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ショパンなら、リストならこの版という定番があります。では練習曲のチェルニーはどうでしょう?
先生は全音か音友でいい(次50番に進む予定)との事ですが、原典版はないのですか?
先日楽譜店で初めてブタペスト版を見ると手持ちの全音と若干違いました。店員さんがよく分からなかったようなので、どなたか是非教えてください。

A 回答 (1件)

過去に10名ほどの先生に師事して学んで参りましたが、今までチェルニーの楽譜出版社を指定された事がありません(一番最初は、fusennoshimaさんと同じく「全音で」という指示がありましたが、小学生の頃です)


音大卒や音楽留学中の友人にも尋ねてみましたが、日本人からは大抵「全音(音友)を使っていた」という返事が返ってきました。
ブダペスト版は持っていないので、全音版等とどのような違いがどの程度あるかは分からないのですが…チェルニー練習曲の出版社に関してはあまり悩まれなくても良いのではないでしょうか?

尚、原典版が存在するのか…については、私自身の知識になく申し訳ないのですが、友人達に聞いてもはっきりとした存在が確認できませんでした(他のご回答者様のご意見を私も参考にさせて頂きたいです)

ただ、個人的にはチェルニーに関しては一般的なピアノレッスンで原典版の譜を読み込み、解釈を追及して弾く程の必要性を感じません。
(誤解があるかもしれませんが、チェルニー練習曲は「練習曲」として他を凌ぐ価値があると思っています)
例えば速度(指定の速度で弾かせる先生も稀ですが…/速度指定自体が適当という説もありますし)、運指等、基本練習の為に存在する練習曲が「チェルニー○番の練習曲集」であり、ショパンやリスト等の「練習曲」と名のつく曲とはタイプが違いますよね。
ショパン等の練習曲はまず楽譜通り弾き、更には自分の解釈を加えて弾き込んでいく…という「原典版」を利用するだけの理由があるかもしれませんが、チェルニーを独自の解釈を交えて弾き込むような練習をする…というのをあまり聞きません。
その為、やはりfusennoshimaさんの先生が仰るように「全音」が日本での定番には違いないのではないでしょうか。

またこれは憶測ですが、チェルニー練習曲は「幼少時からピアノを習っていて、本格的に演奏家を目指すような人間」の場合は比較的早いうち(個人差はありますが中高生位)に終えているレベルで使う練習曲集だと思います。
使い捨てと言ったら言葉は悪いですが、本格的に「チェルニーだけを(または、メインとして)学ぼう」としない限りは1曲1曲を弾き込むよりも数をこなすタイプの練習曲として使われるので、出版社にはこだわらない場合が多いのでは…と思います。

原典版の存在有無は分からないのですが、おすすめの出版社という事であれば私もやはり全音を挙げますし、もし今とは違う先生に師事されたとしても「全音(または音友)のチェルニー○番練習曲集」を利用していることに問題はないと思います。

若干ご質問の趣旨とは違う回答になってしまってすみません。
楽譜の専門家でない為ご参考までにお読み頂けたらと思います。
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この回答へのお礼

素晴らしいご回答、本当にありがとうございます!
私もずっと師事した様々な先生から、特には何も言われなかったのですが、ふと気になってました。曲によっては美しいものも沢山あり、音楽的に弾きたい気持ちもあります。。もう少し公開してみますが、とても参考になり感謝しております。

お礼日時:2006/09/23 20:52

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