
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
No2さまのおっしゃることでほとんど言い尽くされていますが、
パンダはまずありえないでしょう(笑)だいいちパンダが発見されたのが1869年フランスの宣教師によって。あんな生き物を知っている漢民族なんてほとんどいなかったわけですし、恐らく中島も知らなかったでしょう。
さて、本題に移ります。
伝統的に中国で言われる猛獣は虎、狼、熊、豹、豺(山犬:音はサイ)あたりでしょうか。
その中で、李徴の「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」を表現できる動物と言えば、群れない動物→虎・熊or豹ですね。
そして、人を食い殺すほどの猛獣となると、水滸伝などの例を俟つまでもなく、虎ということになるでしょう。
No.5
- 回答日時:
こんばんは。
私見ですが、虎は中国において残忍なものの象徴として古来描かれてきたのではないでしょうか。論語などにも残忍なもの、苛酷なものの象徴として虎が出てきます。「虎狼の心」(残忍な心)などといった表現もあります。ですから李徴が猛獣になるとすれば「その内面にふさわしい」のは「虎」なのだと思います。
No.3
- 回答日時:
熊じゃ遅くて話にならねーから。
夜は見えないし。^^;
熊猫などは問題外。
狼は集団で行動するし、人は食わない。
どの動物も知能的です。
まあ、水彩画でもトラが定番でしょう。^^
狂った獣のごとく。
No.2
- 回答日時:
「山月記」の元になった中国の昔の作品に「人虎伝」というのがあります。
(yahoo!、google等で「人虎伝」で検索すると、「山月記」と比較ながら紹介したサイトがたくさん見つかります。ぜひご覧ください。)だから、虎というのは当然ともいえます。もし、授業で先生が「人虎伝」の存在に触れていないのなら、あなたの調査(^^)による発見として、理由の一つにあげていいと思います。
でも、もちろん、「山月記」執筆にあたって、熊やパンダに変えてもよいので、やはり他の理由も考えないといけませんね。
「中国っぽいから」という質問者様の答も理由のひとつにはなると思います。これももちろん中島敦が、アフリカを舞台にしてライオンにした方がよいと考えれば、そうなったでしょうが、漢文学の素養の深い中島としては、そういう発想はおそらく出てこなかったでしょう。
「何故他の『猛獣』ではなく」というのなら、「パンダ」は猛獣のイメージはあまりないと思います。もちろん現代の我々の感覚ではなく、中島の時代のパンダがどんなとらえ方をされていたかを調べておく必要はあると思いますが、虎との比較において猛獣性は劣ると思います。熊もパンダほどではないにしても同様でしょう。
No.1さんがおっしゃるように李徴の「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」を表す「猛獣」としてのふさわしさが大きな理由と言えると思います。
No.1
- 回答日時:
「己の不遜な自尊心のため!」と答えるのがベターでしょう。
「では、何故虎に?」それは、「不遜」という言葉と虎が適合すると作者(中島敦)が考えたのでしょうね。元来、きつねや狸に比べ、虎は狡猾性が薄いし、それでいて威厳があるからでしょう。以上、推論ですが・・・。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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