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カテゴリ違いかも知れませんが、「医学」というカテゴリがないのでこちらで質問させて
いただきます。

「分子整合医学」という医学(栄養療法)があります。
これは
「充分な栄養素を摂取し、生体機能を向上、自然治癒力を高めることによって病態を
 改善する」
という考え方の医学です。

これに関して以下の質問があります。知識をお持ちの方、ご回答をお願いします。

1)分子整合医学は、その科学的根拠が検証された、現代医学の正当なものですか?
 それとも、東洋医学のように、現代医学からは傍流または異端なものですか?

2)分子整合医学では、個人毎に必要となる栄養素の種類と量は異なるといわれていますが、
 その違いは何に根拠に決定されているのですか?
 また、どのようなしてそれを調べるのですか?
 (血液検査を用いるそうですが、それは標準量に対する過不足しかわからないのでは
  ないですか?
  血液検査で個人毎の必要栄養素とその量をどうやって決められるのでしょうか?)

3)栄養素を大量摂取しても量的に余分な分は、排泄されてしまうと言われています。
 分子整合医学において、充分な栄養素を摂取した場合でも、一定の量を越えれば、やはり
 排泄されてしまうのではないでしょうか?
 また、カルシウム、リン、鉄、ナトリウム、カリウム、ヨード、亜鉛等のミネラルは、
 本来極微量必要ですが、毒性を持つものもあり大量摂取は危険ではないのですか?

4)分子整合医学は、精神疾患に対しても、脳の栄養状態を改善する事で治療効果があると
 言われています。
 しかし、脳には血液脳関門(BBB:Blood-Brain Barriar)があり、これがフィルター
 となるので、脳に摂取した栄養素を不完全にしか送れないのではないですか?

以上、ご回答よろしくお願いします。
尚、「治療効果がありました」という経験談だけの回答はご遠慮ください。

A 回答 (4件)

こんにちは。


私はただのいち患者ですが、私の受診している病院では「自分でも栄養や食品について勉強し、治療に向けて何をするか考えること」を求められるので、分かる範囲でできるだけお答えしたいと思います。

なお、私の回答は「自分が受診している病院ではこうだ」という話がメインになります。分子整合医学の一環として「低血糖症」という病気の治療も行う病院なので、これを分離して説明することができません。その点、ご了承願います。
また、私の参考文献は「低血糖症治療の手引」(マリヤ・クリニック院長 柏崎良子/著)と「心の病は食事で治す」(PHP新書 生田哲/著)です。

1)分子整合医学は、その科学的根拠が検証された、現代医学の正当なものですか?
 それとも、東洋医学のように、現代医学からは傍流または異端なものですか?

今のところ、傍流または異端なものであるかもしれません。
科学的根拠については、その道の研究者によって検証されていると思いますが、一般的にはまだ広まっていないと思います。
一つの物事について、相反する理論がぶつかり合うことはよくあることだと思います。
一般の人間には、直接、医学的・化学的実験を行うすべが無いので、ある程度理論に納得できたら、あとは自分自身で試してみてどうか判断するしかないと思っています。

2)分子整合医学では、個人毎に必要となる栄養素の種類と量は異なるといわれていますが、
 その違いは何に根拠に決定されているのですか?
 また、どのようなしてそれを調べるのですか?
 (血液検査を用いるそうですが、それは標準量に対する過不足しかわからないのでは
  ないですか?
  血液検査で個人毎の必要栄養素とその量をどうやって決められるのでしょうか?)

血液検査の数値や症状の聞き取り、栄養素の性質によって、飲む量、タイミングなどを決めるようです。
私の場合、検査を受けに行った時点で「サプリメントの摂取を開始するかどうか」聞かれ、自分としては「低血糖症に違いないだろう」と考えていたので、処方してもらいました。この時点では、低血糖症治療の基本の処方のみです。
次回、検査結果を聞きに行ったときは、血液検査からタンパク質や鉄分の不足などが判明したので、追加のサプリメント等が処方されました。
その後は、症状の聞き取りによって、量の調整が行われます。

栄養素の性質ということについては、例えばビタミンBなら水溶性で蓄積性が無く、3時間くらいで尿中に排泄される。だから一度に大量に摂るのではなく、数回に分けて摂る、といった具合です。(過剰摂取の副作用については3)にて回答します。)

なお、薬の種類や服用の量が適切かどうか?という疑問については、一般的な精神科・心療内科の処方においても同じではないかなあと思います。(この匙加減について、分子整合医学との印象の違いは、メジャーかマイナーかということではないでしょうか。)

3)栄養素を大量摂取しても量的に余分な分は、排泄されてしまうと言われています。
 分子整合医学において、充分な栄養素を摂取した場合でも、一定の量を越えれば、やはり
 排泄されてしまうのではないでしょうか?
 また、カルシウム、リン、鉄、ナトリウム、カリウム、ヨード、亜鉛等のミネラルは、
 本来極微量必要ですが、毒性を持つものもあり大量摂取は危険ではないのですか?

危険でない量を飲むよう指示していると思います。
例えば、ナイアシンは飲むとホテリやのぼせを感じる人があるので、それを感じたら1錠ずつ減らすよう指示がありました。
また、ビタミンCは摂り過ぎると下痢、吐き気などを起こすことがあるが、量を加減すれば起こさなくなる人も多く、どうしても副作用が出る人にはCを減らしてEを服用させることで対応できる、と説明されています。

診察に行けば、サプリの摂取によって異常なかったかを必ず聞かれます。

また、「心の病は食事で治す」においては、病気の種類や服用している薬によっては摂取していけないサプリ等の記載があります。(例えば、SSRIを飲んでいる人がトリプトファンを飲むと、脳内にセロトニンの大洪水が起こる危険性がある、など)

4)分子整合医学は、精神疾患に対しても、脳の栄養状態を改善する事で治療効果があると
 言われています。
 しかし、脳には血液脳関門(BBB:Blood-Brain Barriar)があり、これがフィルター
 となるので、脳に摂取した栄養素を不完全にしか送れないのではないですか?

直接脳に栄養素をおくるということではなく、体全体の調子を整えること、それが精神の不調を治すことにつながっていくということじゃないかと思います。
低血糖症の話になってしまいますが、これは食生活の乱れ、ストレス、先天的体質などが原因となって、
すい臓が疲労する
→インスリンが急激に過剰に分泌されるようになる
→血糖値が下がり過ぎる
→集中力落ちる・気持ち悪くなるなど
→血糖値を上げるためにアドレナリンが頻繁に分泌されるようになる
→アドレナリンを分泌する副腎が疲労。アドレナリンでイライラ、またノルアドレナリンも分泌されるのでうつ感など生じる。自律神経が緊張する。
という悪循環が発生します。

対策として、
・食生活の改善により、すい臓と副腎が疲労しないようにする。
・日光浴でセロトニンとメラトニンの分泌を促す。
・軽い運動から始めて筋力をつけ、エネルギーを体に蓄えられるようにする。
など、さまざまな指導があります。

とてもすべては書ききれないので、不十分かもしれませんが、このくらいにしておきますね。
ご参考になればと思います。

この回答への補足

三点、追加の疑問がありますので、ご回答願えれば幸いです。

追加の疑問1)

>なお、薬の種類や服用の量が適切かどうか?という疑問については、一般的な精神科・心療内科の処方に
>おいても同じではないかなあと思います。(この匙加減について、分子整合医学との印象の違いは、
>メジャーかマイナーかということではないでしょうか。)

いいえ、分子整合医学の考え方からすれば、さじ加減といういい加減な方法では済まないはずなんです。

「分子整合医学」の祖といわれるライナス・カール・ポーリング博士がご自分の論文の中で、
『脳の重要な構成成分を至適濃度に整える分子整合医学療法は、多くの精神疾患患者にとって望ましい治療法
 となるであろう。』と述べているそうです。(東京メディカルケアセンターのHPより引用)

また、「心の病は食事で治す」(PHP新書 生田哲/著)のP42~P43の記述において
「・・テキサス大教授の故ロジャー・ウィリアムスである。彼のもう一つの発見は、『脳内物質の最適レベル
 は個人によって大きく異なる』ということである」と述べられています。

従って、個人個人で決まる最適量(ある程度幅があるとしても)を特定し、その量を厳密に投与する必要がある
はずです。だからこそ、分子の濃度を整合させる(整える)「分子整合医学」なのですから。
精神科、心療内科では、処方量に対して効果を見て手探りで増量していきます。
しかし、「分子整合医学」では、それとは違って最初から「最適量」が決定できなければいけないはずです。

【疑問】これら「最適量」を、なんらかの形で決定するにはどうされているのですか?

追加の疑問2)

>危険でない量を飲むよう指示していると思います。

これは、1)の疑問と関係しますが、ポーリング博士は至適濃度を、多くの場合「大量」を想定していました。
著書、『ビタミンCとかぜ、インフルエンザ』『がんとビタミンC』で「メガ・ビタミン主義」という考え方
をしています。

また、前掲の生田哲氏の著書の中でも、低血糖症に対するクロムの摂取量を一日200μg朝食後に一日一回
取得、マグネシウムを一日量400mgとして朝夕に200mgづつ取得としています。(前掲書P99)
ところが、調べてみると、日本で厚生労働省が発表している、
目標量(習慣的な摂取量が値に達しているか、範囲内にあれば、当該生活習慣病のリスクは低い。)と
上限量(習慣的な摂取量が量を越えるにつれ、過剰摂取に由来する健康障害のリスクが高くなる。)は、
共に一日の摂取量として、
クロム(暫定値):目標量40/25μg(男/女で18歳~69歳)、上限量は未定義。
マグネシウム::目標量350/280mg(男/女で18歳~69歳)、上限量350mg(成人、食品以外からの摂取)。
としています。(http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/11/h1122-2b.ht …
マグネシウムは、上限量を越えています。
(因みにアメリカでのクロムの上限値は200μg、マグネシウムの上限値は400mgです。)

この手の値は度々変わるものなので、一概に危険だと申し上げるつもりはありませんが、生田哲氏の推奨する
値が上限値を越えるか、上限値であるとは言えると思います。

【疑問】この摂取量を危険とみられるのかどうなのか、危険でないとするとその根拠はなんですか?

追加の疑問3)

>直接脳に栄養素をおくるということではなく、体全体の調子を整えること、それが精神の不調を治すことに
>つながっていくということじゃないかと思います。

これは、追加の質問1)に書きましたが、「脳の重要な構成成分を至適濃度に整える分子整合医学」としては
脳に栄養を送り込んで、その構成成分のインバランスを矯正するするのが趣旨だと思います。

【疑問】脳の血液脳関門(BBB:Blood-Brain Barriar)は、栄養を送り込む上での障壁ではないのですか?

以上、申し訳ありませんが、追加で回答いただけると幸いです。

補足日時:2006/09/28 02:57
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/28 03:05

#1です。

お礼をありがとうございました。

>以前、pink2362さんの質問:精神疾患の発生する理由でお会いしているんですけど・・

どうもです~、その節は大変勉強になりました。

うつ病ドリル読んでみました。
分子整合医学と、違っている部分もあるようだけど、かなり重複する部分が多いみたいだなと思いながら読みました。

ところで、「症状が重い人が、まずすること」の「ビタミン・ミネラル総合剤」の項目で、ちょっと気になった記載がありました。
『栄養所要量は「すでに健康な人がストレスなく肉体労働もせずにいて、栄養の欠乏症にならない量」であって、日常生活ではその数倍、病気や怪我をしている人はもっと必要になる。』
それから、表紙から入って「あなたを助けるサプリ」にて、
『【アミノ酸】うつ病で足りなくなる「セロトニン」「ノルアドレナリン」の原料。管理人がうつ病から回復する直接のきっかけとなった重要な栄養素。
セロトニンの材料となるアミノ酸「トリプトファン」と、同じくノルアドレナリンの材料となるアミノ酸「フェニルアラニン」を含み、必須アミノ酸を全てカバー。』

この2点は、fleursauvageさんが分子整合医学について疑問を感じた部分と同じことではないかな?と感じるのですが、違うのでしょうか。
(逆質問のような形で大変申し訳ありませんが、甘えさせてください。)

それから、私の場合、うつ病の症状よりも、低血糖症の症状のほうが合致していたので、自分にとっては正しい選択だったと考えています。
一般的な精神科・心療内科にかかって良くなっている方も大勢あると思うので、それを否定する気持ちはありません。
(ただ、診療に生活指導を取り入れてほしいとは思います。私はメンタル系の病院にそのまま通っていたら、きっと一日中寝ていたんじゃないかと思います。)

分子整合医学では、脳に直接栄養素を送り込む以外にも、いろんなアプローチで体調の改善を図っていると思います。
うつ病ドリルにあった、朝日を浴びる(日光を見る)、運動などもそうです。
それから、私の場合は血液検査でタンパク質・鉄分・亜鉛の不足が指摘されました。
タンパク質不足については、「あなたは尿酸値が低いから、もっと肉や魚を食べても大丈夫ですよ」と言われました。
データを総合的に使って、個別の対応をしてくれていると思います。

>そろそろ復帰ができそうですが。

良かったです(^^)
fleursauvageさんがきちんと治療に取り組んでこられたからだと思います。
復帰までゆっくり休んでくださいね。

私も分子整合医学についてはまだまだ興味があるので、この質問か、あるいは別カテにて質問なさったときに、別の方の回答がつくことを期待しています。

この回答への補足

再度のご回答ありがとうございます。
なんて、お互いお礼ばっかり言ってるとなかなか話が終わりませんね。(笑)

>うつ病ドリル読んでみました。
>分子整合医学と、違っている部分もあるようだけど、かなり重複する部分が多いみたいだなと思い
>ながら読みました。

わたしも久しぶりに読みました。
わたしが読み始めた頃の考え方は
「抗鬱剤SSRIは、セロトニンを増やしはしない。だったら外からセロトニンを取り込め!」
「そのためには、セロトニン、ノルアドレナリンの原料のトリプトファン、フェニルアラニンの入った
 プロテインを飲もう」
と謳っていました。
「分子整合医学」との違いは、うつ病に苦しんだ人が素朴な疑問から出発して体系化している点
ですね。(主催者の方は、本当にうつ病だったの?って思えるぐらい研究熱心です。)

その後、研究?が大分進んだみたいで、今は「扁桃体の興奮を抑えろ」になっています。

>『栄養所要量は「すでに健康な人がストレスなく肉体労働もせずにいて、栄養の欠乏症にならない量」
> であって、日常生活ではその数倍、病気や怪我をしている人はもっと必要になる。』

これに似た事は、生田哲氏も例の著書の中でおっしゃっていますね(P55)。

わたしの疑問は、
○「もっと必要になる」その量がどのように決定できるのか
○「もっと必要になる」でも限りなく多くて大丈夫なのか
というものです。

以前ご紹介しましたが、厚生労働省は「日本人の食事摂取基準について」で「目標量」と「上限量」を
定義し数値を発表しています。
ただ、この辺りの考え方は混然としていて、
○一つのビタミン/ミネラルだけで数値を決定できない。総合的に決定せざるを得ない。
○おそらく個人差もあるのに、厚生労働省の発表値は平均像でしかない。
○ミネラルの大量摂取は、ほぼ毒性を示す(ミネラル=金属)。しかし、その量については示していない。
 一方で、微量必須栄養素という呼称で少ないと欠乏症になるという。
などなど。

知りたいのは、自分個人として必要な量はどれだけ? なのにそれには答えてくれない。
そして、またさっきの疑問に戻るわけです。堂々巡りです。

>『【アミノ酸】うつ病で足りなくなる「セロトニン」「ノルアドレナリン」の原料。管理人がうつ病から
> 回復する直接のきっかけとなった重要な栄養素。
> セロトニンの材料となるアミノ酸「トリプトファン」と、同じくノルアドレナリンの材料となるアミノ
> 酸「フェニルアラニン」を含み、必須アミノ酸を全てカバー。』

必須アミノ酸って8つあって
○トリプトファン ○リジン ○メチオニン ○フェニルアラニン
○スレオニン ○バリン ○ロイシン ○イソロイシン
です。
だから、トリプトファンとフェニルアラニンだけでは足りないです。
「うつ病ドリル」の記述はなんだか変ですね。

この辺りに関してのわたしの疑問は、例の血液脳関門に関するもので、
○血液脳関門BBBが、トリプトファンを通しにくいのに、脳にうまく到達するのだろうか?
ということです。

このことを調べていたら、血液脳関門のおもしろい面が書いてあるページを見つけました。
(http://hobab.fc2web.com/sub7.htmhttp://hobab.fc2web.com/sub4-BCAA.htm)
「BCAA:血漿中のBCAA濃度が低下すると、脳内のセロトニン濃度が増加する。」

これによると、

必須アミノ酸=
 芳香族アミノ酸(AAA:トリプトファン、フェニルアラニン、(チロシン*1))
 +分岐鎖アミノ酸(BCAA:ロイシン、イソロイシン、バリン)
 +リジン、メチオニン、スレオニン
という関係になっています。(*1:チロシンはフェニルアラニンから合成される)

AAAとBCAAは、血液脳関門の通過時にぶつかりあってしまいます。
そして、BCAAは骨格筋で代謝をされるもので、インシュリンによりその代謝が促進されます。
なので血糖値を上げてインシュリンの分泌を促すと、BCAAが骨格筋に取り込まれ、BCAAの血中濃度が下がり、
AAAの血中濃度が相対的に上がるので、血液脳関門を通りやすくなるということでした。

この事は、chakora55さんからご指摘されましたけど、生田哲氏の例の著書に書かれていますね。
実際はインシュリンが直接トリプトファンの脳への取込みを助けるというより、BCAAが少なくなる事で
その隙をついてトリプトファンやフェニルアラニンが脳へ入っていくようです。

この理屈だと、chakora55さんの低血糖症がインシュリン過剰で起きてるとすると、むしろトリプトファンの
脳への取込みは良好で、セロトニンは沢山脳で合成されているはずですね。
でも、抑うつ感をお感じだったのですよね。セロトニン不足のうつではないんですね、おそらく。

つくづく、人間の体って不思議で複雑なものだと思います。

補足日時:2006/09/29 21:24
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この回答へのお礼

度々のご回答ありがとうございました。

>fleursauvageさんがきちんと治療に取り組んでこられたからだと思います。
>復帰までゆっくり休んでくださいね。

ありがとうございます。
2年間も休んでしまいましたが、わたしは運がよかったのだろうなと思います。
一回薬を変えてますが、最終的に副作用が少なくて効果が大きい抗鬱剤に巡り会えたことが一番大きいと
思います。
世の中には、副作用が割に効果がなくて、何回も薬を変えてる方がいらっしゃるようで、ここのQ&Aにも
そういう方の質問があがりますから。

それでは、また、どこかで。
わたしも「分子整合医学」に関する疑問は解消しておきたいので、できる限りいろいろなところで調べて
みます。

お礼日時:2006/09/29 23:01

#1です。


fleursauvageさん、すごいです! かなりお調べになっていたのですね。
追加の質問については、私の知識や自分で確かめられることの範囲を超えていますので、科学的なお答えができません。
私自身の推測と判断からの回答をいたします。
これ以上の「科学的根拠」は、ほかの方の回答を待つか、分子整合医学を取り入れている医師に直接確認してくださるようお願いします。
私自身の推測等でも良いということであれば、まだお返事できるかもしれません。

【疑問】これら「最適量」を、なんらかの形で決定するにはどうされているのですか?

東京メディカルケアセンターのHPに
「ビタミンやミネラルなどは、通常の状態ではホメオスターシス機構によって血液中の濃度は、常に一定に保たれるようになっています。つまりビタミンやミネラルの過不足は、血液中の濃度を測定しても評価することは困難です。
当クリニックで行っている血液検査は、ビタミンやミネラルなどが関係する生化学的な代謝状態を測定します。このことによって、ビタミン、ミネラルをはじめ、タン白質、糖質、脂質などの重要な栄養素の過不足を判断することが可能になります。」
とあるので、なんらかのノウハウを持っているのかもしれません。
具体的な分析方法(医学的手法)は存じていません。

【疑問】この摂取量を危険とみられるのかどうなのか、危険でないとするとその根拠はなんですか?

サプリメントについては、肯定的な説も否定的な説も両方あって、栄養素が不足でも過剰でもいけないことは存じています。
私が今までに見聞きしたことのある説は
○サプリメント肯定派
・化学肥料や農薬の使用により、土壌のミネラルが激減している。食物からだけでは充分な栄養素を摂取できない。
・体質や体調によっては、一般的基準と考えられている以上の栄養素が必要な場合がある(分子整合医学)。
○サプリメント否定派
・サプリメントに頼ると、食物から栄養素を抽出する身体機能が損なわれる。
・過剰摂取の心配
です。
かつては、私はどちらかというと否定派の説を信じていました。
しかし、自分がメンタルの病院に通い続けるかどうか考えたときに、メンタルの治療方針や薬のほうがリスクが高そうだと判断しました(判断の理由は最後に述べます。)

「危険でないとする根拠」は、自分自身で確かめる方法としては持っていません。
逆に、「厚生労働省の今の基準が本当にベストである」という根拠も知っていません。
私の場合は、メンタル系の治療と分子整合医学の理論を自分の中で天秤にかけて、そのうえでエイヤっと決めました。
もしも体調不良が現れたら、通院をやめるということも予め考えていました。

【疑問】脳の血液脳関門(BBB:Blood-Brain Barriar)は、栄養を送り込む上での障壁ではないのですか?

すみません。回答不能です。
障壁となることは明らかだろうとは思いますが、「どの程度の障壁になるか」という知識がありません。

【疑問】「最適量」を確保できないかもしれないのに、治療効果はあるのでしょうか?
    脳内構成成分のインバランスが残ったままになるのではないでしょうか?

分子整合医学は数ヶ月かけて是正していくものであるようなので、一気に最適量が確保されることは、むしろ難しいのではないかと思います。(推測です。)
薄皮をはがすように改善されていくものだと思います。

最後に、私が分子整合医学を選んだ理由は、下記のさまざまな要素が組み合わさってのうえのことです。
私にとっては、メンタル系に通院するのも、分子整合医学を選ぶのも、ほぼ同レベルの「賭け」でした。

・長年の不調に悩んだすえ受診したメンタル系の病院が、初診から5分間診察だった。メンタル系の掲示板などでは、「名医は顔を見ただけで病状がわかるから、診察時間が短いのが悪いということではない」という意見を良く見ますが、私の子供のかかりつけ医が生活指導・まぶた裏の視診・腹部などの触診などをやってくれる「良い意味での古いタイプの医師」なので、初診から患者の話もろくに聞かずに診断を出す医師など信用する気持ちになれません。(とても良い先生がおられるのであろうことは分かっています。)

・いきつけの整骨院で、先の病院から出た安定剤等のお薬手帳を見せたところ、「精神の薬は神経をズタズタにするからやめたほうがいいよ。…ずいぶんたくさん出されてるねえ」と言われた(鵜呑みにしたわけではありません。判断材料のひとつとして聞きました)。

・さまざまな分野で、それまで常識とされていたことが、新たな研究で覆されるケースがかなりあること。

・分子整合医学以外の件で、マイナーな理論を実行したところ、非常に自分に合っていたという経験を持っていること。

・かなり以前にも「低血糖症」の理論を聞いたことがあって、そのときにも「自分は低血糖症では」と思ったことがある。(そのときはまさか本当に受診することは考えていませんでしたが。)

・身近にいるメンタルの治療を受けている人たちが、かなり長期に渡っていたり、再発を繰り返している。いつもボンヤリした表情をしている。

・分子整合医学を受けていて、実際に体調が改善しつつある。

長々とすみません。このように、私は「ある程度理論に納得できたら、あとは自分自身で試してみてどうか判断する」という方法を取っています。(もちろん、リスクのほうを高く感じたら、鼻にも引っ掛けません。)
fleursauvageさんの望んでおられる回答の形ではないと思いますが、ご勘弁ください。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
なんだかchakora55さんを詰問するみたいになってしまって申し訳ありません。
(以前、pink2362さんの質問:精神疾患の発生する理由
 (http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2412077)でお会いしているんですけど・・)

確かに一人の患者としてお答えできるのは限りがありますし、完全なお答えでなくてもご協力いただけた事
に感謝します。
これでまたわたしがコメントや質問をするとchakora55さんをイジメてるみたいなので、今回は特にコメント
はしません。
他の方が回答していただけるのを待つか、「生物学」のカテゴリで質問してみようかと思います。

ただ、わたしの立場とスタンスだけご説明しておこうかと思います。

○わたしはうつ病で2年以上休職中です。そろそろ復帰ができそうですが。
○精神疾患の薬剤は、一応の説明は付くが、その効果については絶対的・確定的でないと思います。
 (統計学的に治験の結果を処理しているので、平均的な人にしか効かない可能性が高い。)
○それでも、脳にダイレクトに働きかけるという点で薬剤をベストだと思っています。
 (副作用を気にしながらも、うつ病は脳の病気だという認識があるからです。)
○その一方で栄養療法、サプリメントの使用は自主的にやっています。効果は顕著でないんですが。
 (「うつ病ドリル」という個人サイト(http://server343.dyndns.org/utu/)に従っています。
  このサイトの主催者の方は、9年かかっていたうつ病を45日で治したそうです。)
○反面「分子整合医学」には、chakora55さんに質問させていただいたような疑問が沢山あって、どちらかと
 いうと懐疑的、言い方を変えれば治療受けるというより探求してみたいという想いがあります。

以上です。

繰返しになりますが、追加の質問にご回答いただきありがとうございました。

補足日時:2006/09/28 23:11
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この回答へのお礼

本当にご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/28 23:20

#1です。


書籍「心の病は食事で治す」に脳関門のことが記載されていたので、補足します。

トリプトファンはアミノ酸のなかでもっとも脳関門を通過しにくいとあります。
このハードルを越えるためには、トリプトファンを空腹のときに果物ジュースといっしょに摂ることだそうです。
果物ジュースによって血糖値が上がり、インスリンが放出される。インスリンが、トリプトファンの血液―脳関門通過を助ける、とあります。
(これは私の推測ですが、低血糖症患者はこの手が使えない、あるいは避けたほうが良いのかもしれません。)

書籍には、トリプトファンを服用してはいけない人、細心の注意を要する人として、次の人を挙げています。
・抗うつ薬としてMAO阻害薬を服用している人
・深刻な肝臓障害がある人
・妊婦(最大1グラムまでトリプトファンを摂取しても良いが、医師の指導を受けること)
・抗うつ薬を服用している人

この回答への補足

更なるご回答ありがとうございます。

ご指摘の箇所(生田哲氏の著書のP196)は、わたしも読ませていただいております。
そして、また追加の質問なのですが(申し訳ありません)。

追加の疑問4)

>トリプトファンはアミノ酸のなかでもっとも脳関門を通過しにくいとあります。
>このハードルを越えるためには、トリプトファンを空腹のときに果物ジュースといっしょに摂ることだそうです。
>果物ジュースによって血糖値が上がり、インスリンが放出される。インスリンが、トリプトファンの血液―
>脳関門通過を助ける、とあります。

もともと、血液脳関門(BBB)は、特異な動きをするフィルターで、その通路の大きさが通過させる物質を決定
していません。通路より小さい物質でも通さない事がある一方で、大きな物質でも通す事がある、ある意味とても
特殊な動きをします。
トリプトファンはその通りにくいアミノ酸の代表的なものです。

そして、うつ病のセロトニン仮説に従うと、脳内のセロトニンの不足がうつ病の原因といわれています。(他に
ノルアドレナリンも関係しているらしいですが)

これを、「分子整合医学」で治療しようとすると、個人個人の「最適量」の栄養素を送り込んで、セロトニン
不足を解消すればいいことになります。
ところが、そのセロトニンの原料とあるトリプトファンが血液脳関門を最も通過しにくいアミノ酸の一つである。
それを、通過させるためにはインシュリンを「補助」に使うというのが、生田哲氏のお考えです。

しかし、飽くまで「補助」なんです。完全に「最適量」を送り込まなければいけないところなのに、不完全で
不足する可能性もでてくると思います。
(最適量の問題は別に質問させていただいてますのでここでは、概念としてだけ用いさせていただきます。)

【疑問】「最適量」を確保できないかもしれないのに、治療効果はあるのでしょうか?
    脳内構成成分のインバランスが残ったままになるのではないでしょうか?

以上、追加の質問を一つさせていただきました。他の質問と合わせて4つになります。
お手数をおかけしますが、ご回答いただければ幸いです。

補足日時:2006/09/28 03:39
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/28 03:43

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