プロが教えるわが家の防犯対策術!

初めまして。母の事で相談させていただきます。

既往歴:1999年1月 乳癌(左)
    左乳房全摘出術および脇窩リンパ節郭清

そして今回、2006年3月に乳癌(右)の診断。
2006年8月 右乳房全摘出術およびセンチネルリンパ節生検
術後診断 大きさ:25mm
     リンパ節転移、遠隔転移:なし
     病期:II
     組織型:乳頭線管癌(浸潤性乳管癌)
     ホルモン感受性、ハーセプチンテスト:陰性
     異型度:中等度
     切除断端:陰性

…という事となりました。ホルモン感受性、ハーセプチンともの陰性である事より、主治医の先生から抗ガン剤治療を勧められています。
しかし、母は脱毛の副作用だけはどうしてもいやだと言い、補助抗ガン剤治療を受けるかどうか迷っています。

今、FEC療法とCMF療法の二つをあげられ、選択するよう言われています。
ただ、いろいろ調べてみると、補助抗ガン剤治療でこの二種類以外の抗ガン剤を使うケースもあるようです。
母は脱毛に関してとにかく気にしていて、それだけは避けたいといっています。
CMF療法の方が脱毛が少ないと聞いていますが、実際に受けられた方がいらっしゃいましたら、副作用などご意見をお聞かせ願えませんでしょうか?
また、その他の補助抗ガン剤治療はないものか、それも知りたいと思っています。
近いうちに腫瘍内科の先生のセカンドオピニオンも受けようかと考えているところです。
どんなささいな事でもいいので、経験者の方、ご家族の方、どうかご意見をお聞かせ下さい。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

2度の手術を経験され、さぞかしご苦労様です。



乳癌術後補助療法についてですが、
お示しの術後病理診断から、内分泌非反応性で、大きさ25mm、リンパ節転移陰性などにより、中等度リスクとされます。この場合では St. Gallen 2005 ガイドラインからも、主治医の言われるように術後補助化学療法が勧められています。一般的にはアンスラサイクリン系薬剤を含む化学療法(FECやACなど)やCMFが行われていますが、後者は前者よりも予防効果が少し低くなることも分かっています。

どうしても脱毛が心配な方にはCMFを勧めることがありますが、CMFでも部分脱毛はあります。ただし全部が抜けることはあまりありません。

他の薬剤で、脱毛がほとんど無く再発予防効果があるものとしては経口薬剤のUFT,TS-1を考えますが、UFTはFECやCMFより劣ります。TS-1については術後補助療法としてはまだ確立していません。

脱毛がとにかく気になるということですが、化学療法の再発予防効果(生命に直接かかわる)と一時的な脱毛(生命には関係ない一時的なもの)を十分に落ち着いて比較検討されているでしょうか。

脱毛は必ず治ります。治療前から脱毛時の準備をして、治療中は気に入ったかつらを身に着けて今までにないヘアスタイルを楽しむ、というような前向きな気持ちになれると良いのですが。
また、病院によっては看護師がボディイメージの変化について相談になってくれるかもしれません。大きな町では、かつらメーカーや美容室で相談できるところもあります。
外科医としてはやはり、少しでも再発の可能性を低くして、患者さんにずっと元気でいてほしいという願いから、抗がん剤を勧めるものです。

ただし、これは強制されるものではありません。最終的には価値観の問題となるので、主治医から十分に説明を受けた上で、抗がん剤治療を受ける受けない、抗がん剤の種類の選択はご本人が選ぶということになると思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまい、大変申し訳ありません。
丁寧でとても分かりやすいアドバイスをありがとうございました。
母にはもう一度、ゆっくり考えてもらうように行ってみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/26 20:58

下記URLでANo.2~5に参考頂ける部分があるかも知れません。




?http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=2311437?
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この回答へのお礼

ぜひ参考にしてみます。
ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/26 20:58

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