
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
もちろん、知行地を与えられた旗本のほうが格上です。
知行地と蔵米では意味が全く異なるのです。蔵米は現在の給料に当たります。単なる「経済的利益」であり、使ってしまえばそれまで、何も残りません。しかし、知行地は違います。知行地を与えられるということは、その土地の統治権(警察権、裁判権、徴税権など)を与えられたことを意味します。
つまり、知行地を与えられた旗本は領主、蔵米を与えられた旗本はサラリーマンということです。領主は大きな権力と責任を負担する一国一城の主であり、単なるサラリーマンとは比較にならないほど格式の高い地位です。
なお、石は体積の単位であり、1石は約180リットルです。300石取りということは、帳簿上、300石の収穫があるとされている土地を与えられたということであり、実際に300石の収入があるという意味ではありません。実際の収入は領地経営の良否によって増減します。
No.4
- 回答日時:
皆さんの答え通り、知行取りが格上です。
知行取りの石と蔵米の俵は、収入としては大差ありませんが、知行取りは土地の支配権を任された地頭であり、大勢の村人、村役人、庄屋の上に立っています。 蔵米取りは個人的部下は少数で、三百俵取りなら屋敷内の数人にしか過ぎません。
ついでながら元禄の頃、旗本の五百石以下の知行取りは蔵米支給に変えられ、その土地は天領として代官支配になりました。 三百石なら蔵米ですが、家格はそのまま残り三百石取りといわれました。
各藩でも多くはこれに倣い、知行取りを蔵米支給(禄米)に変えました。 加賀藩のように多くを変えた藩と、尾張藩のように全く変えなかった所があります。
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