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人間には知的障害者という存在はありますが、犬や猫、カエルにも知的障害を持つものもいるのでしょうか?
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらお教えください。

A 回答 (3件)

 


  「知的障害」とは何かという定義の話になって来ます。つまり、人間の場合は、それはどういうものかは、かなりよく知られており、研究もされていますが、犬や猫やカエルの「知的障害」とはどういうことかです。
 
  犬や猫はかなりの高等動物です。カエルも高等動物ですが、犬や猫ほどではありません。犬や猫の場合、哺乳類ですから、誕生後にも脳の発達があり、幼獣の時、かなり基本的な重要な学習を行い、また猫などについては、その運動機能の発達についての有名な研究にあるように、あの精緻な運動能力は、生まれた後で、経験学習で構成されるものです(つまり、経験学習を阻害するような条件で育てると、運動機能に障害が出るので、逆にそういうことが言えるのです)。 
 
  しかし、高度な運動機能があるということが、「知性」のあることかというと少し違うように思えます。しかし、犬や猫にまったく「知性・知能」がないかといえば、そういうこともなく、犬も猫もかなりに狡猾で、彼らなりの知性を持っていると云えます。人間の言語を軸とした知性とは違って、直感的な判断知能のようですが、知能はあると云えます。また、それは学習と経験で築かれ、個体の素質で、同じような経験をしても、知能が優れたものと、そうでないものが分かれて来るので、知能のレヴェルが個体ごとであることになり、そうとすれば、標準の知能を維持乃至達成できない、「知的障害」個体というものが、犬や猫の場合もいることになります。
 
  カエルの場合の「知能」とはどういうことか分かりにくいですが、個体によって、行動学習とその成果に差異があるだろうとは云えるので、カエルも「知的障害」個体というのは考えられることになります。
 
  人間の場合の知的障害の原因は、参考URLにあるように、先天的なものから、先天的素質が原因で後天的に誘発されるもの、先天的原因はなく、後天的な損傷とか、酸素不足や薬物での大脳の機能障害などで起こる、後天的なものなどがあると云えます。
 
  これを犬や猫に当てはめると、犬や猫でも、先天的に知能障害の個体というものは存在すると考えられます。ただ、人間の場合でも、遺伝子異常が原因のダウン症などは、胎児段階で死亡しないで生まれて来るのですが、違った形の遺伝子異常は、胎児段階で死亡して生まれて来ないのと類比的に、犬や猫の場合、仮に胎児段階で死亡せず生まれてきても、育児配慮が人間ほど丁寧でないので、幼獣の段階で死亡して淘汰されてしまうとも云えます。先天的理由による知能障害の場合は、生存競争に勝つことができず、早くから死亡して育たないということでしょう。
 
  また、後天的な理由で、知能障害が起こった場合、以降の環境適応能力が著しく減少するため、生存が困難になり、人間に飼育されているなどの場合以外は、淘汰されると考えられます。人間が飼育している場合、犬や猫で、ばかな個体が時々います。あまりひどくない場合は、犬に芸を教え込もうとしても、なかなか覚えないとか、全然覚えないなどが、犬の気分や個体の性格以外に、知能で劣っているため、学習できないということは、経験でもあるのではないでしょうか。この知能が低い理由が後天的なのか先天的なのかは分かりません。ただ、以前に賢かった犬が、おかしな毒物を食べて生死を彷徨った後、おかしくなるとか、高熱の病気の後、あるいは、脳に損傷を受けるような怪我をした後、知能が低下するとか、学習や記憶能力が低下する場合は、後天的な知能障害でしょう。
  
  猫の場合は、家に閉じこめていれば分かるかも知れませんが、外に出て行くので、そういう知能障害に陥ると、戻ることができなくなったり、敏捷な運動ができなくなって、屋根から落ちて死ぬとか、行方不明になって、餓死するとか、結局淘汰されるのかも知れません。(猫の場合、知能障害になった猫が、観察しにくいという話で、同じところをぐるぐるまわるとか、おかしくなった猫というのはあります)。
  
  カエルについては、自然に住んでいるのが大体で、知能障害のカエルは、淘汰され、あまり観察されないのだろうと思います。
  
  つまり、「知能」の意味が、人間の知能とは少し違いますが、犬や猫、カエルにも「知能障害」個体はいるということです。
  
  >Tails Spirit
  >http://www.interq.or.jp/world/lost/mental/mr/gen …
  

参考URL:http://www.interq.or.jp/world/lost/mental/mr/gen …
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この回答へのお礼

ご丁寧な開設ありがとうございます。
う~ん、知的障害犬の存在も考えられそうですね。
「定義」の問題等、もう一度考えて見なければならないと感じました。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/04/06 20:06

はっきり申し上げて、いないのではないでしょうか。


知的障害ですよね。犬や猫、カエルは本能で生きています。だからもともと知的生物ではないと思います。
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この回答へのお礼

うーん、カエルはともかく、犬や猫には知性なるものも持っているように思うのですが・・・勿論、人間よりも随分多く、本能に依存する部分は多いでしょうが。いかがでしょうかね。

お礼日時:2002/04/06 19:57

「知的障害者」の定義とうするか.ということがありますが.「学習能力」に限るとあまり生きられないでしょうがいます。


神経毒性や遺伝毒性を調べるために実験的に変な薬剤を母獣に食わせて.子供を育てます。すると薬剤によっては学習能力が低い動物を作れます。ただ.多くの場合測定結果が出れば即殺します。
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