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運転席の後ろで前方を見ていると、黄色に赤線の入った標識で「区分通過 ○両」というのをよく見かけます。
これの意味が分かる方、教えて下さいませんか。

A 回答 (4件)

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|区分通過|
|-(赤線)--|
| 6 両  |
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こんな標識ですね。
これはJR九州のやつで,意味としては#3氏の言われる「交交セクション」を「○両編成の電車が抜けた」というものです。

「交交セクション」とは#3氏の言われるように,変電所から供給される
電気の区分点(セクション)で,
異なる変電所からの電気を混ぜないようにするために,ここではモーターを切って走る必要があります。

この手前には
http://deadsection.image.coocan.jp/dead_sec/kino …
のような「セクション開始」を示す白地に赤斜線の標識があり,
n両編成の電車はこの標識から「区分通過 n両」の標識までの間,
惰行(モーターを切って,惰性で走る)しなければいけません。

「なぜ?」という疑問に答えるには電気の知識が必要ですが,
http://deadsection.image.coocan.jp/dead_sec/dead …
ここが詳しいでしょう。
(正確さを省いて簡単に言うと,「電圧が違うから」でもいいような気もしますが)
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この回答へのお礼

それそれ!その標識です!
電気の話はチョ~苦手で、とっつきにくいのですが、「車両の安全と保護のための物」という理解でよいのですね。
有難うございました。

お礼日時:2006/10/03 22:16

ANo.1のPAPです。

ANo.1の内容に誤りがありましたので訂正します。

直流区間の場合、区分にある2本の架線が平行したエアセクションにパンタグラフがある状態で
「停止すると」ショートして大電流が流れて架線溶断を起こす危険があります。

ANo.1では「力行できない」と回答しましたが、「停止できない」の誤りでした。
お詫びいたします。

なお、交流区間でもこのような区分があり、交交セクションと言います。
交交セクションでは、2つの変電所からの電気が同じ周波数でも、通常は位相差というものが生じて障害を起こすので、これを防ぐためセクションを惰行で抜けることになっています。
ただし、新幹線で使用されているAT饋電(きでん)方式の交交セクションでは惰行する必要がありません。

以上のように、直流のエアセクションと交交セクションを混同して回答してしまいました。
重ねてお詫びいたします。
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もしかして質問者様が乗車されているのは交流区間でしょうか?


交流区間では変電所間で周波数が異なってしまうために、電車が力行したままでセクションを通過すると異なった周波数の電流が車両内に入ってしまうので、惰行で通過することになっています。

直流区間ではこのようなことはありません。変電所のセクションで力行したままで問題ありません。
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この回答へのお礼

変電所の区切りを運転士に知らせる物なんですね。
なにぶん電気の事は疎いもので。。。
有難うございました。

お礼日時:2006/10/03 22:20

お乗りになったのは電車であろうと想像します。


電車の場合は、◆変電所はA地点からB地点まで、★変電所はB地点からC地点まで、▲変電所はC地点からD地点まで・・・と言った具合に、各変電所が電力を供給する区間が決まっています。距離の短い路線の場合は1つの変電所だけといったこともありますが、走行する電車の数(使う電気の量)と変電所が供給できる電気の容量の関係で、いくつかの区間に別れます。
例えば、先日の京葉線の事故のニュースでも「火災を起こした変電所は東京~新木場間の電力を供給し・・・」と言っているのをお聞きになったかも知れませんね。

さて、B地点では◆変電所からの架線と★変電所からの架線が来ているわけです。この2本は通常、一部区間を平行して貼っています。運転席の後ろから架線を見ていると、B地点やC地点に相当する箇所では1本だった架線が寄り添うように2本になり、そのあと1本が別れていって再び1本になる光景を見ることができるでしょう。

このように、2箇所の変電所からの架線が平行している部分で、力行(電車にパワーをかけることです)すると、非常に大きな電流が流れてしまって、架線が溶けて切れてしまうことがあります。
このため、このような2つの変電所からの架線が来ている区間を区分と言い、それを運転士に知らせるための標識を区分標識と言います。

ご質問の件については推測になってしまうのですが、この力行できない区分を通過して、再び力行可能な状態になったことを知らせる標識であろうと思います。当然、電車の両数によって区分を抜けきる位置が違いますので「○両」で○両編成は区分を通過したことを知らせているのでしょう。
区分は動くことがありませんので、プロである運転士は体で覚えているはずですから、このような標識は必要ないという考えもあるのですが、ポカミスで架線が切れたときの影響が甚大なので、このような標識が設置されているのでしょう。
よく乗られるようでしたら、今度標識の手前あたりで架線に注目してみてください。
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