルの前の時代の主流を考えると、小室哲哉のグローブとかZARDになると思いますが、見かけだけ横文字でも、内面はまんま日本人の時代だったのだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど!明快なご説明です。
目の前にかかっていたもやが晴れてきました!

お礼日時:2006/09/18 11:17

例をあげますと、(歌詞は全部かけないので少しだけ)


「く・ちびるからこ・ぼれおちる」
こぼれおちるの「こ」を前の単語群に入れてしまうのは斬新……というか、普通はできません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

そうそう。
「お願い!気持ち悪いからそこで切らないでっ!」
と叫びたくなる歌。
宇多田ヒカルが最初だったんですか!
意図的なものではなかったんですよね?きっと。

最近は日本生まれの日本育ちの人もやってますよね。
でもおっしゃるとおり、日本で日本の学校教育を受けた人は、あれをやるにはかなりの葛藤を感じそうですね。
10代20代だとそうでもないのかなあ。

お礼日時:2006/09/18 11:29

1998年に「Automatic」でデビューした宇多田ヒカルさんかなあと思います。


というのも、ずっと米国に居住されていたため、日本語で作詞はしたものの、歌詞をとんでもない場所で区切ったのです。
これは、日本で普通に日本語を勉強していたらやらない・またはできないことだと思います。
試しに聞いてみてください。「え?そこで切るの、その単語」と思います。
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日本語は、「子音・母音・子音・母音」という組合せが、本来と思われていますが、関西と関東では母音の欠落が結構見られます。


そのため、関西の人間が聞くと関東の人間の言葉は、機関銃のようだと前から言われていました。
ここでは、何が日本語かということが論題となっているのではないですが、言葉というものは文化と共に変化するものですから、あまり目くじらを立てる必要はないと思います。
ある言語学者は、日本古来の土着の言葉は、かなり母音が欠落していることを指摘しています。
例えば、「きたない」という2重母音を省略して「きたねー」といういうように、直截な感情を表現するには、母音を欠落させるのが、言葉としての一般的なへんかではないでしょうか。
質問内容と少し外してしまいました (^^ゞ
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
おっしゃるとおり、母音が消える無声化には地方差がありますよね。
関西出身の方の話す東京言葉は無声化にかなり個人差があり、無声化あまりしない人だと外国人が話しているように聞こえることもありますし。

でも、現在話し言葉の中で行なわれている母音の省略には一定の規則があります。
歌はそれをはずれたところでも母音の省略をしていますよね。
今のところ話し言葉まではその変化の波は来ていないようですが、数十年後には、日本語の音韻も全然違ったものになっているのかもしれませんね。

あ、ちなみにキムタクあたりが言う「~だしぃー」の最後の母音。「イ」とも「エ」ともつかない母音。あれなんか若い人は皆発音できますが、私は無理です。
うちの子は小学生ですが、しゃべり始めたころからあの音を出していました。
あと100年もしたら、あの音を表記するひらがなができているかも。

お礼日時:2006/09/18 11:07

昔音楽の先生が、さだまさし「日本語」を大事にする歌手。

サザンの桑田「リズム」を大事にする歌手として、つまり言葉を音として扱う歌い方の指導の例で話をされていたのを思い出しました。Mr.Childrenの詩の構成とそれを音に載せる手法もご質問の一つの答えになるように思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

Mr.Childrenですね?
私その辺が完全に欠落してるんですよ。聞いてみますね。

お礼日時:2006/09/18 10:46

NO1です


「ゴダイゴ」は、標準語の英語なまりっぽくて、また意味合いが違いそうなので、宇多田ヒカルさんあたりがそうなのでしょうか?
はじめて聞いた時には、津軽弁か、薩摩弁みたいな(?)日本語じゃねえじゃん!?みたいな、そんなかんじでした
でも、声も歌い方も魅力的で、一気に引き込まれちゃいました
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

宇多田ヒカルは普通に話す時もアクセントの目立たない話し方をしますよね。彼女の母上もそうでした。

ゴダイゴのような「わざと英語なまり発音」の系譜というものも確かにありますね。矢沢永吉なんかもその路線かな?
あと、トラック野郎の主題歌歌ったラ行巻き舌の菅原文太とか。これはまたちょっと違う流れか。

お礼日時:2006/09/18 10:43

サザンの桑田さんじゃないでしょうか 「かってにシンドバッド」から、どんどん進化して今ではもう字幕が無ければ、なんと唄っているのかわかりません



あっ  僕も40代です
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この回答へのお礼

さっそくのご回答、ありがとうございます。

なるほど。
言われてみれば、一番最初はサザンでしょうか。
その後どーんと大きく進化させた人物に、お心当たりはおありではないでしょうか?
何か思い出されたらまたよろしくお願いいたします。

お礼日時:2006/09/17 22:12

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